2007年05月17日

南部情勢 (14-16日)

・14日16:00前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、タムボン行政機構職員の夫人を迎えに行くためにバイクで路上を走行中だった治水灌漑局所属の警備員男性(48、イスラム教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・スラユット首相は14日、ヤッラー県内で身柄拘束された24人の容疑者の内、14人の容疑者が一連の不穏な動きに関与している事を認める証言を行っており、特に内4人に関しては、当局側が示した証拠に屈しベートンからヤッラー間の幹線上で発生した乗り合いワンボックスカー襲撃・仏教系乗客殺害事件への関与を認める証言を行っている事を明らかに。尚、残る14人は既に釈放済み。

・15日18:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった19歳(報道により20歳)のイスラム教徒の男女が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され二人とも死亡。男性はラームカムヘーン大学に通う傍らパッターニー県イスラム教委員会が開設するイスラム教学校に通う学生で、また女性はバンコクにあるヤンヒー病院で看護士として働いていた。

・15日19:30前、ヤッラー県ラーマン郡内で、45歳の元タムボン行政機構評議会議員の男性が、バイクでイスラムの礼拝に向かう途上で路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され重傷。実行犯は路上に鋲を撒いたり切り倒した立木を放置しながら逃走。

・15日21:00過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、イスラムの礼拝を終え帰宅の為に車で路上を走行中だった39歳のガムナンが、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され死亡。死亡したガムナンは政府が進める麻薬撲滅政策に積極的に協力していた事で知られていた。

・政府は15日開かれた閣議の席上で、南部対策予算として国内治安維持作戦司令本部に対して10億バーツの予算の追加支出を決定。

・16日7:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、女性警察官宅前に爆発物が置かれているのが発見され安全処理。

・16日11:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、車で路上を走行中だった38歳のタムボン行政機構次官が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。二人組は当局側の追跡をかわすために鋲を路上に撒くと共に犯行に使用したバイクを捨て逃走。

・ソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)は16日午前開かれたマスコミ関係者との懇親会の席上で、南部国境三県域内に居住していると見られる、また95%の確率で政治家では無いと考えられている、(一連の不穏な動きで中心的な役割を果たしていると見られる分離主義組織の)BRNコーディネートの幹部との対話が情勢解決の鍵を握るとの認識を示すと共に、イスラム諸国会議機構の干渉を防ぐためにも決して過激な報復行動に出ることなく平和的手段を旨に対策に努めることが重要であるとの認識を再確認。



posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする