2008年03月28日

内相、情勢激化の端緒になったJI容疑者拷問事件被害者を副大臣に据える方針

 チャルゥム内務大臣は27日、南部対策推進の為にプゥア・ペーンディン党所属ナラーティワート県選出下院議員のウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏を第三の内務副大臣に据える考えがある事を明らかにした上で、近々同党のスウィット党首に対して意向を打診する方針を明らかにした。

 尚、報道により、同大臣がプゥア・ペーンディン党枠で内務副大臣に就任したシッティチャイ・コースワット氏とウェーマーハーディー氏とを交替させると発言したとするものと、シッティチャイ氏を含む2人の副大臣を残したままで、ウェーマーハーディー氏に新たなポストに就いて貰うと発言したとするものがある。

 また、今回の動きと、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きを首謀していると目されるBRNコーディネート首領のマセー・ウセン容疑者がバンナンサター郡内に拠点を作り、自動車・バイク爆弾を使用した広域に渡る破壊活動を計画しているとの情報があることとの関係に関しては、明確なコメントを避けている。

 著名な地方医師だった事でも知られ、また南部対策前進の為に連立政権への参画に前向きな姿勢を示していたウェーマーハーディー氏は、タクシン政権時代に、JIが南部国境三県域内で行ったとされる謀議に関与した容疑で逮捕され、その後、同氏等に対する拷問まがいの取り調べが行われている実態を告発した、弁護士で、当時イスラム教法律家協会長だったソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪するという事件が発生し、それが南部国境三県域内に於ける情勢悪化の端緒の一つになったと指摘されていた。尚、ウェーマーハーディー氏は、裁判で無罪が確定している。
posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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