2008年07月24日

首相、カンボジアの総選挙終了後にカオプラウィハーン情勢は改善に向かう

 サマック首相は23日、カンボジア国内で27日に行われる総選挙の終了後にカオプラウィハーン遺跡周辺の国境係争地を巡った両国の対立は改善の方向に向かうとの考えを示した。

 発言の中でサマック首相は、カンボジアが仕掛けてきたゲームにタイ側がのる必要は無いと語り、カンボジア側の動きの背景に政治的な思惑があるとの考えを示唆した上で、カンボジア国内で総選挙が終了する27日以降にカンボジア側の態度が変わり、二国間による話し合いによる解決に応じる事になるとの考えを示した。

 また、ブンサーン国軍最高司令官が両国の首脳同士の話し合いによる解決を呼びかけている事に関しては、先方(フンセン首相)は現在27日の総選挙の事で頭がいっぱいで、今は先方に対して「貸しを作っている」段階であるとし、当面首脳会談に臨む考えが無いことを明らかにし、更に、今回の問題によりタイ側が領土を失う可能性に関しては100%あり得ないとし、その根拠に関しては、時期的に最も適切であると思われる27日朝に放送される定例政見放送の場で明らかにするとした。
posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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