2007年05月30日

南部情勢 (28-29日)

・28日18:00過ぎ、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、バイクで路上を走行中だった28歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。男性は、過去に雇用促進策により村自警警察官(本業の傍らで、一定時間だけパトロール等の警察任務につく)の職に就いていた。

・28日夜半、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクに乗った二人組が、任務を終えバイクで臨時駐留地に戻る途上にあったレンジャー部隊関係者に向け銃を発砲するも標的が外れ、レンジャー部隊関係者が撃ち返してきた際に二人組が所持していたライフルに命中し、ライフルが地上に落ちた事を受け逃走。現場はインカユット司令本部から約1Km離れた地点。当局側は、レンジャー部隊関係者が撃ち返した銃弾により少なくとも2人組の内の1人が負傷を負ったと見て行方を追っているが捕捉には至っていない。

・28日夜半から29日未明にかけて、28日夕方に4人が死亡する爆破事件が発生したソンクラー県サバーヨーイ郡内で、30人以上と見られる若者グループがピヤン地区内にある10軒前後の民家に向け銃を乱射すると共に一部で小型榴弾を投げ込む。人的被害は確認されていない。事件後実行グループが小型トラック3台に分乗して他地区方向へ逃走していることが確認されている事から、他地区の者が犯行に関与したとの見方。事件が発生したピヤン地区は過去にレンジャー部隊の臨時駐留地への襲撃事件と私立イスラム教学校に対する爆破・銃乱射事件が連続して発生し、従来当局側に協力的だったと伝えられていた住民が私立イスラム教学校への攻撃は銃撃を受けたレンジャー部隊による報復行動であると主張し強硬な抗議活動が展開された地区としても知られる。

・29日7:00前、ヤッラー県県都内ユポー地区内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ民家付近に仕掛けられていた爆発物が爆発。幸い人的な被害は無し。更に県都内ラムマイ地区を中心に4ヶ所(報道により2ヶ所、3ヶ所)で爆発物と見られる不審物が発見され付近の住民を一時待避させた上で処理作業が行われる。不審物は何れも偽爆弾。

・29日朝、パッターニー県県都内で、バイクで路上を走行中だった53歳の村長が、バイクに乗った二人組の銃撃を受け瀕死の重傷。

・29日13:30過ぎ、ソンクラー県ハート・ヤイ郡中心部で、バイクに乗った男(初期報道に基づく)がハイ・シーズンホテルに向け爆発物を投げ込み爆発させたが、幸い爆発物がホテル前の側溝に落ちた為に爆発による破片の飛散が抑えられた為に人的・物的な被害は確認されなかった。 使用された爆発物は先に発生した7ヶ所連続爆破に使用されたものと同一の性状のものと見られ、また警察側は発生直前に付近を行き来していた一部ナンバーが判明しているパッターニーナンバーの小型トラックが犯行に関与した疑いがあるとみて行方を追う。

 その後、不審な小型トラックを発見すると共にパッターニー県ヤッラン郡内在住の2人のイスラム系の男(何れも27)の身柄を拘束。2人は取り調べに対して犯行への関与を否定。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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