2006年12月28日

南部情勢 (27日)

・26日夜半から27日朝にかけて、人数不明の一味がヤッラー県県都内の幹線上にT字型の鋲をばらまき交通障害を引き起こすと共に、爆発物に見せかけた不審物を橋のたもとに放置。更に路上脇にある華人系住民の信仰を集めている祠や仏教系住民の家屋を放火し、それぞれ半焼させる。

・27日1時前、パッターニー県ヤッリン郡内(報道によりパナーレ郡内とも県都内とも)にある学校が放火され全焼。

・27日7:30前、パッターニー県県都内で、郡次官公邸の警戒作業にあたっていた自警組織に所属する47歳のイスラム系住民男性が休憩を兼ねて郡庁正面にある茶店内で夫人と一緒に飲食中に、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。四人組は銃撃を受け倒れ込んだ男性が所持していた拳銃で再度男性に向け発砲し絶命させた後、男性の拳銃を盗み逃走。また、流れ弾により店内にいた一人が負傷を負う。

・27日9:00過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内に住む仏教系住民約300人が寺院の敷地内に集合し、イスラム系住民の抗議に応じて容疑者を釈放した事に関して抗議すると共に、県知事に対して事の次第に関する説明を要求。これは、前日に道路を封鎖し逮捕状に基づき逮捕された容疑者の釈放を要求したイスラム系住民の抗議に応じて容疑者を仮釈放し、更にこれに味をしめた同じ地区のイスラム系住民が再度道路を封鎖し、非常事態令施行規則に則り身柄拘束された住民の釈放を求める抗議活動を開始した事を受けたもので、仏教徒系住民側は抗議に応じて容疑者を釈放する事は、同様な抗議活動を誘発し情勢激化に繋がると主張。

・27日午後、ヤッラー県県都内にある学校に爆弾を仕掛けたとの脅迫電話があり、急遽休校になる事態に。

・タイ国内の一部報道が分離主義組織が年末年始期間中に破壊活動を計画しているおそれがあると報じている事を受け在タイの日本大使館は以下の通り注意喚起。
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[タイ南部におけるテロの脅威に関する注意喚起]

1.タイの一部報道は、同国の政府首脳及び治安当局筋の話として、反政府勢力が年末年始に同国深南部でテロを計画している可能性がある旨報じています。

2.これまでも、南部3県(ナラティワート県、パッタニー県及びヤラー県)及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)では、繁華街、市場等を含む様々なエリアにおいて、当局と武装勢力との間の衝突や、当局及び民間人に対する襲撃事件等が頻繁に発生するなど、治安が極めて悪化しています。したがって、従来よりお知らせしているとおり、上記1.の期間に限らず、これら地域への渡航を延期されることをおすすめします。また、上記以外のソンクラー県内においても、9月16日に同県ハジャイ市内6か所で爆弾テロ事件が発生する(9月19日付けスポット情報「タイ南部における同時爆弾テロ事件の発生について」参照)など、近年死傷者の出るテロ事件が散発しており、治安情勢が悪化しています。このような現状を踏まえ、この地域への渡航・滞在を予定される方も、上記1.の期間に限らず、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討し、不要不急の渡航は延期されることをおすすめします。

3.なお、タイについては「危険情報」も発出されていますので、そちらも御参照ください。
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posted by Jean T. at 01:05| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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