2008年04月01日

パッターニーで銃撃事件現場の検証作業中に爆発、9人が負傷

 31日8:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、早朝発生した21歳(報道により20)のイスラム系住民が銃撃され重傷を負った事件の現場検証作業中に爆発が発生し、同日昼過ぎまでに当局関係者及び住民9人が負傷を負った。住民を銃撃する事により当局側を現場におびき寄せた上で爆発物を起爆したものと見られる。また、報道により、検証の為に現場に向かっていた当局関係車両の通過に会わせ爆発が発生したとするものもある。

 同郡内では、30日夜半、人数不明の一味が、軍の駐留地に向け銃を乱射した上で、学校前等に偽爆弾を放置したり、路上に鋲を撒くなどしながら逃走し、更に29日昼過ぎには、路上の警戒作業中だった郡警察署関係車両の通過に会わせ爆発が発生し、警察官1人が負傷を負った。尚、30日夜半に発生した銃乱射による人的な被害は確認されていない。

 更に同郡内では、27日夜半、人数不明の一味が同県トゥンヤーンデーン郡の郡長が乗った乗用車に向け銃を乱射するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同県県都内では、28日朝、バイクで路上を走行中だった副村長が、バイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡した。また、銃撃された村長が応戦の為に発砲した銃弾により4人組の内の1人が重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。死亡した男は、分離主義組織の地元幹部と見られる元イスラム教教師で、1年位前に県都内の自宅から姿をくらましていた。

 更に、同県ノーンヂック郡内では、27日10:00前、路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に会わせ爆発が発生し、軍関係者4人が負傷を負った。 

 ヤッラー県県都内ラムマイ地区では、29日深夜、23歳のイスラム系住民男性が、自宅前で何者かに銃撃され死亡した。死亡した男性は、地元行政機構評議会議長の息子だという。尚、報道によってはバイクで路上を走行中に何者かに銃撃されたとするものもある。また、県都内ポセーン地区内では同日夜半、28歳のイスラム系住民男性が、路上で何者かに銃撃され死亡するという事件が発生している。

 また、同県ターントー郡内では、28日昼過ぎ、人数不明の一味が、路上の警戒作業中だった郡警察署関係車両の通過に会わせ爆発物を起爆すると共に銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件は発生し、この爆破・銃撃戦により警察官4人(報道により2人)が負傷を負った。

 ナラーティワート県シーサコン郡内では、28日早朝、集中摘発作業中の軍関係者と10人以上と見られる一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が発生した。この銃撃戦による人的被害は確認されていない。この集中摘発により、2人の身柄を拘束し、使用可能な10Kgの爆発物2発や、爆発物の製造に使用可能な部材等を押収した。

 また、同県ランゲ郡内では、27日午前、県行政機構評議会機構議員候補の男性(イスラム教徒)が、自宅に押し入った2人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。警察側は、地元政治絡みの線を含め捜査を開始した。

 一方、ナラーティワート県の警察当局は31日、県内5郡内で一斉集中摘発を行い9人の身柄を拘束した。また、ソンクラー県サバーヨーイ郡内では、同日未明、軍・警察の合同チームが行った集中摘発により、違法滞在していたマレーシア人及び指名手配中の男1人を含む2人の男の身柄を拘束した。
posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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