国王・女王両陛下は24日、ウタラディット県、スコータイ県、プレー県、ラムパーン県及びナーン県を襲った水害に深い憂慮を表明された上で、陸海空の三軍に対して関係当局と協力して被災住民への救援作業を早急に進めるよう要請されました。
一方、今回の水害で特に深刻な被害を及ぼし24日昼までに29人の死亡が確認されているウタラディット県では、ラップレー郡メー・プーン地区を中心に依然70-80人の住民が消息不明になっており安否が気遣われているようです。
また、既に法務省科学捜査研究所臨時所長代行のポンティップ・ローヂャナスナン女史のチームが県内入りし遺体の鑑別作業を始めているようです。
一方、タイ国鉄線は24日昼現在バンコク - チァン・マイ間の運行を運休した他、バンコク - デーンチャイ(プレー県)間をピサヌロークまで、またバンコク - サワンナカローク間をピチャイ(ウタラディット県)までに変更し運行しているようです。
(タイ時間 13:45 掲載)
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タイ時間18時までの発表によると、今回の水害で合計51人の死亡、264人の負傷が確認され、87人が依然行方不明になっているようです。
また、ウタラディット県ラップレー郡の被害が一番甚大で、25人の死亡が確認され52人が依然行方不明になっており、特に同郡内山岳部のバーン・ナムリー地区だけで20人の死亡が確認されているようです。
一方、水位の方はプレー県とラムパーン県では既に通常レベルにまで下がっており、一方ウタラディット県では依然50cmから1m位の水位がある地域があり、またスコータイ県ではウタラディット県から流れてくる水に対する警戒を強化している状況なようです。
(タイ時間 19:00 追記)