2010年04月10日

平和維持本部、排除行動は正常化の為の唯一の選択肢 - 実弾使用を否定

 平和維持本部は10日17:00過ぎに放送された緊急特別放送の中で、現在執られている反独裁民主主義同盟のデモ隊に対する強制排除は、正常化を実現させる為の唯一の選択肢であるとした上で排除行動の際に実弾を使用したとの同盟側の指摘を否定した。

 パニターン政府報道官代行は、現在展開されている同盟の2箇所の集会会場に対する強制排除行動は、迅速に正常化を実現させ通行路を確保する為に必要な唯一の手段であるとした上で、引き続き国際基準と人権、法を尊重し任務を遂行していく方針である事を明らかにした。

 また、国民に対して流言飛語に惑わされないよう呼びかけると共に引き続き国民への最新情報の提供に努めていく方針である事を明らかにした。

 一方、サンスゥン陸軍報道官は、デモ隊の一部が銃器や爆発物を所持しており、これまでの排除行動で軍側に2人の負傷者が出ている事を明らかにした上で、軍側には国民に向けて銃弾を発砲する事を命じる方針が無いことを確認した。

 サンスゥン報道官によると、現場で銃器を所持しているのは後方に控えている士官や上級陸曹クラススの者に限られているという。

posted by Jean T. at 20:06| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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