2007年05月06日

両宗派が座り込みを展開している機会に乗じた破壊活動を警告

 南部国境三県域に拠点を置く情報当局筋は5日、ヤッラー県のグロンピナン郡及びターントー郡内でイスラム系住民1グループ及び仏教系住民2グループが401号線を封鎖して抗議活動を展開している機会に乗じて、当局側にマークされている要注意人物の移動や次なる破壊活動実行に向けた準備が進められている恐れがあると警告しました。

 現在展開されている抗議活動は、逮捕された地元の宗教指導者や聖職者を含む21人の容疑者の釈放及び地域内に駐留するレンジャー部隊の域外への撤収を要求に掲げグロンピナン郡内の路上を封鎖し座り込み抗議活動を行い当局側との間で膠着状態を演じている主に女性や子供で構成されたイスラム系住民グループによるものと、座り込み抗議活動という手段を講じて容疑者の釈放を要求するイスラム系住民側の行動に抗議する為に仏教系住民グループがバンナンサター郡及び隣接するターントー郡内の路上で展開しているものとに分けられ、何れも5日で座り込み抗議活動開始から3日目を迎えていました。

  この抗議活動により、ヤッラー県県都からベートン郡間を移動する車は、一端マレーシア領内を迂回した移動を余儀なくされているようです。

 また、ネーション・チャンネルの報道によると、当局側はイスラム系住民側が釈放を要求している21人の容疑者の内、一連の不穏な動きへの関与を認めている者を除く容疑者の釈放に応じる姿勢を見せているものの、住民側は全員の釈放が実現しない限り座り込み抗議活動を止めないと応じ、当局側と膠着状態を演じているようです。

 情報当局筋によると、現在グロンピナン郡内で行われているイスラム系住民による座り込み抗議活動には、隣接するバンナンサター郡内の複数の集落に所在するRKK関係者約30人が、一部が抗議活動に合流し、また一部は後方から当局側の動向を監視し破壊活動実行に向けた体制て直しの為の情報収集にあたっている他、マレーシア領内から密入国しグロンピナン郡内に潜伏しているムジャヒディン・パッターニー(GIMP)の首領がインドネシアのアチェ州から密入国した破壊活動の指導者クラスの人物5人と共同でパッターニー国独立を視野に入れた破壊活動実行の為の機会を窺っている恐れがあるとのこと。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする