2007年06月04日

ゴーロック行き鉄道全線に対して一時運休措置

 タイ国鉄は4日朝、ヤッラー県ラーマン郡内で同日早朝に鉄道路線上に燃やされた古タイヤが放置されると共に約10メートルに渡って線路を固定するボルトが引き抜かれている事が確認された事、更にパッターニー県コークポー郡内で7:00頃、ヤッラーからハートヤイ経由ナコン・シー・タンマラート方面に向かっていた列車が脱線し、重傷者4人を含む14人の乗員乗客が負傷を負った事故が発生した事を受け、南部国境三県内を通過するスンガイ・ゴーロック行きの鉄道全線に対して一時運休措置を講じた。

 脱線事故は、何者かによって線路固定用のボルトが引き抜かれていた事が原因と見られる。

 また、3日夜半から4日未明にかけて、ヤッラー県内を中心に南部国境三県域内5ヶ所の線路上で燃やされた古タイヤが放置された他、路上に鋲が撒かれる、路上に切り倒された立木が放置される等の不穏な動きが確認されている。

 尚、鉄道の運行再開時期に関しては未定。

 現在南部国境三県内全域に渡って携帯電話用の電波に対して遮断措置が講じられている為、利用客や関係者の間で運行状況に関する最新情報を入手できないとの不満の声も上がっている。

(タイ時間 8:50掲載 10:50更新)

posted by Jean T. at 12:49| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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