発言の中でサマック首相は、カンボジアが仕掛けてきたゲームにタイ側がのる必要は無いと語り、カンボジア側の動きの背景に政治的な思惑があるとの考えを示唆した上で、カンボジア国内で総選挙が終了する27日以降にカンボジア側の態度が変わり、二国間による話し合いによる解決に応じる事になるとの考えを示した。
また、ブンサーン国軍最高司令官が両国の首脳同士の話し合いによる解決を呼びかけている事に関しては、先方(フンセン首相)は現在27日の総選挙の事で頭がいっぱいで、今は先方に対して「貸しを作っている」段階であるとし、当面首脳会談に臨む考えが無いことを明らかにし、更に、今回の問題によりタイ側が領土を失う可能性に関しては100%あり得ないとし、その根拠に関しては、時期的に最も適切であると思われる27日朝に放送される定例政見放送の場で明らかにするとした。