2010年12月03日

首相、オバマ大統領からボウト被告引渡催促の電話があったとの疑惑を否定

 各報道によると、アピシット首相は2日、アメリカのオバマ大統領から死の証人ことビクター・ボウト被告のアメリカへの身柄引渡を催促する電話があったとの疑惑を否定した。

 これは、Wikileaksに公開されている在バンコクのアメリカ大使館の機密公電から、ボウト被告の身柄引渡実現の為にオバマ大統領自身が直接タイの首相に催促の電話をしていた疑惑が持ち上がっていることを受けたもので、アピシット首相によると、問題の文書か送信された時期にアメリカ大使から、ボウト被告案件への妨害工作に対する懸念が伝えられたが、オバマ大統領から身柄引渡の働きかけは受けていなかったという。

 公開されているアメリカ国務省や在バンコク大使館の機密公電によると、在バンコクのアメリカ大使は、ブート被告を支援する複数のロシア人により証人買収が行われていると確信しており、昨年2月に同大使がアピシット首相と面会した際に、ある証人に虚偽の証言をさせる為にタイ当局者が買収されていることを裏付ける証拠があると警告していたという。

 また、一審でブート被告のアメリカへの身柄引渡請求が棄却された際には、アメリカ大使は失望を表明していた上で、オバマ大統領自身が直接アピシット首相に電話をし働きかけることが最も効率的な解決手段であると指摘していたという。

posted by Jean T. at 00:00| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする