2008年01月23日

下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏を議長に選出

 22日開かれた下院議長・副議長選出の為の下院議会で、秘密投票により307票を獲得したパラン・プラチャーチョン党が推挙したヨンユット・ティヤパイラット氏が、167票を獲得した民主党が推挙したバンヤット・バンタッターン氏を破り下院議長に選出された。

 選挙委員会側は、下院議長就任準備の為に21日付けで副党首を辞職し、更に下院議長に就任した事に関係なくヨンユット氏が絡む総選挙期間中の票買収疑惑の調査を継続させる方針を確認しており、仮にクロと判定された場合は議員資格と共に下院議長としての資格を失い、更に党幹部(当時)だった人物が関与した選挙違反案件として党そのものの解党を問われる事にも繋がり得る事になる。

 議会は下院議員中最高齢のチャイ・チットチョープ氏(79、パラン・プラチャーチョン党)が暫定議長を務め、選挙委員会により当選の確認を受けた477人の下院議員が出席した。

 選出されたヨンユット氏は、上院議会の発足まで上院議長の職務を代行する国家立法議会のミーチャイ議長の手により国王の認証に必要な手続きに付され、認証後に正式に議長に就任する事になる。

* 電子投票ではなく用紙を使用した方法で投票を行った為にロン・カネーン・ラップ(秘密投票)という言葉を使用したようですが、実際は議長が各人に投票した議員の名前を読み上げていたようなので、実際には"秘密"投票ではなかったようです。
posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。