また、警察によると、スラチャイ容疑者は、黒服軍団の一員としてカッティヤ少将の立案及び指令に基づき行動し、また黒服軍団が台湾で戦略的軍事訓練を受けていたこと、更に同容疑者が潜伏先のカンボジアから帰国した後にカッティヤ少将配下のグループの再組織に動いていた事を認める供述を行っているという。
スラチャイ容疑者は、15日朝にロッブリー県県都内にあるホテルにいるところで警察のパトロール隊に身柄を確保されていたもので、予てからルンピニー公園前の検問所に向けM79を発射し警察官4人を死傷させた容疑の他に首都圏警察本部ルンピニー署の警察官住宅に向けたM79の発射やサーラーデーン交差点の検問所に向けたM16の発砲容疑で特別捜査局から身柄を追われていた。尚、同容疑者に関しては、非常事態宣言施行規則絡みでの逮捕状は発行されていない。
また、スラチャイ容疑者が関係を認めている黒服軍団は、同盟のデモ隊と治安当局が衝突した際に度々姿が目撃されていた。
スラチャイ容疑者は逮捕された際に、地方の指導者の暗殺準備の為に別の場所に向かうところだったと語っていたという。