2006年08月12日

チューウィット氏、政府の権限を乱用した事前運動行為を告発

 チャート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は11日、国務省が関与した総選挙告示前の事前運動行為疑惑がある事を明らかにした上で、更なる政府の権限を乱用した選挙違反行為が行われる恐れがあるとして、早急な選挙委員会委員の選出及び同委員会の正常な機能の再開を要請しました。

 チューウィット氏によると、国務省を通して国内全ての県知事に送られた政府が製作したTシャツが、何故か県知事から県内選挙区から出馬予定のタイ・ラック・タイ党の党員に配られ、そこから地元の有権者に配布されているとの告発が寄せられているようです。

 一方、タクシン暫定首相が公務視察訪問先の東北部で、首相続投に関する明確な意思表示を避けた事に関しては、仮に続投をする意思がなかったら国民の税金を使って地方住民の票の買収に動く筈はないと皮肉混じり語り、選挙公示直前に東北部へ公務視察へ出かけたこと自体が首相続投を宣言したに等しいとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 02:26| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

最高裁、10人の選挙委員会委員候補者を選出

 最高裁判所は10日、資格要件を満たしていた43人の候補者から女性1人を含む以下記載の10人を次期選挙委員会委員候補として選出しました。

 尚、選挙委員会委員5人の選出は15日に開かれる見通しになっている暫定上院議会にて選出が行われる予定になっています。

 1. ウイチャー・マハークン氏 最高裁家庭・児童関連担当判事長
 2. ウドム・フゥアフン氏 バンコク南刑事裁判所上級判事
 3. ワサン・ソーイピスット氏 最高裁労働関連担当判事長
 4. ソムチャイ・ヂュンプラスゥト氏 最高裁判事団長
 5. アピチャート・スカッカーノン氏 最高裁環境関連担当判事長
 6. ゲーオサン・アティポーティ氏 法学者、元バンコク選出上院議員
 7. ナーム・イムイェーム氏 元最高裁判事団長
 8. スメート・ウパニサーゴン氏 バンコク南刑事裁判所上級判事
 9. ソットシリー・スタヤタム女史 最高裁判事団長
10. プラパン・ナイゴーウィット氏 副検事総長

 上記候補者の内、ゲーオサン・アティポーティ氏は上院議員時代からタクシン政権に批判的だったことで知られ、また暫定上院議員期間中には民主主義市民連合の演台に立ったこともありました。また、ナーム・イムイェーム氏は、タイ・ラック・タイ党による小政党の買収疑惑の真相を解明する為に選挙委員会内に設けられた専門調査委員会の委員長を務め、タイ・ラック・タイ党幹部等による小政党買収があったと結論づける報告書を提出した事で知られています。

 一方、党に対して好意的な人物が中立・公正な人物であるという変わった基準を持っているタイ・ラック・タイ党のヂャトゥポン副報道官は、常に選挙委員会に対して干渉せずの姿勢を貫き通してきた党として今回の選出に特に異議を挟むような事はないと強調したものの、明確に反タイ・ラック・タイ党の姿勢を示していたゲーオサン氏に対しては、自ら委員選出を辞退するか、委員に選出された場合はワット・プラゲーオに行って中立・公正を旨に職務に邁進すると誓うべきであると語っていました。

posted by Jean T. at 02:49| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定国務副大臣、暫定首相の公務視察は選挙違反に該当しない

 スゥムサック暫定国務副大臣は10日、先に行われたタクシン暫定首相による東北地方への公務視察訪問は選挙違反に該当しないと断言した上で、いつでも選挙違反に関する警察側の事情聴取に応じる準備があると発言しました。

 これは、選挙告示直前に行われたタクシン暫定首相の公務視察が選挙違反に該当するとの指摘が各界からなされ、更に東北地方の救国団体がタクシン暫定首相及びスゥムサック暫定国務副大臣を選挙違反で告発した事を受けた発言で、同暫定国務副大臣は、救国団体側の動きは単なる売名行為であると指摘した上で、仮に当局側が選挙違反に該当しないと判断した場合は、救国団体側を逆告発する方針を明らかにしていました。

