民主党のアピシット党首は29日、ナラーティワート県やヤッラー県内で300-500体の身元不明の遺体が埋葬されているのが発見された事に関して、既に下院の専門委員会で真相解明に着手していたものの明確な回答が得られていなかった案件であった事を明らかにした上で、あらためて政府・当局に対して発見された遺体について明確に説明をするよう要求しました。
更にアピシット党首は、発見された遺体に関する当局側の見解が、殺害された外国人労働者の遺体であるとか、身元不明の遺体であるとか部局によって異なっていると指摘し、当局側の対応に不信感を滲ませた上で、政府は南部の住民と理解を共有し、また国民からの信頼を確実にする為にも最重要案件として遺体の身元に関して明確にするべきであると指摘していました。
この件に関しては、300体以上が埋葬されていたとされるナラーティワート県のプラチャー県知事が、外国人労働者や身元不明の遺体が埋葬されていたという話はおろか、遺体300体が埋葬されていたという話自体が事実無根で、地域に混乱をもたらすだけであると不快感を示していました。
更にプラチャー県知事は、発見された遺体がターク・バイ暴動の犠牲者であるとの指摘があることに関しては、暴動がからむ身元不明の遺体は僅かに19体のみで、全てがイスラム教の聖職者の立ち会いの下で適切に埋葬されているとして、指摘を否定していました。
また、プラチャー県知事の発言に呼応するかのようにチットチャイ暫定首相もナラーティワート県内で300体の遺体が埋葬されていたとのグライサック・チュンハワン氏の指摘を否定した上で、法務省科学捜査研究所臨時所長代行のポンティップ女史の発言は、昔全国で発見された身元不明の遺体を埋葬したという古いデータに基づいたものであると発言していました。