更に、情報当局筋によると、8月の、特に分離主義組織の精神的指導者のスンロン師が失踪した8月13日、及び分離主義組織の統轄組織とされ、傘下に新PULOやBRN、BIPP、GMIP等の組織が参画しているブーサートゥーの創立記念日とされる8月31日前後を中心に大規模な破壊活動が計画されている恐れもあるという。
一方、国境警備警察当局は21日、ソンクラー県のナータウィー郡、テーパー郡、サバーヨーイ郡及びヂャナ郡の4郡内で、イスラム系の若者グループが忽然と姿を消すと共に見慣れない者の姿が頻繁に目撃されている事を明らかにした上で、武装闘争休止宣言を受けた破壊活動実行に向けた何らかの前触れである恐れがあるとして、関係当局と共同で主要ヶ所の警戒を強化した事を明らかにした。
イスラム系の若者グループが忽然と姿を消す現象は、同県と隣接する南部国境三県内でも確認されているという。