2010年11月18日

保健相、高級官僚が関わるセクハラビデオの事実関係調査を指示

 各報道によると、ヂュリン公共保健大臣は17日、省内の高級官僚とされる人物が大学生の女性に対してセクハラ行為に及んでいるビデオに関する事実関係を調査するよう指示した事を明らかにした。

 問題のビデオは、公共保健省次官のパイヂット・ウォラーチット氏に極めて似た人物が大学生の女性に対してセクハラ行為に及んでいるところを隠し撮りしたもので、当のパイヂット氏は公式には否定の会見を開いていないが、関係者に対して別人であると語っているという。

 パイヂット氏は、病院医師等からの強力な反対に晒されている医療事故被害者保護法の草案作成の総責任者でもある。

 ヂュリン大臣は、隠し撮りビデオ公開の背景に省内官僚間の激しい対立がある可能性を遠回しに示唆したが、対立に医療事故被害者保護法が関係している可能性に関しては、省内の対立は同法起草以前から存在していたとして無関係であるとの認識を示した。


* 関連報道動画 (途中でビデオのキャプチャー画像を見ることができる)
http://goo.gl/O3HAT
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議員失職の2大臣、補選出馬前の大臣辞職を表明

 各報道によると、先に憲法裁判所の判決により下院議員を失職していたブンヂョン内務副大臣(プームヂャイ・タイ党)及びグゥアグーン運輸副大臣(チャート・タイ・パッタナー党)の両名は17日、正式に党決定に則り自らの失職により行われる補欠選挙に出馬する事を確認した上で、選挙出馬前に大臣ポストから辞任する意向である事を明らかにした。

 尚、グゥアグーン運輸副大臣に関しては、前日の時点で既に補欠選挙出馬前に大臣から辞職する意向を非公式に表明していた。

 ブンヂョン内務副大臣は22日付け、グゥアグーン運輸副大臣は19日付けで大臣から辞職する予定。

 また、両名とも大臣辞職は個人の判断に基づいたものであると語り、何らかの辞職圧力があったとの憶測を否定した。

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2010年11月17日

赤服集会期間中に死亡した89人、内4件の死因に当局が関与している疑い - DSI

 各報道によると、法務省特別捜査局は16日、反独裁民主主義同盟の集会期間中に死亡した89人を死因別にデモ隊が死亡に関与している疑いがあるグループと当局側が死亡に関与しているグループとにわけて捜査を進めている事を明らかにした。

 当局側が死亡に関与している疑いがある件は、パトゥムワナーラーム寺内での3人の死亡、アヌソン交差点での兵卒の死亡、ドゥシット動物園前の死亡者、及び日本人カメラマンが死亡したケースで、法規程に基づき16日付けで国家警察本部に対して捜査の引き継ぎを要請済みだという。

 また、デモ隊が死亡に関与している疑いがある件は、ディンソーでの軍関係者の死亡、BTS線サーラーデーン駅に向けたM79攻撃による死亡、クルンタイ銀行シーロム支店前での銃乱射による死亡、ラーマ4世通りの検問所に向けた銃乱射による死亡、バンコク銀行本店前での狙撃による死亡、サーラシン交差点の検問所に向けたM79攻撃による死亡、セントラルワールド放火による死亡、BIG-Cラーチャダムリ支店前爆破による死亡の8件。

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露人実業家が2人組みの女に薬物を仕込まれ1千万バーツの金品を盗まれる

 各報道によると、16日10:00(報道により11:00)頃、チョンブリー県パッタヤー地区にあるロイヤル・クリフ・ビーチ・リゾートに宿泊中のロシア人の実業家男性(46)が、2人組みの女に薬物を仕込まれ1千万バーツ以上の金品を強奪されたとの通報がパッタヤー署にあった。

 被害にあった男性は現場に駆けつけた警察官に対して、前日夜半にウォーキングストリートにあるバービアで知り合った2人のタイ人の女と1人あたり1,500バーツで一緒に寝る事で合意しホテルに連れ帰ったが、その後一緒に寝るために服を脱いでいた際に女の1人が差し出した水を飲み終えた後に意識を失い、気がついたら金庫に入れて置いたルビーの指輪や宝石付き腕時計など合計1千万バーツ以上の金品が盗まれていたという。

