2007年05月17日

タクシン支持派団体、ソンティ氏を不敬罪で告発

 タクシン・タイ・ラック・タイ党支持を明確にしている反クーデター系団体のピラープ・カーオは16日、警察犯罪防止取締局に対してプーヂャッガーン紙等を発行するマネージャー社創業者のソンティ・リムトーングン氏及び同氏系のテレビ局ASTVを不敬罪で告発しました。

 今回の告発に関してピラープ・カーオ側は、4月27日にASTVで放映された番組の中で王室秘書官長のアーサー・サーラシン氏を批判した事が、秘書官と一体をなす王室を非難した事になると指摘しているようです。

 因みに、ピラープ・カーオは、別の反クーデター系団体である独裁制に反対する土曜日の人々が進めているプレーム枢密院評議会議長の罷免を国王に誓願する為の署名活動に便乗して署名活動を行っている団体としても知られています。

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2007年05月14日

連合、25日に政情分析の為の幹部会

 民主主義市民連合幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は13日、政治情勢の分析の為に25日に幹部5人が揃った幹部会を開くことを明らかにしました。

 ソムサック氏によると、当日はスラユット首相に対する辞任圧力やタイ・ラック・タイ党及び民主党に対する解党の是非に関する判断が公表された後に予想される情勢の変化等を中心議題として協議を行う予定で、現状では集会の開催に関しては検討課題にあがっていないとのこと。

 また、同連合傘下の東北地方19県住民ネットワーク幹部のチャイヤワット・シンスウォン(元パランタム党党首、元工業大臣)が国家安全保障評議会のソンティ議長に首相の罷免を要求する書面を提出した事に関しては、あくまで地方の傘下団体独自の判断によるもので、連合の総意に基づくものではないと指摘していました。

 一方、同連合のスリヤサイ調整役は、スラユット首相に対して、二大政党に対する解党の是非に関する判断が公表された後に予想される政府に対する圧力の激化に備え、対立している環境下に己を泳がせる事無く、自己改革に努めるべきであると指摘していました。

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2007年05月10日

プーヂャッガーン紙編集長に名誉毀損で執行猶予2年付き6ヶ月の禁固刑

 刑事裁判所は9日午前、元タイ・ラック・タイ党幹部のプミタム・ウェーチャヤチャイ氏に対する名誉毀損行為があったとして、被告のプーヂャッガーン紙編集長のクントーン・ローセリーワーニット氏に対して執行猶予2年付きの6ヶ月間の禁固刑を下しました。

 この裁判は、2005年11月22日及び23日付けの紙面に記載された、嘗ての学生活動家でるプミタム氏は、もはや国民の権利や民主主義を阻害する輩に心を売った忠犬でしかないという記述によって名誉を毀損されたとしてプミタム氏側が提訴していたもので、裁判所側は根拠の無い中傷により読者にプミタム氏に関する誤った印象を植え付けた事により同氏の名誉を毀損したと認定し、クントーン氏に対して更生の機会を与えるための執行猶予期間2年付きの6ヶ月の禁固刑及び20万バーツの罰金の支払いを命じる判決を下しました。

 今回の判決に対してクントーン氏側は、問題となった記述は政治家の監視機能を担うマスコミ人としての義務感から為されたものであるとして、控訴審で再度争う方針を明らかにしているようです。

 尚、民主主義市民連合の集会の席上で、プミタム氏に対する中傷発言があったとして名誉毀損で訴えられている、プーヂャッガーン紙を発行するマネージャー社の創業者であるソンティ・リムトーングーン氏を被告とする名誉毀損訴訟は、1審で2年の実刑判決が下され現在控訴審で審理が行われています。

参考
刑裁、ソンティ・リムトーングン氏に対して名誉毀損で2年の実刑判決

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2007年04月24日

世渡り上手、ソンティ氏が名誉毀損訴訟で原告に謝罪

 23日午前、刑事裁判所で開かれたソンティ・リムトーングン氏が絡む名誉毀損訴訟の公判で、ソンティ氏が罪状を認めた上で名誉を毀損されたチンナワット及びダーマーポン両一族に謝罪の意を表明しました。

