2006年12月16日

前首相派と目される市民団体、ソンティ議長と面会した事を認める

 10日予定されていた市民集会の延期を発表後に消息不明になっていた反国家安全保障評議会を標榜する市民団体”民主主義を愛する市民グループ”代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏は15日、国家安全保障評議会のソンティ議長からの招請に応じて13日に同議長に面会し、席上で貧困問題や農民の借金問題、麻薬問題等の対策を急ぐべきであるとする団体側の主張を伝えた事を明らかにしました。

 チャナーパット氏によると、国家安全保障評議機会側が独自に反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の背後関係に関する調査を行った結果、同氏が主催する市民団体のみが政治的な思惑とは無縁な純粋に反国家安全保障評議会を標榜している団体だった事が明確になった事が、今回の招請のきっかけになっていた事を明らかにしました。

 また、チャナーパット氏が要求している国民への早期主権返上及び憲法関連の核心部分に関しては、来週中に別途ソンティ議長との間で意見交換が行われる予定になっているようです。

 一方、チャナーパット氏は、他の市民団体が集会の開催を延期した同氏の決定を非難している事に関しては、むしろ非難している団体が政治的な思惑をもって特定者の利益を追求していると指摘、また、タイ・ラック・タイ党幹部のネーウィン・チットチョープ氏から1,500万バーツの活動資金を受け取っていたとしてスッチャーイ・ブンチャイ氏を除名処分にした事に対抗して、スッチャーイ氏側が(元民主党党員だった)チャナーパット氏が民主党側から活動資金として1,500万バーツを受け取っていたと告発している事に関しては、事実ではなく、また国家安全保障評議会側も事実ではない事を確認しているとしていました。

* チャナーパット君の団体は、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の信用失墜を狙った、国家安全保障評議会の自作自演用の団体だったのでしょうかね?

posted by Jean T. at 00:57| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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