 一方、コンサック暫定国務大臣は10日、全国の地区長や村長に対して、あらためて政治と距離を置き、与えられた任務に邁進するよう通達を発していました。

posted by Jean T. at 02:47| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

民主党、タクシン型地方公務視察は"政府権限の選挙票化政策"の推進の為

 民主党のオンアート報道官は9日、今回のタクシン暫定首相の東北部への公務視察は政府の権限をい乱用した票の買収以上に悪質な汚職行為だったと非難した上で、タクシン政権が貧困層の潜在力向上の為に取り組んできた土地・資産の担保化政策をもじって政府権限の選挙票化政策の推進の為であったと、今回の公務訪問を皮肉混じりに総括しました。

 発言の中でオンアート報道官は、政府の権限を乱用して票を買うような行為は許されざる悪質な選挙違反行為であると指摘した上で、選挙違反の摘発を視野に選挙委員会の職員は今回の公務訪問に於けるタクシン暫定首相一行の動向に関する資料を収集するべきであると指摘していました。

 一方、民主主義市民連合幹部のソムギヤット・ポンパイブーン氏は9日、今回の公務訪問を貧困層の選挙票化政策の一環として行われたものであると皮肉った上で、根底に地方の住民を政府にひれ伏させ支配したいとの思惑があったと指摘していました。

posted by Jean T. at 02:40| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、首相続投を強く示唆

 東北部公務視察の一環としてローイ・エット県を訪問したタクシン暫定首相は9日、住民等を前に行われた演説で首相続投に強い意欲を見せました。

 演説の中でタクシン暫定首相は、国益よりも政治的・個人的な利益を追求する者や自分を好きでは無いマスコミ等からの辞任圧力に晒されながら、国益・国民の為に自らが果たすべき責任や、自らの将来について如何に処すべきかについて考え続けてきていた事を明らかにした上で、今回の訪問で続投を求める住民からの強い声援を受けたことにより、今後も貧困撲滅を初めとする国民が抱える問題の解決を推進させる為にも”タイ・ラック・タイ党”が任務を継続するべきであるとあらためて認識する事ができたとし、自身の将来の身の振り方については、総選挙により、主権在民とは個人的利益を追求する者の為のものではなく、文字通り国民に主権があることを意味する事が証明されるまで回答を待って欲しいと語り、言外で主権在民を盾に暫定首相を攻撃している反タクシン派を非難した上で、票の上での国民の支持を背景にして再度首相に就任する意向を強く滲ませていました。

 また、演説後に記者団から首相の続投を決心したのかと聞かれたタクシン暫定首相は、まだどっちつかずの状態だ、同じ心の苦しみをマスコミ、特に(タクシン暫定首相に批判的な)プーヂャッガーン紙やマティチョン紙、カーオ・ソット紙にも味あわせてあげたいと語っていたようです。

 因みに、この発言を聞いたネーション・チャンネルのガノック氏は、(同じく同暫定首相に批判的な)ネーション社系の新聞の名前がタクシン暫定首相の口から出なかった初めとのケースだと語っていました。

 一方、タクシン暫定首相は、この演説に先だってマハーサーラカム県内で行われた演説の中では、バンコクの高学歴な住民が簡単に悪い考えを持っている人物の策略に嵌められ、その喧伝を信じているように、人々が簡単に策略にはまり、デマを直ぐに信じてしまう事がタイ社会が抱える病根の一つであると指摘し、更に地方でも学歴レベルが高い住民にも同じように騙され安い傾向が見られるとした上で、ここに集まっている住民のように(タクシン暫定首相から直接)正しい情報を得ている者は、その様な罠にはまる事はないと、まるで、どっかの人がこれまで地方住民を幻惑する為に取ってきた手法を自己批判せず、それを批判している者に責任をなすりつけているような発言までしていました。

