日本人カメラマンの死亡に関しては、先に法務省特別捜査局が、強制排除の際に死亡した89人の内、ドゥシット動物園前、アヌソン交差点及びパトゥムワナーラーム寺での死亡者と同様に治安当局側が死亡に関与している疑いがあるとして法規程に則り国家警察本部に捜査を移管する手続きを行っていた。
ロイターが入手した法務省特別捜査局のレポートによると、治安当局と赤服軍団が衝突した現場で取材中だった日本人カメラマン(43)の死亡に絡んで、軍の方向から銃撃による閃光が走ると同時にカメラマンが倒れたころが目撃されていたという。
また、同レポートは、パトゥムワナーラーム寺内で高速弾により死亡した6人の内3人が、証拠や目撃証言等から当時任務遂行中だった治安当局側による銃撃により死亡した可能性が高いと指摘しているという。
参考
ロイターの記事
赤服集会期間中に死亡した89人、内4件の死因に当局が関与している疑い - DSI