2007年05月14日

南部情勢 (11-13日)

・11日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった26歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・12日未明、ヤッラー県ターントー郡内で、イスラム系住民男性宅二軒が連続して放火され全焼。放火された家屋は出火当時何れも無人だったため人的な被害は無し。

・12日17:30過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクで路上を走行中だった教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・12日夜半、ヤッラー県ラーマン郡内で、近隣住民の家で行われていた結婚式に出席後帰宅の途上にあった村長と副村長(何れもイスラム教徒)が、車に乗った4人以上と見られる一味に銃撃され村長が死亡し副村長が重傷。尚、報道によっては結婚式に出席中に銃撃を受けたとするものも。

・13日8:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、自宅前にいた57歳のタムボン行政機評議会副議長が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。当日は、スラユット首相を始めとする閣僚一行が南部視察の為にパッターニー県ヤッラン郡内にあるシリントン基地に到着する予定だった。

・13日午後、ヤッラー県バンナンサター郡内にあるゴム農園内で、イスラム系住民3人の他殺体が発見。

・13日午後、ヤッラー県ラーマン郡内で、村道の入り口付近に仕掛けられていた爆発物が発見され安全処理。

・13日20:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、ガソリンの給油を終えバイクで帰宅の途上にあった村長が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。村長は重傷を負いながら所持していた拳銃で二人組に応戦するも、二人組は逃走。二人組の被害状況は不明。

・ナラーティワート県ランゲ郡内で9日に発生した軍関係者7人が死亡した爆破事件及び11日に発生した警察官2人が惨殺された事件に絡み、警察側は何れも15人強のメンバーで構成された同一グループによる犯行と断定すると共に、13日までに9人の容疑者に対して逮捕状の発行を請求。内リーダー格の40歳の容疑者は、ランゲ郡やヂョアイローン郡、ルゥーソ郡、スンガイ・パーディー郡内で発生した爆破事件等20以上の犯行に関与した容疑で既に逮捕状が発行されていた。

・13日から南部視察訪問中のスラユット首相は、分離主義組織側から対話実現に向けた前向きなシグナルが送られてきている事を明らかに。但し、対話実現の時期に関しては、実現に向けた戦略等の組み直し作業等が必要であるとして明言せず。この発言に先立って、PULO及びブゥーサートゥーの旧来の組織がスラユット首相が唱えた対話路線に前向きな反応を示していたが、両組織とも現在南部で発生している一連の不穏な動きには直接関与していないとの見方もあり、対話による効果を疑問視する声もある。



posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする