民主党のアピシット党首は19日、民主主義市民連合がタクシン暫定首相の帰国阻止を活動目標の一つに掲げている事に関して、連合側にはその様な権利は無いとして反対する意向を明らかにしました。
発言の中でアピシット党首は、連合側の主張は対立する二つの層の対立を煽り衝突を誘発する要因に為り得ると指摘した上で、全ての層に対してそれぞれの権利を尊重した上で政治的主張を展開するべきであると指摘していました。
尚、タイ・ラック・タイ党のヨンユット・ティヤパイラット氏は19日、あらためてタクシン暫定首相が22日に帰国する事を確認しています。
また、タイ・ラック・タイ党側が、選挙関連法に抵触する恐れがあるとして連合側の集会開催阻止に躍起になっていることに関しては、選挙委員会に対して告発したり、裁判所に判断を仰ぐ行為は権利として認められており反対する理由は無いが、個人的な所感として、連合側は法律を尊重し平穏を旨に活動を行うと見られることから、連合の活動が選挙関連法に抵触する事はあり得ないとの認識を示していました。