 因みに、公費で行われた公務訪問であるにもかかわらず、タクシン暫定首相は演説の際に、何故かタイ・ラック・タイ党の名前を出し、また演台に立った同党の擁立予定候補者の紹介まで行っていました。また、一部報道によると、反タクシン派の声が聞こえてこない"心の故郷"に出かけ上機嫌だったタクシン暫定首相はローイ・エット県内のホテルで地元経済界の関係者等を招いた夕食会の席上で15曲も歌を披露し声をからしてしまっていたようです。

posted by Jean T. at 02:37| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、貧困対策予算約2,000億バーツを確保する方針

 ローイ・エット県アート・サマート郡を公務視察訪問したタクシン暫定首相は、国内800郡内に於ける貧困対策進めるために、貧困対策予算として来年度予算で、確保済み分の1,400億バーツに更に1,500億バーツを上積みし、合計1,900万バーツを確保する方針を明らかにしました。

 一方、今年1月中頃に自ら直接貧困対策に関する指導を行ったアート・サマート郡内で於ける貧困対策の進捗状況に関しては、ほぼ60%まで対策が進んでいるとした上で、県知事に対しては必要に応じて2億5,000万バーツの予算を使用するよう指示した事を明らかにしていました。

 参考までに、金を配りまくるタクシン首相(当時)と、それに群がる住民の姿をリアルタイムで全国のお茶の間に届けた、アート・サマート郡内に於けるタクシン首相の活躍はここ(ネーション)が参考になるかもしれません。

posted by Jean T. at 02:33| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

暫定首相、今度は自転車の贈呈式をキャンセル

 東北地方を公務視察訪問中のタクシン暫定首相は8日、予定されていた小学校への自転車の贈呈式を急遽キャンセルしました。

 尚、贈呈用に用意されていた3,000台の自転車は、地元当局関係者によって各学校関係者に引き渡されたようです。

 因みに、刑事裁判所を初めとした司法側がタクシン/タイ・ラック・タイ党側に不利な判断を下す傾向にあり、更に近い将来に中立的な選挙委員会委員が選挙監視に乗り出すことが想定される事を懸念したタクシン暫定首相は8日朝行われた移動閣議の席上で、公務視察中は選挙違反行為に該当すると指摘されないよう言動には細心の注意を払うよう申しつけていたようです。

 また、タクシン暫定首相は、毎度恒例になっている早朝の市場訪問もキャンセルしたようです。

posted by Jean T. at 02:28| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東北地方の救国団体、タクシン暫定首相へのレッドカード交付を要請

 東北地方の救国団体代表のタイゴン・ポンスワン氏等3人は8日選挙委員会事務所を訪れ、現在行われているタクシン暫定首相による東北地方への公務視察が選挙違反に該当するとして、選挙委員会の新委員5人が選任され次第タクシン暫定首相に対して選挙資格剥奪処分を下すよう要請しました。

 今回の動きについて救国団体側は、既に選挙委員会側によって選挙公示前6ヶ月以内に行われた有権者への物品の提供行為は選挙違反に該当するとの判断が為されている事を強調した上で、タクシン暫定首相が訪問先で記念品や米を配布したり、小学生向けにコンピュータを提供するような行為は明らかに選挙違反に該当し、レッドカードが下されるべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:26| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

暫定首相、来年中に心臓手術を30バーツ一律診察料政策でカバーする方針

 タクシン暫定首相は7日、公務視察訪問先のコーン・ゲーン県内で、”国王陛下が80歳のお誕生日を迎えられる”2007年中に、心臓疾患を患っている患者に対する心臓手術を30バーツ一律診察料政策の適用範囲に含める方針を明らかにしました。

 タクシン首相によると、この措置により国内8,000人の心臓疾患患者を救済することができるとのこと。

 また、30バーツ一律診察両政策の範囲内で新たに心臓疾患患者のケアーを委ねられ、新たな負荷を負うことになる医師や看護士、医療関係者の福利の向上を目指すと共に、心臓疾患患者が待つことなく、直ぐに手術を受けることが出来るようにする為に各地域ににエクセレント・センターを設立する方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:29| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、コーン・ゲーン県を域内の中核都市にする 他