 尚、報道によっては、2人の女がコンドームを装着しようとしながら差し出した水を飲んだ後に意識を失ったと男性が証言しているとするものもある。

 警察によると、2人の女がホテルのフロントに提示した身分証明書は偽造されたものだったという。また監視カメラ映像から、15日23:40頃に男性が2人の女を連れホテルに戻り、16日1:19頃に2人の女がホテルから出て行ったのが確認されているという。

* 報道動画 (ネーション76)
http://goo.gl/chwVQ

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2010年11月16日

国王、ステープ氏を再度副首相に据える閣僚人事を認証

 各報道によると、国王は15日までに民主党幹事長のステープ・トゥアックスバン氏を12日付けで副首相に再度据える閣僚人事を認証した。

 認証式典は19日17:30にシリラート病院内で行われる予定。

 ステープ氏は、先にスラーッターニー県内で行われた補欠選挙に出馬する為に副首相を辞職していた。

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2010年11月15日

タクシン元首相、スーチー女史の釈放がタイ国内の民主主義の状況に波及効果をもたらす

 各報道によると、タクシン元首相は14日、ミャンマー政府によるアウン・サン・スーチー女史の釈放がタイ国内に於ける人権や民主主義の状況に波及効果をもたらすことになると指摘する声明を法律顧問のノパドン・パッタマ氏を通して発表した。

 声明の中でタクシン元首相は、国民から愛されている民主主義の象徴であるスーチー女史の釈放をミャンマー政府が決定した事を歓迎すると共に、この釈放を機に同国政府により残された政治犯が早期に釈放される事を希望するとした。

 その上でタクシン元首相は、民主化への流れは国民に安定した政治・経済をもたらす世界的な流れであると指摘すると共に今回のスーチー女史の釈放が、ミャンマー国内の国内和解推進及び真の社会的公正の実現へ向けた端緒になると指摘した上で、今回のミャンマーの動きが東南アジア域内、特に国民が民主主義と社会的公正の実現を熱望しているタイ国内の人権や民主主義の状況に段階的に波及効果をもたらすことになると指摘した。

 一方、この声明に対して民主党所属のアタポン・ポンラブット氏は、もしタクシン元首相がスーチー女史の政治的理想の半分だけでも持ち合わせていたなら国外に逃亡する羽目に陥ることは無かったと指摘した。

 指摘のなかでアタポン氏は、タクシン元首相が人権や民主主義に対して真摯な姿勢を持ち合わせているのであれば、首相在任中にミャンマー政府に対してスーチー女史の釈放を働きかけていたはずであるにもかかわらず、実際には同国政府と手を組んで自分の息子や傘下のネットワークへの利益供与に奔走していたと指摘した上で、そのような人物はスーチー女史の釈放に乗じて自らとスーチー女史を重ねあわせるような声明を発表するべきでは無いと指摘した。

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多くが憲裁判事不正疑惑告発クリップの公開は人権侵害行為、政治ゲームと認識

 ラーチャパット大学が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが、1,149人の回答者を対象に10日から13日にかけて行った調査で、36.28%の回答者が、憲法裁判所判事と解党審理の対象になっている民主党との癒着疑惑や情実採用疑惑を裏付けるクリップを公開する行為は人権侵害行為、違法行為、道義にかける行為である、25.53%の回答者が、当該クリップの公開行為は相手側の信用失墜を狙った、事前に準備されていた政治的ゲームであると回答していた事が明らかになった。

 また、14.60%の回答者が、クリップの公開により不正疑惑の根拠を画像及び音声で知ることが出来た、12.93%の回答者が、クリップには本物の部分と編集された部分が存在しているため、その信憑性に関しては見る者側の判断に委ねられている、10.66%の回答者が、攻撃対象になっている者は社会に真相を明らかにするべきであると回答した。

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2010年11月12日

首相、近日中に副相ポストを対象とした内閣改造 - ステープ氏再任との見方

 各報道によると、アピシット首相は11日、近日中に副首相ポストを対象にした内閣改造案を閣議際に提案する考えである事を明らかにした。

 現在空席になっている安全保障事項担当副首相ポストを対象とした改造が行われると見られている。

 これに先立ち、副首相を辞任し補欠選挙に出馬した民主党幹事長のステープ・トゥアックスバン氏が10日付けで正式に下院議員に就任した事に絡んで、アピシット首相側近のシリチョーク・ソーパー氏が、民主党持ち分の1ポストを対象とした内閣改造が近日中に行われる見通しであることを明らかにしていた。

