国内治安維持作戦司令本部顧問のパンロップ・ピンマニー大将は20日、個人的な見解であると断った上で、スラユット首相や国家安全保障評議会のソンティ議長が南部に於ける一連の不穏な動きに関係している分離主義組織関係者と協議を行う方針を明らかにしている事に対して、分離主義の存在を公的に認め、同時にイスラム諸国会議機構側も組織の存在を公的に認める事につながり組織側を利するだけであるとして反対の意向を明らかにしました。
一方、先にゲリラ戦を仕掛けている分離主義組織側に対して当局側は不利な状況におかれているとの認識を示していたワンロップ大将は、今後の南部対策方針に関しては、地域住民と当局間の協調関係の創成に尽力すると共に、目には目を歯には歯をの戦略に依らない手段による組織の壊滅を目指していきたいと語っていました。
また、組織側がワンロップ大将の復帰は情勢激化の起爆剤であると記したビラを撒いている事に関しては、あくまで自分に対して不満を持っている組織側の見解でしかなく、いずれにしても自信の現場復帰が情勢激化には繋がり得ないとの認識を示していました。