2006年08月22日

反タクシン派とタクシン支持派が衝突、疑問が残る当局側の対応

 21日午後、Digital TK Parkの開所式の為にセントラル・ワールド・プラザを訪問していたタクシン暫定首相を迎え撃つ為に同所前で待ち受けていた反タクシン派の市民約20人と、数で勝るタクシン支持派の市民が衝突し、少なくとも3人が負傷を負い正面にある警察病院で手当を受けるという事態になりました。

 尚、確認されている負傷者の内訳は、反タクシン派が2人、支持派が1人となっているようです。

 衝突は、タクシン暫定首相が反タクシン派市民を避けるためにビル裏手の業務用エレベーターを使用してビルの敷地外へ出た後に発生したもので、都内選出タイ・ラック・タイ党元下院議員の主力な票の取りまとめ役に率いられた疑惑が指摘されているタクシン支持派側にいた若者5-6人や私服警察官と見られる屈強な男等が状況を煽り衝突に至る事態となったようですが、警察側は一切支持派側の動きを止めようとせず、逆に反タクシン派の市民の身柄を拘束するという疑問が残る対応をとっていたようです。

 ここら辺は職業訓練学校の不良学生を使って状況を煽っていた1992年5月動乱の時の当局側の手口に近いかもしてません。

 参考までに、プーヂャッガーン紙系のNews1のこちらの映像の28秒から57秒までの間のシーンで赤い服を着た反タクシン派の市民が黒い服を着た私服警察官(ネーション・チャンネルのガノック氏が番組の中で私服警察官であると確認)に暴行を振るわれる場面を見ることが出来ます。また、多少画質が落ちますがネーション・チャンネルのこちらの映像の36秒から41秒までの間のシーンで、別の角度から同様なシーンを見ることが出来ます。

 尚、22日付の紙面が一斉に黒い服を着た私服警察官が反タクシン派市民に暴行を振るう場面を掲載し、私服警察官側の対応を非難する記事を掲載したのに対して、警察側はテレビ等の取材に対して黒い服の男は警察とは無関係の支持派の人物であるとした上で、現在身柄を追っている最中であると主張していました。(まぁ、いつものことです)

 また22日付けバンコクポストの1面及びネーション紙の1面左側には、問題の黒い服を着た男が制服警察官と一緒になって高齢の反タクシン派の市民の身柄を拘束している模様を撮影した写真が掲載されています。

 一方、今回の衝突を受けタイ・ラック・タイ党のシター報道官(バンコク、クローントゥーイ区選挙区選出元下院議員)は、民主主義市民連合及び特定の政党がタクシン暫定首相の訪問先を狙った反タクシン派の活動を背後から支持していると指摘した上で、民主主義のルールを守り即刻かかる行為を中止し、民意が反映した総選挙の結果を待つべきであると非難していました。

 因みに、今回の騒動に参加したタクシン支持派の市民の中にぺー・クローントゥーイという異名を持つシター君の主力な票の取りまとめ役に極めて酷似した人物がいたことが目撃され、また集まった"市民"の多くがクローン・トゥーイ周辺から集められていた疑惑が指摘されている訳ですが・・・例えば地方の票の取りまとめ役が公共の電波を利用して地域住民を煽動して民主党の立会演説会を妨害し中止に追い込んだり、民主主義市民連合の講演会場を封鎖したりする行為や、タクシン暫定首相の公務視察訪問を迎え入れる為に地元の役所関係者や地域の地区リーダー、票の取りまとめ役が住民を日当付きで集める行為がタイ・ラック・タイ党が理想とする"民主主義"の姿という事なんでしょうかね?

 ぺー・クローントゥーイは、3月にプーヂャッガーン紙本社ビル前に集まり抗議活動を展開したバイタク軍団を率いていた人物としても知られています。尚、集まったバイタク軍団は、プーヂャッガーン紙側から「アイ・ナー・リアム(四角い顔の奴)」を大音響で流されるという反撃にあい、僅か10分足らずで退散していました。仮にバイタク軍団の多くが雇われる事無く信念を持って自主的に抗議活動に参加していたら、そそくさと退散するような事はなかったものと思われます。 (こちらの映像の49秒から1分20秒の間のシーンに見られる黄色い服を着て大声を出している人物がペー・クローントゥーイと見られる人物です)

posted by Jean T. at 11:02| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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