2007年12月27日

前首相の義弟が第二の首相候補、悪名高いチャルゥム氏が内相

 26日19:00過ぎのネーション・チャンネルのニュース番組及び27日付けのネーション紙が、パラン・プラチャーチョン党がサマック党首の内閣就任資格が欠格しているケースを想定し法務大臣候補として名前が挙がっているタクシン前首相の義弟で元法務省次官のソムチャーイ・ウォンサワット氏を第二の首相候補として調整を進めていると報じている。

 これは、サマック党首が名誉毀損で2年の実刑判決を受けていることが内閣就任資格の欠格要件になると指摘されている事を受けた動き。

 また、軍への影響力の確保を視野にクーデター発生当時の国軍司令官で国家安全保障評議会最高顧問を務めた事もあるルゥアンロート・マハースラノン大将を防衛大臣、スラポン幹事長を公共保健大臣、タクシン前首相の法律顧問としても知られるノパドン・パッタマ氏を教育大臣、元オーソーモートー社会長のミンクワン・サンスワン氏を副首相ないしは商務大臣の何れかに据える方向で調整を行っていると報じている他、通貨危機時代に当時経済担当副首相だったタクシン前首相と共に半ば職務放棄的に財務大臣の職を投げ捨てていた事でも知られるタノーン・ピッタヤ氏が財務大臣に返り咲き、更に悪名高いチャルゥム・ユーバムルン警察大尉を内務大臣、タイを代表する灰色政治家一族の長でネーウィン・チットチョープ氏の実父でもあるチャイ・チットチョープ氏を下院議会議長に据える方向で動いているという。

 チャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、警察官殺人事件で指名手配された三男の長期間にわたる国外逃亡を許し、また応召証書を偽造して長男と二男を警察官僚に据えた他、何れも副内務大臣だったチャーッチャーイ政権及びチャワリット政権時代にマスコミへの報道介入に関与した人物として知られ、またチャイ・チットチョープ氏はブリラムを中心にカンボジアとの国境地帯に強大な利権を持ち、更にタクシン政権時代にネーウィン氏とタクシン前首相との急接近によりチェンマイ県内でも公共事業関連を中心とした利権を得たとされるチットチョープ一族の長で、息子の一人は2000年に発生した検事長暗殺未遂事件を首謀した容疑で指名手配され現在カンボジア領内に潜伏中であるとされている。

* 最近の言動を見ていると、ネーウィンと同じくタクシン嫌いだったチャルゥムがネーウィンに代わるタクシンの第二のポチになりそうな雰囲気です。
posted by Jean T. at 11:17| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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