 アピシット首相によると、現在考えている内閣改造は副首相ポスト1つだけで、先に下院議員を失職したブンヂョン内務副大臣やグゥアグーン運輸副大臣のポスト絡みの改造までは考えていないという。

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サナン副相が政権交代を視野に新党設立を画策? ネーション系が報じる

 ノルウェー訪問時にタクシン元首相と面会していた事が明らかになっていたサナン副首相が、所属政党のチャート・タイ・パッタナー党や民主党所属の一部議員だけでなくプゥア・タイ党所属のタクシン元首相配下の一部議員を取り込んで新党の設立を画策しているという。

 チャート・タイ・パッタナー党がバンハーン元首相に支配されている限り成長の道が閉ざされていると判断した事がサナン副首相が新党設立に動き出した背景にあり、現在同副首相に近い国際機関に所属する人物が同副首相からの指示に基づき新党設立に動いているという。

 ネーション系の各タイ語メディアが11日、チャート・タイ・パッタナー党幹部筋の言として報じた。

 サナン副首相がタクシン元首相と面会した際に、政権交代を視野に入れた新党設立に関する協議が行われたとの憶測がかねてから広がっていた。

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2010年11月11日

憲裁判事3人が第3のクリップを公開した者を刑事告発

 各報道によると、憲法裁判所の3人の判事は10日、同裁判所の判事が情実採用に関与している事を裏付けるとされるクリップを再度公開した者を名誉毀損で刑事告発した。

 この告発は、これまでに民主党解党裁判に絡んで同党と憲法裁判所判事が癒着している事や同裁判所判事が情実採用に関与している事を裏付けるとされるクリップを2回にわたりユーチューブ上に公開してきたohmygod3009氏が、8日までに情実採用疑惑絡みの新たなクリップを公開した事を受けたもの。

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2010年11月10日

サナン副相、タクシン元首相が和解推進に支持を表明

 各報道によると、9日、ノルウェー訪問中にタクシン元首相と会談したサナン副首相は、会談の席上でタクシン元首相が和解推進案への支持を表明すると共にタイ人同士が互いを尊重しあう社会の実現を望んでいると語っていた事を明らかにした。

 しかし、タクシン元首相が支持を表明した和解推進案の詳細に関しては、まだ各界との話し合いが終了していないとして明らかにすることが出来ないとした。

 サナン副首相によると、6日に行われた会談は、事前に約束されたものではない偶然実現したもので、僅か15分間で会談が終了したという。

 尚、先だってタクシン元首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏は、タクシン元首相とサナン副首相との間で事前に会談の日程等が決められていたと聞いていると語っていた。

 また、サナン副首相は会談の際にタクシン元首相に対して、過去を忘れて国内問題解決に向けた取り組みへの参加を要請した事を明らかにしたが、忘れるべき過去に同元首相が絡む訴追案件が含まれているのかとの質問に対しては、個人の問題であると語り和解推進とは無関係であるとした。

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ステープ前副首相が最も不誠実な政治家、バンコク大調査で

 私立バンコク大学が行う世論調査クルンテープ・ポールがバンコク及び近郊在住の有権者1,136人を対象に2日から4日にかけて行った調査で、39.2%の回答者がステープ前副首相が最も不誠実な政治家であると回答し、24.2%の回答者がネーウィン・チットチョープ氏、8.3%の回答者がソーポン運輸大臣が最も不誠実な政治家であると回答していた事が明らかになった。

 最も誠実な政治家に関しては、最も多い49.8%の回答者がアピシット首相の名をあげ、以下、チュワン元首相(30.3%)、ゴーン財務大臣(2.2%)と続く結果になった。

 一方、現在の国内に於ける汚職問題にに関しては、93.1%の回答者が激しいから非常に激しい状況にあると回答し、また最も激しいと思われる汚職の種類に関しては、最も多い40.8%の回答者が政治的影響力を背景にした利権追及をあげ、以下、入札関連(16.4%)、二重基準に則った政策・法律の施行(13.0%)と続く結果になった。

 また、アピシット首相が3日の政見放送の中で4つの汚職問題解決に取り組む方針を明らかにした事に関しては、多くの回答者が取り組みが失敗に終わると回答し、特に権力者や特定層の影響力を排除した透明な官僚人事に関しては、多くの回答者が最も実現が難しいと回答した。

