2006年12月16日

南部情勢 (15日)

・15日7:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった46歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。男性は火葬された実父の遺灰を引き取りに寺に向かう途上だった。

・マレーシア国営Bernamaは、14日22時頃にナラーティワート県内在住のイスラム系住民5家族20人(2歳から55歳までの男性9人、女性11人)がマレーシアに違法越境し亡命を要求していると報道。住民の代表はマレーシア当局に対して、タイの軍当局にる無実の住民に対する違法拘禁や脅迫行為が継続的に行われている中で、更に前日夜半には容疑者をかくまっているとの疑いで強制家宅捜索を受けたため、その様な状況から逃れる為に避難してきた。住民は政府が替わった事により情勢が良くなると信じていたが、実際には情勢は前より酷くなっていると語っていた模様。

・2004年1月4日に発生した武器庫襲撃・学校連続放火事件以来激化している南部情勢により、これまでに1,000人強の女性が夫を失い未亡人になり、更に1,700人強の子供が両親を失い孤児になっている事が明らかに。

posted by Jean T. at 00:53| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。