 この裁判は、ソンティ氏がプーヂャッガーン紙や同紙のサイト、テレビ番組等の中でタクシン前首相系のチンナワット一族及びポヂャマーン前首相夫人系のダーマーポン一族がシン社持ち株売却に絡む不正行為に関与したとと指摘した事により名誉を毀損されたとして、ダーマーポン一族のギヤットサック・ダーマーポン海軍中将が提訴していたもので、ギヤットサック海軍中将側は今回のソンティ氏の謝罪発言を評価した上で、再度一族と相談の上で5月8日までに訴訟取り下げの是非に関する回答を裁判所側に示す方針を明らかにしていました。

 因みに、ソンティ氏は別件の名誉毀損訴訟で2年の実刑判決を受け控訴の為に仮釈放中の身。

参考
刑裁、ソンティ・リムトーングン氏に対して名誉毀損で2年の実刑判決

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2007年04月11日

連合、集会開催を見送り

 民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は10日、同日開かれた幹部会の席上で、危機的状況にある国内情勢に油を注ぎかねない集会の開催を見合わせると共に、引き続き政府側の任務遂行を監視し再度状況を見極めた上で集会開催の是非を検討する事で合意に至った事を明らかにしました。

 但し、各地で開催しているセミナーに関しては、今後も継続して開催する方針とのこと。

 また、6ヶ月間の政府の成果に関しては、依然前政権の不正行為により引き起こされた問題の解決にはほど遠い状況であると指摘した上で、今後も政府が公約を果たすことが出来なかった場合はスラユット首相自らが責任を取る姿勢を示すべきと指摘していました。

 一方、幹部のソンティ・リムトーングン氏は、反クーデターを標榜する団体によるプレーム枢密院評議会議員の罷免を誓願する為の署名活動は、国王が有する枢密院評議会メンバーを指名する権利に対する直接的な侵害行為に該当するとの認識を示した上で、実行・未遂に関係なく死刑ないしは終身刑が科せられる刑法108条を適用してかかる行為を取り締まるべきであると指摘していました。

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2007年04月09日

連合、集会開催の可能性に言及

 民主主義市民連合幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は9日、10日に集会を開催するか否かは国民の考え次第であると断った上で、仮に集会を開催する場合は国家安全保障評議会及び政府に対する公約の早期実現及び早期汚職解明をメインテーマに集会を開催する事になるとの認識を示しました。

 この発言は、反クーデターを標榜する市民集会が頻繁に開催されていることを中心に現在の政治情勢の分析及び今後の活動方針を議題とした民主主義市民連合の幹部間協議が10日に行われる際に集会の開催の是非に関しても協議が行われるのではないかとの憶測が依然囁かれている事を受けたもので、前日にはスリヤサイ調整役が反クーデターを基本原則に置いている連合側に別の団体が開催している集会に対抗する為の集会を開催する方針は無いと発言していましたが、ソムサック氏は、幹部間協議の席上で国民の考えを勘案した上で集会再開の是非についても協議されるとの見通しを示していました。

 また、ソムサック氏は発言の中で、政府は失格点圏内にあるとの認識を示した上で、公約に掲げた新憲法下での総選挙実施までの6ヶ月間に何を目標に取り組むのか明確にするべきである。さもないと、FAT締結推進等に見られるようなタクシン政権時代の案件に対する取り組みだけに終始し、一体何の為の政変・政権交代だったのかという疑問を残すことになると指摘していました。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6520 (ビデオ)

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2007年04月06日

連合、市民集会の開催を計画との噂を否定

 民主主義市民連合幹部のヂャムローン・シームァン少将(国家立法議会議員)は5日、同連合が大規模な市民集会の開催を計画しているとの噂を否定しました。

 この発言は、10日に開かれる連合の幹部会の席上で、タクシン体制の復活を阻止する為の市民集会の開催について協議が行われるのではないかとの憶測が広がっていることを受けたもので、ヂャムローン少将は、同日開かれる幹部会では現在頻発している反クーデターを標榜した市民集会及びプレーム枢密院評議会議長の罷免を求めた署名活動を中心に現在の政治情勢に関する分析・意見交換を行い、連合側としての今後の方針を決定する為のもので、市民集会の開催は視野に入れていないと語っていました。