 公務視察の一環でコーン・ゲーン県を訪問中のタクシン暫定首相は7日、コーン・ゲーン県を域内の中核都市として整備する方針を明らかにしました。

 タクシン首相によると、この構想は既にチァン・マイやソンクラー、プーケット、ウボン・ラーチャターニー、ナコン・ラーチャシマー、ピッサヌロークの各県内で取り組んでいる中核都市化計画の一環として取り組むもので、都市化に向けた整備だけでなく生活や医療、教育レベルの向上を目指すというもの。

 一方、7日朝コーン・ゲーンに到着したタクシン暫定首相は、訪問予定先だったシーナッカリン病院が反タクシン派の地元総本山であるコーン・ゲーン大学内にある事を嫌って急遽訪問先を中央病院に変更した為、シーナッカリン前に集まっていた、地元政治家に動員されたと思われる約2,000人の"地元住民"が隊列をなして大急ぎで中央病院に移動するというエキセントリックな光景が見られたようです。

 当然、タクシン暫定首相を待ちかまえている"地元住民"達は、皆口を揃えて”ターーークシン・スー・スー(タクシン・ファイト!)”と叫びなからタクシン暫定首相を迎えるわけですが、この間乗ったローイ・エット県から出稼ぎで来ている反タクシン派のタクシー運転手さんは、タクシンが首相でいるだけでも体に悪いのに、更にタクシン・スー・スーなんて息継ぎ無しで強く息を吐いたら体に毒だと、なかなか上手いことを言ってました。

 因みに、この運転手さんによると、住民の殆どがタクシン支持だと思われているローイ・エットの住民は、特に昼間に村外に仕事で出る等で都心での動向に関する情報に接する機会がある者を中心にタクシンに対する不信感が募っており、村内の井戸端会議でもタクシンに対する批判的な話題が多い状況だそうです。(多少誇張があると思いますが。。。)

 また、この運転手さんによると、一つソイを隔てた隣村では村長やタムボン行政機構評議会議長のかけ声で住民が貧困者キャラバンの人員として動員されていたそうです。

 一方、同県ノーン・ルゥア郡内の郡庁舎で開かれた昼食会では、地元料理であるウナギを利用したゲーンの一種であるクワ・ヂン・リートが、タクシン暫定首相が食べられないとの理由でメニューから外されていたそうです。

posted by Jean T. at 02:28| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選挙委員会、暫定首相の"公務視察"を緊密に監視

 選挙委員会のピーラポン副報道官は7日、現在行われているタクシン暫定首相の"公務視察"に於ける言動が選挙法に違反するか否かの判断に関しては、現在選考作業中の新委員メンバーに委ねられるとの認識を示した上で、既に職員がタクシン暫定首相の公務視察を緊密に監視している事を明らかにしました。

 尚、票の買収行為であるとの批判に晒されていた雌牛や土地証書等の住民への提供は、本当の意味での"中立"な選挙委員会委員が選任され、選挙違反と指摘されるのを嫌ったのか、結局土壇場で中止になったようです。

 因みに、タクシン暫定首相は、雌牛頭の提供を中止した代わりに、過去に住民に提供された雌牛100頭を演説会場前に連れてきて、これまでの貧困対策政策の成果を強調すると共に、近い将来状況が変わったら雌牛や土地権利証書を住民に提供するよと語っていました。

posted by Jean T. at 02:25| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

タクシン体制打倒ネットワーク結成

 7日付け英字二紙によると、大学教授や学生団体、民間汚職監視団体、民主主義市民連合傘下の非政府系組織、タイ・ラック・タイ党による小政党の買収疑惑を最初に暴露した東北部の救国団体等が中心になって反タクシン体制を標榜する”タクシン体制打倒市民ネットワーク”を結成し、公明正大な総選挙を通してタクシン体制を支持し支えている一族・関係者や官僚、民間大手企業を主ターゲットに活動を展開する方針を明らかにしています。

