実行犯側は、銃撃を受け制御を失い停車した児童送迎用小型トラックの運転席にいた男性に向け再度至近から銃弾を撃ち込んだうえで逃走した。
ヤッラー県県都内では、23日7:00過ぎ、出勤する教師の安全確保の為に徒歩で路上の安全確認作業を行っていた軍関係者を狙った爆発が発生し、軍関係者2人が重傷を負った。
ナラーティワート県インゴー郡内では、23日午前、路上脇にあったゴムの苗の束に腰掛けていた41歳のイスラム系住民男性が、バイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡した。
また、同県の警察当局は、23日午前ランゲ郡内の森林内で分離主義組織が使用していたと見られる軍事訓練用の施設と組織関係者が潜伏用に使用していたと見られる宿泊用のテントを発見した。
立地条件等から、付近の村の住民が分離主義組織関係者の潜伏に協力していた疑いも持たれている。
発見された場所が、チェンラーイ県出身の女性教師(当時は臨時講師、死亡後教師に昇格)が、分離主義組織関係者により煽動された住民等に暴行を受け死亡した事件が発生した村の裏手にあることから、警察側は、この暴行事件に関与した者や走行中の列車内で鉄道警察官や鉄道職員を殺害した事件の実行犯等が一時潜伏する場所として使用していた疑いもあると見て捜査を開始した。