 一方、5日セーリーピスット国家警察本部長代行と面会したPTVは、あらためて平穏を旨に集会を開催する方針を確認した上で、8日にサナーム・ルワンで集会を開催する方針を明らかにしていました。

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2007年03月30日

刑裁、ソンティ・リムトーングン氏に対して名誉毀損で2年の実刑判決

 刑事裁判所は29日、プミタム・ウェーチャヤチャイ氏(元運輸副大臣)に対する名誉毀損でソンティ・リムトーングン氏に対して2年間の実刑判決を下しました。

 この裁判は、2005年11月25日に公開録画された番組の中でソンティ・リムトーングン氏が、王制打倒を意図していた元共産党員であるプミタム氏には国王を敬愛する気持ちがかけており、またスェーデン国内に開設された王室を誹謗するサイトを支援していると発言した事が名誉毀損に当たるとしてプミタム氏側が訴えていたもので、裁判所側は名誉毀損に該当すると認定した上で、ソンティ・リムトーングン氏に対して執行猶予無しの2年の禁固刑を下すと共に、ソンティ氏及び番組を製作放映し、また番組を収録したVCDを配布したソンティ氏系のタイ・デー・メディア社に対して共同で20万バーツの慰謝料の支払いを命じる判決を下しました。

 尚、10万バーツの保釈金(ソンティ氏側は額面20万バーツの有価証券等を提出)で仮釈放されたソンティ氏側は控訴する方針を明らかにしているようです。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6355 (ビデオ)

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2007年03月22日

ソンクラーの市民団体、プレーム議長激励集会を開催

 21日朝、ソンクラー県県都内で、同県出身のプレーム枢密院議長を支持する市民パワー・グループ関係者1,000人が集まり、同議長を激励すると共に同議長をクーデターの首謀者であると決めつけた反クーデター派団体を非難しました。

 グループ側は、18日にプレーム議長公邸前で行われた集会の場で同議長がクーデターに対する立場を明確にしない限りは首謀者として見なさざるを得ないと発言したクーデターに反対する9月19日グループを非難した上で、即刻プレーム議長に謝罪の意を表明すると共に非建設的な活動を中止するべきであると訴えていたようです。

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2007年03月19日

プレーム議長公邸前の市民集会、平穏裏に終了

 反クーデターを標榜する9月19日ネットワークが中心になって開催されたプレーム枢密院評議会議長公邸前での市民集会は、18日20:00過ぎ公邸前にそれぞれ軍・警察、独裁政治を容認した学識経験者、独裁政治を容認した学生、クーデター後に設立された独立機関に見立てた4つの鉢植えを置くことを勝利宣言に見立て平穏裏に散会したようです。

 尚、参加人数に関しては、サナーム・ルワンから公邸に向かうデモ行進の時点で150人から200人が参加していたと見られているようです。(ネーションチャンネルの現場レポートに基づく)

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2007年03月18日

反評議会系市民団体、18日にプレーム議長公邸に向けデモ行進

 17日夕方、サナーム・ルワンで開かれた反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する8つの市民団体が共同で開催した市民集会の席上で、18日夕方にサナーム・ルワンを出発しプレーム枢密院評議会議長公邸(バーン・シーサオテウェート)前に向けデモ行進を行い、そこで演台を設営して20:00過ぎ頃まで集会を行う方針を再確認しました。

 一方、20時現在1,000-2,000人が集まった集会の席上では、スラユット首相のカーオ・ヤイ国立公園内にある別荘が絡む資産隠し・違法土地収用疑惑やソンティ評議会議長が絡む二重婚疑惑に関する調査やThai Say Noをキーワードに評議会側が制定した憲法にノーを突きつけようと訴える場面や、スラユット政権とタクシン政権とを比較しながらスラユット政権が如何に国に損害をもたらしたかと訴える場面では参加者から拍手や歓声が上がる場面も見られたようです。

 尚、集会主催者側によると、4月5日に再度サナーム・ルワンで市民集会の開催を予定しているようです。

* テレビで見た限りでは、CWP前で発生した反タクシン派と親タクシン派との衝突の際や前選挙委員会委員に下された実刑判決に対する激しい抗議行動が裁判所で発生した際、更にはPTVの開局発表会の場等で姿を見ることができた、所謂レギュラーさん達の姿も少なからず見られました。(ネーション・チャンネルのカメラマンもそれに気づいていたようで、ピラープ・カーオなる名前の団体幹部でもある女性を始めレギュラーさん達の動向を執拗に追いかけていました)