 ネットワーク関係者によると、タクシン体制の屋台骨からの切り崩しを図る目的で、手始めに今週から各県知事や警察幹部等に選挙への介入及びタクシン警察中佐への支持を止めるよう警告する書状を送付すると共に、タクシン体制を金銭面から支えてきたヂャルゥン・ポーカパン(CP)、ネッスル、グラムミー等の大手企業に対しては、同様な警告文を送付すると共に必要であれば当該企業及び関連企業商品の不買運動を展開する方針でいるようです。

 因みに、ネットワーク結成発表の記者会見は、浮気者のオーナーがタイ史上最高の離婚慰謝料の請求を元本妻から受けていることでも知られ、またタイ・ラック・タイ党のパトロンの一人でもあるミラクル・グランド・ホテルで開かれていたりしてます。

 尚、同ネットワークのサイトに関して英字二紙上で、それぞれ"www.stopthaksin.com"と"www.stoptaksin.com"が紹介されていますが、前者は「そんなサイトは存在していない」とブラウザーから怒られ、また後者は"2bangkok.com"のサイトにリダイレクトされるようです。

posted by Jean T. at 11:43| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、今度は雌牛で地方の有権者を買収?

 タクシン暫定首相は6日、7日から始まる東北・北部への公務視察の際に、訪問地の住民に雌牛や雄牛、更には生活の糧を得るのに必要な土地まで提供する予定があると伝えられている事に対して、総選挙を意識した極めて不適切な行動であるとの批判が噴出している事に関して、これは貧困問題を最重要課題として取り組む政府が”政策”として長年取り組んできたもので、雌牛等を提供する事は今に始まった事ではないと語り、選挙とは無関係である事を強調していました。

 一方、コーン・ゲーン県第7選挙区選出元下院議員のスチャイ・シースラポン氏は、今回のタクシン暫定首相の同県への公務訪問は政治的思惑とは一切無関係であると説明しています。

 スチャイ氏によると、今回のタクシン暫定首相や関係閣僚等の公務訪問は、これまでに政府が施行してきた貧困対策や30バーツ一律診察料政策の施行状況の視察だけが目的で、それ以外の政治的な思惑は一切絡んでいないんだそうです。

 一方、民主党のアピシット党首は、総選挙の公示直前に公務視察を強行し、更に雌牛等を提供する等の行動は、政府の権限を乱用して票の買収を行っていると指摘されてもおかしくない極めて不適切な行動であると指摘した上で、果たしてタクシン暫定首相は政治的な”エチケット”というものを心得ているのかと疑問を呈していました。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国民の多くが党首同士の直接対決に期待

 ABACポールが全国15県内に住む2,812人を対象に行った意識調査で、78.7%の回答者が総選挙に向け各党の党首が一堂に会し、国家問題解決に向けた各党の考えや公約を公表し議論を展開するべきであると考えている事が明らかなっています。尚、9.7%の回答者は、たとえ党首が一堂に会する機会があっても、本音で語り合うことは無い、政党間対立を煽るだけ、問題は公約ではなく施行面にある等の理由をあげ政治的な雰囲気の好転に資することは無いと回答していたようです。

 また、直接対決の際に争点にして欲しい政策方針や公約に関しては、96%の回答者が国王陛下が取り組む王室プロジェクトの推進支援関連、95.6%が必要充分な経済思想に則った国民の生活向上に資する政策関連、95.5%が国内に於ける対立の解決関連、94.8%が汚職問題関連をあげ、以下、エネルギー問題関連(93.5%)、麻薬問題関連(92.8%)、貧困対策関連(91.8%)、南部問題関連(90.6%)と続く結果になったようです。

 一方、10月15日に予定されている総選挙が政治情勢の解決に繋がるかとの問いに対しては、74.7%が繋がると回答し、11.6%の回答者が繋がらないと回答していたようです。