 更に、今月10日から13日にかけて国際汚職防止会議がタイを主催国として開催される事に関しては、75.8%の回答者がタイを主催国として開催されるという事を知らなかったと回答し、また会議終了後の国内の汚職状況に関しては、72.3%の回答者が変わらない、15.5%の回答者が改善する、12.2%の回答者が悪化すると回答した。

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2010年11月09日

外務省、不正疑惑クリップ公開のパシット氏のパスポートを失効処理

 各報道によると、民主党解党裁判が絡む民主党による憲法裁判所への働きかけ疑惑や同裁判所判事による情実採用への関与疑惑を裏付けるとされるクリップの公開に関与した疑惑が持たれている、憲法裁判所長付前秘書官のパシット・サクダーナロン氏所有のパスポートが外務省により失効処理されていたことが8日までに明らかになった。

 現憲法裁判所長付秘書官のチャワナ・トライマート氏が8日朝放送されたラジオ番組の中で明らかにした。

 パシット氏は、問題のクリップが最初にユーチューブ上に公開された時点で香港に滞在中だった事が確認されており、先に憲法裁判所は外務省に対して同氏のパスポートの失効処理を要請していた。

* ohmaygod3009氏によりアップされた一連のクリップ
http://goo.gl/HUBDx

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2010年11月08日

国民の多くがクーデター以降に汚職・不正が深刻化したと認識、ABAC調査で

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが、17県内の1,349世帯を対象に行った2006年のクーデター以降の汚職状況に関する意識調査で、選挙票の売買が行われていると回答した者が、2005年2月度調査時点66.3%だったのに対して75.1%に増加し、更に入札や許認可事業絡みの利権追及や特定事業者への利益供与の背景に国家レベの大物政治家がいると回答した者が、2005年2月度時点で73.9%だったのに対して77,6%に増加していた事が明らかになった。

 また、官僚・公務員の汚職が依然蔓延っていると回答した者が、2005年2月度調査時点で84.9%だったのに対して90.1%に増加し、更に汚職に問われた官僚・公務員に対する司法手続きに信用を置くことが出来ないと回答した者が、2005年2月度調査時点で12.1%だったのに対してほぼ3倍の32.1%に増加するという結果になった。

 更に、国家が繁栄し国民の生活レベルが向上する限りは汚職を容認することが出来ると回答した者は、2008年10月度調査時点で63.2%だったの対して76.1%に増加した。

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多数が政府の憲法改正方針を支持、スワン・ドゥシット調査

 ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが全国2,331人の回答者を対象に行った、政府が推進を決定した憲法改正に関する意識調査で、61.19%の回答者が憲法190条で規定された国際条約の国会事前承認を義務づけた条項の改正を支持する、57.71%の回答者が下院議員の構成及び選出方法を定めた憲法93条及び98条の改正を支持すると回答していた事が明らかになった。

 しかし32.18%の回答者が政治家の不適切な振る舞いや悪事を抑え込む為の条項の改正に最初に取り組むべきであると指摘した。

 また、77.14%の回答者が改正にあたっては現行憲法制定時と同様に国民投票を行うべきであると回答したが、37.89%の回答者が憲法改正が政治家の利権の為に行われるため政治情勢の改善には繋がらないと回答し、改正により情勢が改善すると回答した者は21.10%に留まる結果になった。

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2010年11月07日

タクシン元首相がノルウェーでサナン副首相と和解推進について協議


 各報道によると、タクシン元首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏は6日、同元首相とサナン副首相が現地日付の6日にノルウェー国内のタイ寺院内で和解推進について協議する予定である事を明らかにした。

 サナン副首相は、古代仏典引き取りの為にノルウェーを訪問中で、予てからこの訪問を利用してタクシン元首相と面会するのではないかとの憶測が流れていた。

 ノパドン氏によると、ナコンパトム県内のプタモントンに展示する為に一時貸し出される古代仏典の引渡式にタクシン元首相とサナン副首相が招待されているという。

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ヂャンタブリーで若者グループ間の抗争により16歳少年が重傷

 各報道によると、6日1:00過ぎ、ヂャンタブリー県県都内の路上で、バイクで路上を走行中だった若者グループが、同じくバイクで路上を走行中だった別のグループに向け爆発物を投げ込むと共に銃を発砲し、16歳の少年が重傷を負った。

