2006年02月25日

首相、解散理由説明でも姑息な発言に終始

 タクシン首相は、昨日20:30から放送された下院議会の解散説明の場で、国民に権限を返上することが政治的な対立を解消する上で最善の手段であるとの判断から解散に踏み切ったと説明しました。

 首相は、発言の中で、依然多くの国民が私を支持している中で、一部の政策によって利益を失った人物や政治組織があらゆる手段を講じて政府を崩壊させようとしており、政府はこれまで地道に彼らの非難に応える努力をしてきたが、彼らは全く聞く耳を持たなかったと語り、暗に市民集会側を非難した上で、「しかし私は衆愚の法理(ゴット・ムーを意訳)を持って私を服従させようとする彼らの行為を認めるわけにはいかない」とし、敢えて政府の権限を国民に返上し国民の評決を受けることが最善の解決策であると判断するに至ったと語りました。

 タクシン首相によると、識者や政治的に中立な人物と相談の上で決心したんだそうです。

 更にタクシン首相は国民に向かって、「現在の政府に再度政権を委ねたいか否かの判断は国民に委ねられている。結果如何であろうと私は喜んで受け入れる」と語った上で、しっかり「どうか私を信じ再度支持して欲しい」と訴えていました。

 解散が正式に決定するのに先立って、昨日朝タクシン首相は農業協同組合関連の会合で「私を追い出そうとしている者を受け入れる事は出来ない。しかしもし皆が私に飽きたというのであれば、どうか私を故郷に送り返して欲しい、また、もしまだ私を働かせたいと思うなら私に投票して欲しい。喜んで皆の為に全力を尽くして働く」と発言していたことから、遂に下院解散の方向で動き出したとの観測が支配的になっていました。

 今回の即日解散を受け、中央選挙委員会は下院議員選出総選挙の投票日を4月2日に設定する決定を行っています。また、この決定に伴い、3月2日から3日まで比例代表制選出候補の受付を行い、3月4日から8日にかけて各地方区の選出候補者の受付を行う方針を明らかにしています。尚、上院議員選出選挙は予定通り4月19日に行われます。


posted by Jean T. at 02:11| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする