2007年08月11日

パッターニーで生首の脇に爆発物、発見が早く爆破被害を免れる

 10日6:00前、パッターニー県ヤッリン郡内で、人数不明の一味が9日未明に殺害した71歳の老人の生首を路上に放置すると共に、回収に現れた当局関係者の到着を狙って付近に爆発物を仕掛けるという事件が発生した。

 幸い、通報を受け現場に駆けつけた当局側が、電波遮断装置を使用し周囲一体の携帯電話用の電波を遮断した上で回収作業に着手した際に不審物を発見し安全処理を行った為、人的な被害を及ぼすことは無かった。

 発見された爆発物は8Kg重量のもので、自動車用のリモートコントロールを利用して遠隔操作で起爆する仕掛けになっており、一味側は、当初切断された頭部と一緒に路上脇の立木に括り付けていたと見られるが、通行中の車両が立木に接触した際に頭部の部分だけ路上の飛ばされてしまい爆発物が晒された状態になっていたために、当局側の目にとまり爆発による被害を未然に防ぐことが出来た。

 尚、同様に首を切断され殺害された81歳の老人の頭部は、9日昼過ぎに同郡内にある学校の正門付近で偽爆弾と一緒に放置されているのが発見され回収されているという。

 また、同郡内で8日発生した2人が死亡した保健所襲撃事件に絡んで、使用された銃が過去に5件以上の犯行に使用されていたものと一致すること、また、これまでに行われた集中摘発により数人の容疑者の身柄が拘束されている事が明らかになっている。

 一方、ナラーティワート県ランゲ郡内では10日7:00過ぎ、ゴム農園内で作業中だった33歳(報道により53歳)のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡するという事件が発生したが、被害者の家族が当局側の捜査を頑なに拒んでいる為事件の発生状況に関しては明確になっていない。また、8:00前には同郡内で村道内をバイクで走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 更に、同県スンガイ・パーディー郡内では同日午前、人数不明の一味が教師の警護任務に就いていた軍関係車両の通過に会わせ銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦により一味側2人が死亡し、軍関係者1人が負傷を負った。 

 また、ヤッラー県グロンピナン郡内では10:00過ぎ、人数不明の一味が路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に合わせ爆発物を爆発させると共に車両に向け銃を乱射するという事件が発生し、爆破及び銃撃により軍関係者2人が負傷を負った。実行グループ側は路上に鋲を撒きながら逃走した。



posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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