タクシン前首相は7日、全ての政党に対していがみ合いを止め和解を推進し挙国一致政府の樹立を目指すべきであると呼びかけた。
これは外国通信社とのインタビューの中で語られたもので、タクシン前首相によれば、国内和解が推進されれば2年以内に挙国一致政府が樹立され、その後憲法改正・議会の解散を経て総選挙が実施されることにより、より強固な民主主義体制が成立するのだという。
また、タクシン前首相はインタビューの中で、政界復帰はおろか首相に返り咲く考えも無いことを確認すると共に、今後はスポーツや保健、教育等といった分野で国家に貢献して行きたいと語った。
一方、総選挙後に被選挙権が剥奪されている旧タイ・ラック・タイ党幹部111人に対する恩赦法制定の動きが予想される事に関しては、仮に自分(タクシン前首相)が恩赦により政界復帰する事を恐れているのであれば、自分の事は恩赦の対象から外して貰っても構わないと語った。