2008年07月18日

分離主義組織幹部が武装闘争休止宣言、正常化への影響は疑問視

 ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・・パッタナー党のチェーッター党首(元防衛大臣、元陸軍司令官)は17日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与してきたとされる分離主義組織の幹部が武装闘争の休止を宣言する模様を撮影したビデオテープをテレビ局ch5を通して公開した。

 公開されたビデオは、南部地下集結グループなる組織の幹部とされる人物が、マレー語系の方言で南部国境三県内のタイ人に平和をもたらすために7月14日12:00を持って全ての武装闘争を休止させ、タイ当局側の正常化に向けた取り組みを支援していくとした上で、全ての組織に対して活動の停止を呼びかける模様が記録されたもので、チェーッター党首によると、この"休止宣言"は、政治的な思惑や来る内閣改造で防衛大臣のポストを得たいとの思惑とは一切無関係に、陸軍副司令官時代から継続的に取り組んできた南部対策の一貫として個人的に交渉を行ってきた結果、先方が無条件で受け入れたものだという。

 また、この休止宣言が情勢の正常化に繋がる可能性に関しては、末端の組織にまで幹部側の意思が伝わっているかに関しては依然明確になっていないとしたが、11のグループを傘下に収めている組織の幹部が無条件に休止を受け入れていることから、引きつづき各グループと継続的に対話をすることにより正常化を現実的なものにする事が出来るとの考えを示した。

 しかし、今回休止を宣言をした組織や幹部がこれまで殆ど知られていなかった事、また、当該組織と一連の不穏な動きに主導的な立場で関与し、一部地域の住民を事実上支配下に置いているとされるBRNコーディネートやRKKを始めとする傘下の新興分離主義組織との関係が不明である為、今回の休止宣言が正常化へ与える影響に関して疑問視する声もある。
posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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