2011年01月17日

国民の66%が18歳未満者を対象にした"夜間外出禁止令"を支持、ドゥシット調査

 ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが全国1,476人を対象に行った調査で、首都圏警察本部が18歳未満者に対する22:00以降の夜間外出を禁止する方針を打ち出した事について62.87%の回答者が青少年犯罪防止に繋がると回答し、その多くが犯罪発生をある程度未然に防ぐことが出来る、青少年犯罪の温床となっている集合行為を阻止できる等の理由をあげる一方で、37.13%の回答者が保護者が子供を十分に監視する事ができるとは思えない、犯罪発生の根本的原因の解決に努めるべき等の理由をあげ、繋がらないと回答していた事が明らかになった。

 また、65.91%の回答者がこの措置を支持すると回答し、その多くが犯罪抑止や青少年の質の向上、家族関係の強化に繋がる事を理由にあげ、34.09%の回答者が支持しないと回答し、その多くが単なる末端部分での解決でしかなく根本的な問題の解決には繋がらない、23:00以降にするべき、地区に応じて柔軟に禁止時間を設定するべき、人権侵害行為である等の理由をあげた。

 一方、この措置により青少年の権利に影響を与える可能性に関しては、半数を超える52.27%の回答者が影響を与えると回答し、その多くが青少年の中には自分や家族を養う為に夜間に外出する必要がある者がいる、保護者が青少年を監視するべきである事を理由にあげ、47.73%の回答者が影響を与えないと回答し、その多くが青少年の多くが自宅内にいる時間である、青少年の安全を確保し、青少年犯罪の抑止を意図した青少年側にメリットがある措置である等の理由をあげた。

posted by Jean T. at 08:10| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする