書簡の中でタクシン元首相は、自らがカンボジアの顧問に任命された背景に何ら隠された思惑は存在していないとした上で、かかる顧問任命に対して政府側が大使を召還し外交レベルを引き下げた事は、両国間の関係だけでなく両国の経済に多大な影響を及ぼす感情的且つ思慮を欠いた過剰反応であると指摘した。
更にタクシン元首相は政府は国内問題を誤魔化す為に隣国に対して圧力を加えていると指摘した上で、アピシット首相及び民主党に対してあらゆるものを政治に結びつけて考える事を止め、国家及び国民への利益を人質にすることなく、国民が抱える問題の解決に邁進し実体のある成果を上げる事に注力するべきであると指摘した。