南部国境三県域内に拠点を置く情報当局は12日、イスラム諸国会議機構の会議の開催期間中に合わせた破壊活動が計画されている恐れがあると警告しました。
尚、会議の詳細については報じられていませんが、おそらく15日から17日の日程でパキスタンのイスラマバードで開かれる同機構の外相会議の事を指しているものと思われます。
情報当局によると新PULOと名乗る新興組織とマセー・ウセン容疑者が首領として取りまとめていると見られるBRNコーディネート及び南部国境三県域内全域に多数の活動拠点を持っていると見られるRKKが連携し、当局側を挑発し「力による住民弾圧」に出るよう仕向ける為に、RKK側が住民を動員したあらたな座り込み抗議活動を計画し、また新PULO及びBRNコーディネート側が、マレーシア領内から持ち込まれたパワージェル等を使用したバイク爆弾を中心とした連続爆破を計画している恐れがあり、これらの計画の背景にタイ国内に於ける分離主義運動に対するイスラム諸国の注目を得たいとの思惑があると見られているようです。