 また、最も聞いてみたと思う選挙演説に関しては、89.7%がタイ・ラック・タイ党党首、88.6%が民主党党首と、二大政党がほぼ同数を獲得する一方で、チャート・タイ党党首と回答した者が63.6%いたようです。

 一方、総選挙の監視にあたるべき中立機関に関しては、36.4%が民間選挙監視団体であるピーネットをあげ、以下、マスコミ(19.6%)、教育機関(15.6%)と続く結果になったようです。

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2006年08月05日

選挙告示前の地方視察行、地元で人集めの動き

 東北部・北部公務地方視察の一環としてタクシン暫定首相等が訪問する予定になっているコーン・ゲーン県内で、早くも暫定首相一行を迎え入れるために県内の地域リーダーに対して、受け持ち地区の住民を最低20人動員するよう指令が飛んでいるんだそうな。

 なんでも、動員された住民は、タクシン暫定首相の訪問予定先で一行の到着を熱烈歓迎する模範住民の役を演じさせられたり、ノーンシラー郡内と県都内で予定されている演説会会場では、熱心に演説に耳を傾け、盛んにエールを送る模範住民の役を演じさせられる予定になっており、2つの演説会だけで1万人近くが動員されるものと見られれているようです。

 まぁ、公費で出かける公務訪問なのに立会演説会があるということ自体が異常なんですが。。。

 因みに、動員された住民への報酬や移動手段の確保等は全て県内小選挙区から出馬予定の党員が全責任を負って面倒を見ることになっているようですが、費用は党の予算からではなく、公務視察関連の予算からこっそり支出されるのではないかとの疑惑も指摘されているようです。

 尚、タクシン暫定首相は4日夕方、今回の公務訪問と選挙は一切関係ないと語ってました。

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スチョン暫定上院議長、投票日先延ばし案を支持

 スチョン暫定上院議員は4日、10月15日に予定されている投票日を先延ばしするべきであるとの意見がサイウ暫定上位議員を初め各界から表明されている事に関して、個人的見解であると断った上で、選挙委員会の新委員を選出する為には、各候補者に対する念には念を押した資格・経歴審査が必要であることから、投票日を先延ばしをすることが望ましいとの認識を示しました。

 一方、新選挙委員会委員5人を選抜する為の特別上院議会の開催に関しては、15日から20日の日程で開催する事にとの見通しを示していました。

posted by Jean T. at 02:27| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

タクシン支持派プロ市民4人に禁固刑

 7月25日に前選挙委員会委員3人に4年の実刑判決が下された際に、判決に対して法定限度を超えた中傷発言があったとされる市民14人、及び実刑判決が下された前委員3人に差し入れを届けに現れた事により、判決に不服を持つ市民の悪感情を煽ったとされるチューウィット・ガモン・ウィシット氏に対する判決公判が3日刑事裁判所で開かれ、市民側4人(男1人、女3人)に対して執行猶予無しで禁固を命じる決定が下されました。

 尚、収監を命じられた4人は17時までに控訴期間中の保釈が認められています。

 収監を命じる決定が下されたのは、タクシン支持派市民団体幹事で仏教系大学の助教授の職にあるサティヤン・ウィプロムマハー氏他3人で、刑事裁判所側はサティヤン氏が集まった市民等を煽動し過激な中傷発言を煽り裁判所の権威を汚したとして3ヶ月間の禁固を、また他の3人に対しては、自ら過ちを認めているものの、中傷発言や脅迫発言を繰り返し、集まった市民を煽動し、更に内1人は雇われて煽動行為に荷担した疑いがあると指摘した上で1ヶ月の禁固を命じました。

 一方、チャート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏に対しては、本人が過ちを認めている事を考慮し処分保留の1年間の観察処分が、また、他の市民10人の内、4人に対しては、裁判所の敷地内での発言や行動から1ヶ月間の禁固が適切であると判断した上で、前科が無いことを考慮して1年間の執行猶予が、6人に対してはチューウィット氏と同様に処分保留の1年間の観察処分が下されました。

