2010年03月12日

タクシン元首相は政治活動禁止違反でドバイから退去勧告? 外務省が事実関係の確認へ

 パニット外務大臣補佐官は11日、政府側の要請を受けドバイの当局がタクシン元首相に対して政治活動禁止違反で退去勧告をしたと伝えられている事に関する事実関係の調査に乗り出した事を明らかにした。

 これに先立ち、民主党のテープタイ党首付報道官が、アラブ首長国連邦の大使に対して、反独裁民主主義同盟や赤服軍団の集会でのタクシン元首相のビデオ演説を記録したビデオで如何にタクシン元首相がドバイを拠点に禁じられている政治活動を行っているか説明し、大使側から理解を得られていた事を明らかにしていた。

 また、退去勧告の噂に絡んで、タクシン元首相が既にドバイを出発し、赤服軍団の指揮を執るためにカンボジアのシエムリアップに向かったとの噂も広がっている。

 パニット補佐官によると、現在退去勧告の有無と共にタクシン元首相がカンボジアに向かった可能性に関しても調査を行っているという。

 一方、タクシン元首相付の法律顧問だったノパドン元外務大臣は、アラブ首長国連邦がタクシン元首相に退去を命じたという噂を否定した上で、あらためて同国と同元首相の関係が良好な状態にある事を確認した。

 また、タクシン元首相がカンボジアに向かう可能性に関しても、当面は予定が無いとした上で、近々娘に会うためにスイスに向かう予定になっている事を明らかにした。

posted by Jean T. at 20:40| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする