2007年10月28日

ナラーティワートで爆破、パッターニーでは首切断

 27日8:00頃、ナラーティワート県ランゲ郡内にあるタイ国鉄タンヨンマス駅前にある飲食店付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、店内で飲食中だった仏教系の女性(75、報道により40)1人が死亡し12人前後が負傷を負った。事件発生当時、店内は托鉢僧への喜捨を終えた仏教系住民で賑わっており、被害者の多くが仏教系住民だった。実行グループ側は爆発力を強める為に携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物を調理用のガスボンベ脇に仕掛けていた。

 事件が発生したランゲ郡内では、分離主義組織側が摘発を強化している当局側に対する報復及び潜在力を誇示する目的で郡内の鉄道駅や人が集まる場所をターゲットにした破壊活動が計画されている恐れがあるとして警戒態勢が強化されていた。また、事件が発生したタンヨンマス駅周辺は、これまでにも度々破壊活動のターゲットになってきた。

 また、一部報道は、当局側が現場検証作業中に新たに別の爆発物を発見し安全処理に取りかかったと報じているが、その後の状況に関しては報じられておらず、また複数の報道で同様な報道を確認することができないことから誤報だった可能性もある。

 ナラーティワート県内では26日早朝、ヂョアイローン郡内を通る線路脇に仕掛けられていた爆発物が、線路上の安全確認作業にあたっていた軍関係者の通過にあわせ爆発し、軍関係者3人が負傷を負うという事件が発生していた。

 一方、パッターニー県ノーンヂック郡内では27日朝、王室プロジェクトの模範農場入り口付近でイスラム系住民男性の首が切断された死後5時間前後経ったと見られる遺体が発見された。殺害された男性はヤッラー県ヤッハー郡内の治安担当副村長で前日夜半から行方不明になっていた。尚、切断された頭部は、約10メートル離れた路上脇で発見されている。

 また、ヤッラー県バンナンサター郡内では26日昼過ぎ、バイクで路上を走行中だった27歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 一方、ナラーティワート県の警察当局は26日早朝、スンガイゴーロック郡内で発見押収された3,000万バーツの現金絡みで新たに10人の容疑者の身柄を拘束した。10人は何れも同じ麻薬密売組織に属すると見られ、また一部の容疑者から、新たに大物実業家や地方行政組織の幹部クラスを含む複数の大物麻薬密売人が県内のウェーン郡やランゲ郡、スンガイゴーロック郡内に潜伏中であるとの証言が得られているという。

 また、ヤッラー県県都の警察当局は26日夜半、9月にポセーン地区内で発生したイスラム系住民銃撃事件に関与した容疑で29歳と22歳のイスラム系住民兄弟の身柄を拘束した。兄弟は犯行への関与を否定しているという。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。