参考
thaisayno.com (主催団体のページ、頭にwwwをつけてアクセスして下さい)
http://thaina.seesaa.net/article/35735292.html
http://thaina.seesaa.net/article/35589461.html

posted by Jean T. at 00:48| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

ネーション社封鎖抗議で貧困者キャラバン幹部等6人を起訴

 検察は16日、3月28日に発生したネーション社封鎖抗議事件に絡んで、抗議活動を主導したタクシン支持派の貧困者キャラバン及びタクシー運転手団体の幹部6人を軟禁・脅迫等で刑事起訴しました。

 問題となった事件は、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏の王室を侮辱したと思われる発言を掲載した、タクシン政権に批判的な論調の記事を頻繁に掲載していたコム・チャット・ルック紙に対して謝罪及び新聞の廃刊を要求する為に行われたもので、最終的に館内に軟禁状態に置かれた社員の安全確保を危惧したネーション社側が記事を掲載した事を謝罪すると共にコム・チャット・ルック紙の編集長の辞任及び一時休刊を約束する事態にまで至りました。(編集長はその後復帰)

 尚、コム・チャット・ルック氏側は、その後貧困者キャラバン等に対して謝罪の意を表明したのは、病人や妊婦の社屋外への退出すら認めないキャラバン側の封鎖抗議活動から社員の安全を守る為のやむを得ない措置だったとした上で、キャラバン側の過剰な行動を非難する声明を発表していました。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/15661459.html
http://thaina.seesaa.net/article/15764455.html
http://thaina.seesaa.net/article/15836229.html
http://thaina.seesaa.net/article/16106182.html

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2007年03月12日

反評議会系8団体、17日に大規模集会開催を計画

 反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する8つの団体は11日、17日、18日及び20日に合同でサナームルアンで大規模な集会を開催する方針を明らかにしました。

 代表によると、今回の集会では国民への早期の主権回復や国家安全保障評議会側がクーデターを正当化する為に掲げた公約の早期実現を要求する方針で、18日にはクーデターに反対する9月19日ネットワークが中心になりプレーム枢密院評議会議長公邸に向けたデモ行進及び同地での集会開催が予定されているようです。

 一方、民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は11日、反クーデター系の団体が主催する集会に合流する方針が無いことを再確認した上で、17日にナコンラーチャシマー県内で幹部5人参加のもとで住民等との意見交換会を開く方針を明らかにしていました。

参考
「反評議会系団体、18日にプレーム議長公邸前で抗議集会」
http://thaina.seesaa.net/article/35589461.html

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2007年03月10日

反評議会系団体、18日にプレーム議長公邸前で抗議集会

 反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体”9月19日ネットワーク”は9日、クーデター発生から6ヶ月目を迎えることに会わせ18日(日)にプレーム枢密院評議会議長公邸(バーン・シーサオテウェート)前で抗議集会を開催する方針を明らかにしました。

 同ネットワーク側によると、18日17:00にサナーム・ルワンを出発し、18:30にプレーム議長公邸前に到着。その後20:00頃まで演台を設営し抗議集会を開く予定で、約1,000人前後の参加者が見込まれるとのこと。

 一方、同ネットワークがタイ・ラック・タイ党や水面下の動きに関与しているグループの支援を受けていると指摘されている事に関しては、単に月一回のペースで反クーデター集会を開いているだけで、特定の政治勢力とは一切関係ない。メンバーの中には反タクシン派の者もいると説明しているようです。

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2007年02月19日

反安保評議会系(?)市民団体、3月8日に大規模集会を計画

 テームーヂン・ネットワーク(民主主義の為の市民ネットワーク)のチャナーパット・ナ・ナコン氏は16日、3月6日サナームルワンで1997年憲法の再運用要求を主テーマに掲げた市民集会を開催する事を明らかにしました。

 チャナーパット氏によると、16:00から24:00まで開催される予定の集会には13,000人以上の参加が見込まれ、また民主主義の精神に則って平穏を旨に開催される集会に対して政府や国家安全保障評議会側が干渉する事は有り得ないとのこと。