 因みに、今回の決定に先立って一部の市民側は、チューウィット氏が現れなかったらこのような事は起きなかったと、全てを氏に責任転嫁し情状酌量を得るという戦略をとっていたようですが、ネーション・チャンネルのガノック氏(ch9のクイ・クイ・カーオやch7の朝のニュースにも出演)は1日の放送の中で、責任転嫁戦略に出た市民の多くが貧困者キャラバンとタクシー関連団体が煽動したネーション本社ビル封鎖事件等のプロ・タクシン系活動でも「顔なじみ」な顔であると指摘した上で、「こいつ等は嘘つきだ」と指弾していました。また、判決後の放送では、禁固刑を受けた女性の写真が映った際に、さりげなく「やはりこいつか」と独り言のように言っていました。

 尚、同様に判決を中傷したとされるタクシン暫定首相顧問弁護士のタナー・ベーンヂャティグン氏に関しては、本人が法定で争う姿勢を見せている事を受け、別途公判が開かれる予定になっているようです。

posted by Jean T. at 02:40| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

ポンティップ医師、選挙委員会委員への立候補を辞退

 一端は選挙委員会委員への就任に意欲を見せていた法務省法医学研究所臨時所長代行のポンテップ・ローヂャナスナン女史が2日までに、選挙委員会委員への立候補を辞退した事を明らかにしています。

 これは、最高裁判所側が準備している選挙委員会委員候補者リストにポンティップ女史の名前が記されていなかったことについて質問を受けた際に語られたもので、ポンティップ女史は、選挙委員会委員の仕事が自分に不向きであると判断したこと、更に現在法医学研究所で数多くの案件を抱えている事から立候補を辞退したと語っていました。

 今回のポンティップ女史の辞退発言に先だって、やはり有力委員候補と見られていた会計監査院院長のヂャールワン・メーンタガー女史が、12月末までの任期を完遂させたいとして委員候補への推薦を辞退する方針を明らかにしていました。

 一方、スチョン暫定上院議長は、11日に選挙委員会委員5人を選抜する為の特別上院議会を開催する方針を明らかにしていました。

 尚、最高裁判所は2日、女性5人を含む42人の候補者の資格チェックを3日に行い、10日に10人の委員候補者の絞り込み選考を終える方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:46| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンハーン氏、東北部・北部を公務訪問予定の暫定首相に釘を刺す

 チャート・タイ党のバンハーン党首は2日、やり直し総選挙告示直前に東北部・北部へ気有無訪問をする方針を明らかにしているタクシン暫定首相に対して、政府の権限を嵩に着るような発言を行わないよう釘をさしました。

 バンハーン党首は、総選挙告示前に公務訪問を行うこと自体には問題ないが、その公務訪問の背後にある意図次第では、将来にしこりを残し国内和解推進の障害になり得ると指摘した上で、政府の権限を嵩に着たような発言を住民に対して行うことは控えるよう努めるべきであると指摘しました。

 一方、民主党のアピシット党首は、現在最も問題解決が急がれている南部国境域と水害問題を抱えるチァン・マイへ向かうのが本筋であると指摘し、今回の公務訪問の意図に疑問を呈していました。

posted by Jean T. at 02:44| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、ばらまき政策は票集めの為ではない

 タクシン暫定首相は2日朝、ナコンパトム県内で開かれたセミナーの席上で、タクシン政権が支持基盤を盤石にするためにばらまき政策を行ったとの批判を一笑に伏した上で、批評家がばらまき政策であると批判するの根経済政策によって国内経済を盤石にしてき事を強調すると共に、これまで取り組んできた村再生基金政策やSML政策等の草の根経済政策を完遂させる事に意欲を見せました。

 一方、講演後タクシン暫定首相は、セミナーを主催した乳牛畜産農家団体からの要請に基づき、原油高問題の解決に全力を尽くすこと、原料乳の価格低下問題の解決及び牛乳消費キャンペーンを行い事等を約束すると共に、政府は今後も農家が抱える問題に真剣に取り組むと強調していました。

posted by Jean T. at 02:43| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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