尚、16日朝の時点では、各メディアがATM5台から総額1,000万バーツ以上が強奪されたと報じていた。
4人は、警察の取り調べに対して4箇所のATM機から盗み出した総額15,000万バーツの現金の殆どを、主犯格と見て警察が身柄を負っている同じ会社の36歳の男がこれまでに10台以上のATM機から盗み出した現金の帳尻あわせの為の補填にあて、残りの120万バーツを自宅に持ち帰ったと供述しているという。
4人によると、主犯格と見て警察が負っている36歳の男は、競馬やサッカー賭博に数万バーツを費やすような人物で、男の為に40台以上あるATM機から現金を移し替えて帳尻を合わせを行っているところだったという。
しかし、警察側は全てを男に責任転嫁する4人の証言を信用する事ができないとして、引き続き事情聴取を行うと共に、ATM機からの現金強奪に組織的に関与した疑いがある4人や男と同じ会社に勤務する7人の逮捕状の発行を新たに請求する方針である事を明らかにした。
警察が主犯格と見て追っている男のサラブリー県内に住む姉によると、男は冗談交じりで会社の11人と一緒になって長期間に渡ってATM機から現金を着服してきた。抜け駆けはできず、捕まるときは一蓮托生だと語っていた事があったという。
男及び逮捕された4人、新たに逮捕状が請求される予定の7人が勤務している会社がアユッタヤー銀行と締結していたATM機への現金補填作業の請負契約は17日を持って解除される予定になっていた。