各報道によると、アピシット首相は19日、同日朝招集された民主党幹部会の席上でバンコク第2選挙区で行われる補欠選挙に前バンコク知事のアピラック・ゴーサヨーティン氏を擁立する方針を決定した事を明らかにした。
先に憲法裁判所により下院議員欠格と判断され失職したソムキアット・チャーンターワニット氏が高齢を理由に補欠選挙への出馬の辞退を表明していた。
また、アピラック氏に関しては、消防車・消火挺調達実行に必要な信用状に署名した事が職務遂行義務違反に該当するとして国家汚職防止取締委員会が検事総局に送検していたが、検事総局側はこれまでに起訴断念の方針を示していた。
尚、今後検事総局と国家汚職防止委員会との合同協議をもってしても検察側が起訴断念の方針を変えなかった場合は、サノ・ティヤントーン氏が絡むアルパイン・ゴルフ上用地不正収容疑惑の場合と同様に同委員会側が独自に最高裁判所政治家刑事部に起訴する事もあり得る。
また、アピシット首相は、コーンケーン県第5選挙区で行われる補欠選挙に議員経験が無いアティッパラット・タットピチャヤーングーン氏を擁立する事を明らかにした。
教育者として地元の教育責任者を長年勤めてきた実績を評価した上での決定だという。
これまで、プゥア・タイ党側は、民主党の東北部に於ける人気を図る上でも同党はコーンケーン県第5選挙区の補欠選挙に候補者を擁立するべきであると挑発し続けていた。
posted by Jean T. at 00:10| バンコク ☁|
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