 当初反クーデター、反国家安全保障評議会色を全面に出していたチャナーパット氏ですが、「尊敬に値する人物からの警告」で昨年12月5日(憲法記念日)に集会の開催を断念して以降は、国家安全保障評議会のソンティ議長と直接面会した事を認める発言や、前政権関係者が絡む新国際空港建設関連汚職の告発や首都圏連続爆破事件の背後関係等に関する資料を当局側に提出するなど、親国家安全保障評議会である事を思わせる言動が目立っていました。

 また昨年12月には、自分が主催する団体にタイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏から活動支援金を受け取っていた幹部メンバーがいたと発言し話題になっていました。

 チャナーパット氏はナコン・シー・タンマラート県出身で元民主党党員。

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2007年02月13日

CWP前で反タクシン派市民に暴行を振るった3人の男を刑事告訴

 パトゥムワン区の検事当局は12日、昨年9月21日にセントラル・ワールド・プラザ前で発生した反タクシン派市民とタクシン支持派市民との衝突の際に、反タクシン派市民に暴行を振るった男3人を刑事告訴した事を明らかにしました。

 告訴されたのは、事件発生直前に現場指揮官の警察大佐と話し合っているところが目撃されていたチャイヤシット・ローマ被告(42)、及びタクシン支持派市民の代表と目されるスメート・ブンヤラットパン被告(54)とスクサン・ゲーオグラーン被告(27)の3人で、12日9時に裁判所で行われた罪状認否では、何れも起訴事実を否定しているようです。

 一方、チャイヤシット被告と共に指揮官の警察大佐と共謀の上で反タクシン派市民に暴行を振るったとされる黒服の男ことヂャラン・ヂョンオーン容疑者は、仮釈放後警察の出頭命令を無視し逃走を続けているようです。(一部では、大物政治家に近い人物であると見られていることから、既に消されているのではないかとの見方も囁かれているようです)

 尚、当時首都圏警察本部第六分署に所属していたルゥッティロン・テープヂャンダー警察大佐に対しては、既に国家汚職防止取締委員会が著しい職務遂行義務違反があったと認定し国家警察本部に対して解職・階級剥奪処分を下すよう勧告を下しています。

 11日に放送されたネーション・チャンネルの番組によると、マスコミの映像に記録されていた同警察大佐とスティチャイ被告やヂャラン容疑者との会話内容をバンコクにある聾学校の関係者が読唇し分析した事が、同警察大佐の不当行為を立件する上で大いに役だったとのこと。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/33269570.html

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2007年02月09日

反タクシン派市民暴行事件の現場指揮官に解職・階級剥奪を勧告

 国家汚職制圧取締委員会は8日、国家警察本部に対して昨年8月にセントラルワールド・プラザの敷地内で自称タクシン支持派市民による反タクシン派市民への暴行・身柄拘束事件が発生した際に、現場指揮官として暴行事件を抑止するべき立場にあったルッティポン・テープヂャンダー警察大佐に対して、解職及び階級剥奪を含む厳しい処分を下すよう勧告しました。

 同委員会側は、暴行事件の発生を許しただけでなく、反タクシン派市民に暴行を振るい、更に警察官ではないにも関わらず反タクシン派市民の不当な身柄拘束に手を貸した黒服と小太りの男二人に対して、その場で法的措置を講じず、更に事件発生直前に件の二人組と話し合っているところが目撃されていることは、衝突を未然に防止するべき立場にある現場指揮官としての職務を放棄したに等しいと勧告で指摘しているようです。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/22645005.html
http://thaina.seesaa.net/article/22682627.html
http://thaina.seesaa.net/article/22731388.html
http://thaina.seesaa.net/article/25727538.html

映像リンク
mms://tv.manager.co.th/videoclip/11News1/Footage/fight%20central%20world_H.wmv
mms://203.147.61.38/nation_arc/archive/news/2006/08/21/20060821_p9.wmv
mms://203.147.61.38/nation_arc/archive/news/2006/08/22/20060822_p1.wmv

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2006年12月16日

前首相派と目される市民団体、ソンティ議長と面会した事を認める

 10日予定されていた市民集会の延期を発表後に消息不明になっていた反国家安全保障評議会を標榜する市民団体”民主主義を愛する市民グループ”代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏は15日、国家安全保障評議会のソンティ議長からの招請に応じて13日に同議長に面会し、席上で貧困問題や農民の借金問題、麻薬問題等の対策を急ぐべきであるとする団体側の主張を伝えた事を明らかにしました。

 チャナーパット氏によると、国家安全保障評議機会側が独自に反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の背後関係に関する調査を行った結果、同氏が主催する市民団体のみが政治的な思惑とは無縁な純粋に反国家安全保障評議会を標榜している団体だった事が明確になった事が、今回の招請のきっかけになっていた事を明らかにしました。

 また、チャナーパット氏が要求している国民への早期主権返上及び憲法関連の核心部分に関しては、来週中に別途ソンティ議長との間で意見交換が行われる予定になっているようです。

 一方、チャナーパット氏は、他の市民団体が集会の開催を延期した同氏の決定を非難している事に関しては、むしろ非難している団体が政治的な思惑をもって特定者の利益を追求していると指摘、また、タイ・ラック・タイ党幹部のネーウィン・チットチョープ氏から1,500万バーツの活動資金を受け取っていたとしてスッチャーイ・ブンチャイ氏を除名処分にした事に対抗して、スッチャーイ氏側が(元民主党党員だった)チャナーパット氏が民主党側から活動資金として1,500万バーツを受け取っていたと告発している事に関しては、事実ではなく、また国家安全保障評議会側も事実ではない事を確認しているとしていました。

* チャナーパット君の団体は、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の信用失墜を狙った、国家安全保障評議会の自作自演用の団体だったのでしょうかね?

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2006年12月13日

反クーデター団体、首相夫妻の資産調査を要求

 反クーデターを標榜する市民団体"独裁に反対する土曜日の人々グループ"代表のスットチャイ・ブンチャイ氏は11日、国家汚職防止取締委員会に対してスラユット首相及び夫人のヂッタラワディー・ヂュラーノン大佐に対する資産調査を要求する書状を提出しました。

 今回の要求書提出に関してスットチャイ氏側は、容認できる高級官僚夫妻の資産総額が2,520万バーツであるのに対して、首相夫妻が申告した資産総額が6,550万バーツで異常に資産が多いだけでなく、特に夫人所有資産の内装飾品・装身具だけで総額1,410万バーツもあるのは、喩え高級官僚の職にあったとしても異常に裕福であると考えざるを得ず、何らかの資産操作が行われた疑惑を国民に与えるものになっていると指摘した上で、国家的な課題として道議道徳、汚職撲滅を宣言した政府の代表として、スラユット首相は自ら資産調査を受け入れるべきであると指摘していました。

 また、スットチャイ氏は、国家汚職防止取締委員会に対して、国家安全保障評議会のメンバーに対しても就任時及び任期終了時に資産報告書の提出を義務づけるよう要請する書状を提出する方針を明らかにしていました。

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2006年12月11日

コー・モー・チョー・オーク・パイ!!

 10日16時頃から約100人強の参加者で始まった反クーデターをテーマに掲げた市民集会は、最終的に1,000人以上(報道により3,000人以上)の参加者が集まった20時過ぎに、口々に「国家安全保障評議会は出て行け(コー・モー・チョー・オーク・パイ)」、「民主主義を返せ(ポー・チョー・トー・クゥーン・マー)」とシュプレヒコールあげなから民主記念塔に向けでも行進を行い、そこで、あらためて1997年憲法の即時再施行及び同憲法にに則った総選挙の即時実施を要求すると共に、国家安全保障評議会が制定した暫定憲法を燃やして気勢を上げた後に、平穏裏に散会しました。

 主催団体によると、今後毎週日曜日にサナーム・ルワンで集会を開催する方針でいるようです。

 今回の集会を主催した団体のイデオロギーや背後関係に関しては不明ですが、とりあえず彼らが主張する1997年憲法に則り実施された総選挙で政権についたタクシン政権が果たして本当に「民主主義」だっのかについて是非コメントを聞いてみたい気がします。もっともdemocracyを意味するタイ語であるプラチャーティパタイをthinking thaiで解釈すると「大衆主義」的な意味合いで受け止める事も出来ちゃいそうですが。。。

posted by Jean T. at 11:18| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする