12日午前、スワンナプーム国際空港開業に伴う騒音公害に対する補償を要求している近隣住民約1,000人が、スラユット首相との直接交渉を求めて旅客ターミナルビル4階国内線出入り口(2-4番口)前を占拠し座り込み抗議活動を開始し、同日16:00過ぎ現在継続中。
住民側は、補償金を支払う方針を決定した昨年11月20日付けの閣議決定及び1平米あたり18,000バーツの補償金支払いが適性であるとする今年3月20日付けのタイ空港社役員会決定に則り補償金を支払うよう要求しているようですが、青少年との自然交流プロジェクトの為に同日ナコン・ラーチャシーマー県内のカオ・ヤイ国立公園に向かったスラユット首相側は、タイ空港社と住民側がそれぞれの利益の追求に固執している事が補償問題の解決を遅らせた要因になっているとした上で、関係当局が既に設置された音量計測装置等を有効に活用し合理的且つ公正な補償金支払い方針を策定し両者が基本合意に至る事が重要であり、問題が解決していない状況で首相自らが住民と面会する事は得策では無いとして面会要求を拒絶する方針を明らかにしているようです。