2007年05月19日

防衛大臣、前首相の生インタビュー放送は単なる嫌疑逃れの為の悪あがき

 ブンロート防衛大臣は18日朝、先にタクシン前首相の生インタビューがコミュニティーラジオ局等を通して放送された事に関して、己に掛けられている嫌疑から逃れるための悪あがきでしかないとの認識を示しました。

 ブンロート防衛大臣は発言の中で、生インタビュー放送は、現在もたれている嫌疑や自らが設立したタイ・ラック・タイ党に対する解党の判断時期が近づいている事から逃れたい為の悪あがきでしかないと切り捨てた上で、今後二大政党に対する解党の判断が明らかになる31日に向けた不穏な動きがあり得、最悪の場合はクーデターが発生した昨年9月19日以前の情勢に戻る恐れがあるとして、その様な不穏な動きに惑わされることなく日頃から理性に基づいて判断し行動するよう国民に呼びかけていました。

 尚、タクシン前首相の電話インタビューは、これまでに87.75Mhzだけでなく、タクシー運転手団体系の92.75Mhzや表向きにはタクシン前首相に対する支持を明確にしていない反クーデター系団体の独裁制に反対する土曜日の人々が開設するサイトを通して放送されていた事が明らかになっており、18日には92.75Mhzに強制査察が入り閉局措置が取られているようです。

 反政府系のコミュニティーラジオ局に対する弾圧に関しては、電波メディアをほぼ支配下に置いていたタクシン政権時代にも、違法に強力な電波を送信していたタクシン前首相の実妹系のコミュニティーラジオ局を放置する一方で、当時一般電波から閉め出されていたアピシット民主党党首の政見放送やチューウィット・ガモンウィシット氏の番組等を放送していたTPI系のコミュニティーラジオ局が度々強制捜索を受けた後に「違法に強力な電波を送信していた」との理由で当局側から閉局措置が下されるという事がありましたが、どうも現政権側は旧政権勢力側が仕掛けているゲームにまんまと嵌められクーデター以前の状況に持って行かされようとしている様な気がしないでもないです。

 因みに、前政権時代に反政府系のコミュニティーラジオ局の弾圧を指揮したのはタクシン前首相に決別宣言をし現在道議主義会派に合流しているスラナン・ウェーッチャーチーワ氏。

 一方、大衆民主主義キャンペーンのスリヤサイ事務局長(民主主義市民連合調整役)は18日、タクシン前首相の電話生インタビュー放送は、国内情勢を煽動するために旧政権勢力側が大衆動員を図っている前兆であると警告していました。



posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする