この裁判は、チューウィット氏が、バンハーン氏が2007年12月23日の総選挙活動期間中に旧タイ・ラック・タイ党系のパラン・プラチャーチョン党と連立する事は無いとした前言を翻して同党と連立した行為は国家に対する裏切り行為であると発言した事により名誉を毀損されたとしてバンハーン氏が1億バーツの損害賠償の支払いを請求していたもので、この問題発言に先立ち、チューウィット氏はチャート・タイ党の候補者擁立方針に反発し党を離脱していた。
裁判所側は、チューウィット氏の発言は、氏の政治家としてのスタイルに則った権利として認められている政治に関連する論評行為であると判断し無罪の判決を下した。