 重傷を負った少年の友人によると、友人等とバイク20台で路上を走行していた際に、反対車線方向から来たバイクで走行中の別のグループから襲撃を受けたという。

 また友人によると、襲撃を仕掛けてきたのは予てから対立関係にあったグループではないかという。

 警察によると、犯行に使用された爆発物は大型の爆竹を使用した手製の手投げ式のもので、また銃は地元の不良若者グループの間に広く出回っているタイ製の拳銃が使用されたと見られるという。

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2010年11月06日

首相、議員失職の大臣は辞任した上で補選に出馬すべき

 各報道によると、アピシット首相は5日、憲法裁判所の判決により欠格と判断され下院議員を失職した大臣ポストにある者が補欠選挙に出馬する場合は、大臣のポストから辞職した上で選挙戦に臨むべきであるとの考えを示した。

 尚、法律では、大臣ポストに留まったままでの選挙への出馬を禁じていない。

 アピシット首相は、民主党の方針に則り党幹事長のステープ・トゥアックスバン氏が副首相ポストから辞職した上で補欠選挙に出馬した事を例にあげた上で、政界内の慣習は所属に関係なく同一であるべきであるとの認識を示し、所属政党に関係なく議員を失職した大臣は、ポストから辞職した上で補欠選挙に臨むべきであるとの考えを示した。

 また、議会解散後に、同時点での大臣が次期政権発足まで暫定大臣として大臣職を代行したまま総選挙に臨んでいることと、議員を失職した大臣が大臣職のままで補欠選挙に出馬することとは事情が異なるとして、議会解散後の例を盾にして大臣職のままで補欠選挙に出馬する事を正当化するべきでは無いと指摘した。

 一方、議員を失職した運輸副大臣のグゥアグーン・ダーンチャイヤウィヂット氏は5日、あらためて議員失職に関係なくポストに留まる意向をしめした上で、補欠選挙への出馬に関しては、自らは出馬の用意があるが、出馬の是非や大臣ポストからの辞職の是非の判断に関しては、9日に招集される党会議の決定に委ねる考えであることを明らかにした。

 尚、同様に失職した内務副大臣のブンヂョン・ウオオントライラット氏は、党の方針に従うとのみ述べ、今後の去就を明らかにしていない。

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2010年11月05日

選挙委、選挙区選出議員5人の欠格を受け12月12日に補欠選挙を行う方針を決定

 各報道によると、憲法裁判所による下院議員資格欠格判断により選挙区選出下院議員5人が失職した事を受け選挙委員会は4日、議員不在となる5つの選挙区を対象に12月12日に補欠選挙を行う方針を決定した。

 閣議承認を経て国王認証を受けた後に正式に補欠選挙の日程が公示される。

 当初予定では、今月22日から26日にかけて候補者登録受付を行い、12月4日及び5日に期日前投票が行われる予定で、約1,600万バーツの予算を見込んでいる。

 また、議員資格を失った2閣僚に関しては、閣僚のままでの補欠選挙への再出馬が法的には禁じられていない事を確認した。

 しかし、出馬議員が選挙期間中に水害被災者支援物資を提供する行為の是非に関しては、別途9日に招集される会議の場で検討が行われる予定だという。

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プゥア・タイ党、議員資格を失った閣僚は辞任した上で補欠選に出馬するべき

 各報道によると、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は4日、先の憲法裁判所の判決により下院議員資格を失ったブンヂョン内務副大臣及びグゥアグーン運輸副大臣の両名は、大臣を辞職した上で補欠選挙に出馬するべきであると指摘した。

 ヂャトゥポン氏は、両名が出馬するしないに関わらずプゥア・タイ党が補欠選挙に勝利する事になると確信していると断った上で、両名に対して大臣ポストを利用して選挙戦を戦っていると見なされる事を防ぐ為にも誠意を見せて大臣ポストから辞職した上で選挙に臨むべきであると指摘した。

 尚、下院議員資格を失った2大臣の内、グゥアグーン運輸副大臣が所属するチャート・タイ・パッタナー党は、引き続き同副大臣がポストを続投することを支持する方針を確認したが、仮に同副大臣が補欠選挙に出馬した場合の大臣ポストの取り扱いに関しては、補欠選挙出馬前に副首相を辞職した民主党のステープ幹事長の前例に関係なく党独自に判断していく方針である事を明らかにしている。

 プームヂャイ・タイ党所属のブンヂョン内務副大臣側は、党の判断に従うと語るに留めている。

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