嘗て反クーデターを標榜していた事もある市民団体テームーヂン・ネットワークのチャナーパット・ナ・ナコン氏は26日、タクシン前首相の同期にあたる士官学校第10期卒業組の人物とPTVが共謀して国内情勢の煽動を画策している疑いがあるとして、国家安全保障評議会に対して早急に対策を講じるよう要請しました。
チャナーパット氏によると、この情報はタイ・ラック・タイ党内の情報筋からもたらされたもので、情報によると、PTVの幹部4人とタイ・ラック・タイ党とも近い関係にあるA(オー・アーン)を首班とする第10期卒業組の3人が20日夜に謀議を行い、31日にPTVの集会が開催される機会に乗じて情勢を煽動し当局側との衝突が発生する事態を引き起こす事を画策していると見られているようです。
また、PTVのウィラ会長の誕生日である24日に開かれた食事会の席上に、PTVの幹部や件の第10期卒業組3人の他にタイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首が同席していた事が確認されていることから、席上で権力奪取を視野に入れた情勢煽動活動に関する謀議が三者間で行われていた疑惑も指摘できるとのこと。
更にチャナーパット氏によると、万が一情勢煽動活動が失敗に終わった場合に国外へ逃亡する為にティラ会長が30日と31日分のロンドン行きの航空券を予約しているとのこと。