2007年08月22日

南部情勢 (20-21日)

・20日23:00前、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡内中心部にある住宅兼ミニマートの前で、41歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃された上で喉元を深く切られ死亡。男性は地元行政当局所属の警備員で、当時はミニマート前周辺の警備作業にあたっていた。事件が発生したミニマート前では、数ヶ月前にも行政当局所属の警備員が刃物で切られ殺害されていた。

・21日未明、軍・警察の混成チームはパッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で集中摘発を行い、14日に発生した学校放火事件に関与した容疑で4人の身柄を拘束し、麻薬吸引用に使用された部材や咳止め薬等を押収。今回の集中摘発は、同県マーヨー郡内で行われた集中摘発から逃れた分離主義組織関係者等が中心になって破壊活動の実行に向け武器や爆発物を準備しているとの情報に基づき行われたもの。

・21日6:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、ゴム農園内で作業中だった47歳と41歳のイスラム系住民夫婦が何者かに銃撃され夫が死亡し夫人が重傷。夫は約3ヶ月前に夫人及び子供共々に殺害された前村長の跡を継ぎ、2ヶ月前に村長に就任していた。

・21日10:00前、パッターニー県県都内で、バイクで路上を走行中だった48歳の土地事務所所属の技術職員が、バイク2台に分乗した3人組に銃撃され死亡。現場は男性の自宅から僅か50メートルと離れていない地点。

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2007年08月21日

南部情勢 (19-20日)

・19日15:00前、ナラーティワート県ウェーン郡内で、河川水のくみ上げ施設が爆破。

・19日夜半、ナラーティワート県県都内のモスク付近で、人数不明の一味が礼拝の為に集まった住民等に向け銃を乱射し、重傷者1人を含む3人のイスラム系住民が負傷。

・20日7:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内の路上脇で、銃弾を撃ち込まれた上で刃物で顔面を傷つけられた40歳くらいの身元不明男性の遺体が発見。死後8時間前後経っていると見られる。前夜22:30事に2発の銃声が付近から聞こえたとの住民の証言もあるが、当局側は別の場所で殺害された上で遺棄されたとの見方を示す。

・20日9:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、自宅付近にある農園で作業を行うために自宅前で作業用機器の準備作業中だった43歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・20日11:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、3人組の男がゴム精製所内で作業中だった女性作業員に向け銃を乱射し、30歳のイスラム系住民女性が死亡。危うく難を逃れた女性作業員の中にはガムナンの実妹がいた。

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2007年08月20日

ナラーティワートの市場で爆発、軍関係者等2人が負傷

 19日11:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内にある市場付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近にある国民投票の投票所周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者1人、住民1人(初期報道段階では軍関係者1人)が負傷を負った。

 報道により、国民投票への参加を呼びかける活動に参加中だった軍関係者の通過に会わせ爆発物が爆発したとするものもある。

 現場は、タイ国鉄バーン・ラーロ駅の裏手。

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2007年08月19日

南部情勢 (16日-18日)

・16日深夜、ヤッラー県ラーマン郡ガールーパン地区内で、TT&T社の公衆電話回線の一部が何者かにより放火され、地域一帯の電話回線が一時不通に。

・16日2:00過ぎから17日19:00前にかけて、軍・警察の混成チームはソンクラー県サバーヨーイ郡内で集中摘発を行い、50万バーツの懸賞金を掛けられ身柄を追われていた分離主義組織の幹部クラス3人を含む9人の身柄を拘束し、銃器類3丁や爆発物に使用可能な部材多数、路上撒布用の鋲の製作に使用された器具等を押収。

・17日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内2ヶ村内で一斉摘発を行い、18人(報道により17人)の身柄を拘束し、銃器類8丁、リモートコントロール用の部品を含む爆発物の製作に使用可能な部材多数、バイク爆弾に使用する予定だったと見られるバイク4台、通信機2台等を押収。身柄拘束された18人の内4人は実行部隊の地域幹部クラスと見られる。この摘発は、10日発生した銃撃戦でRKKの構成員と見られる3人が死亡した事件の捜査過程で、分離主義組織側の活動拠点がターゲットとなった村内に置かれている疑いが濃くなった事を受けたもの。

・17日朝、ヤッラー県ターントー郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった52歳と19歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され2人とも重傷。

・17日20:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク3台に分乗した6人組が路上脇に設けられた国境警備警察の臨時駐留地や同じ沿線にある別の駐留地に向け連続して銃を乱射し逃走。いずれも人的な被害は無し。

・17日夜半、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、友人等3人とバイクで路上を走行中だった17歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され重傷。

・18日6:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、6人前後と見られる男が集中摘発作業中だった同郡警察署関係者約20人に向け銃を乱射し、約10分間(報道により約15分)に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で一味側1人が死亡し4人の身柄を拘束。警察側の人的な被害は無し。今回行われた集中摘発は、隣接するグロンピナン郡内から摘発を逃れた一味がバンナンサター郡内に拠点を置く一味と合流し、新たな破壊活動を計画しているとの情報筋からの情報に基づき行われたもの。

・18日6:00前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い、RKKの実行部隊地域幹部と見られる49歳と36歳の男2人を含む5人の身柄を拘束し銃器類3丁等を押収。この集中摘発は、武装したRKK関係者が潜伏し、同郡及びシーサコン郡内をターゲットにした破壊活動の準備に入っているとの住民からの通報に基づき行われたもの。

・18日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクに乗った2人組が国民投票の投票受付所が設置された学校の警備にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍関係者1人が負傷。

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プラヂュアップの民家で爆発、2人が死傷

 18日5:00前、プラヂュアップキーリーカン県プラーナブリー郡内にある民家内から爆発が発生し、51歳の家主の男性が死亡し、同居している46歳の家主の実妹が重傷を負った。

 近所に住む33歳の家主の息子は、何故爆発物が屋内にあったのか全く心当たりが無いと語っている。

 警察側は、死亡した男性がどこからか拾ってきた爆発物を、それとは知らずに分解しようとして爆発させたのではないかとの見方を示した。

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2007年08月17日

ナラーティワート県内20ヶ所で不穏な動き、ヤッラーでは2ヶ所で銃撃戦

 15日夜半から16日未明にかけてナラーティワート県内を通る幹線上で、爆発物が発見され当局側によって処理された他、合計20ヶ所で広域に渡って不審物や切り倒された立木が路上に放置されるなどし、更にバーヂョ郡内及びスンガイ・ゴーロック郡内では、軍の臨時駐留地に向けた銃の乱射、数分間に渡る銃撃戦が発生したが、軍側には人的な被害は無かった。

 更に16日午前には、タークバイ郡内の幹線脇で爆発物が発見され当局側が処理に追われた他、ルゥーソ郡内では、8:00過ぎに軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、軍関係者3人が負傷を負った(人的な被害は無かったとする報道もある)。

 また、ヤッラー県内では、15日夜半かた16日未明にかけて、ラーマン郡内の保健所内に設けられた軍の臨時駐留地に向けた銃の乱射、数分間に渡る銃撃戦が発生し軍関係者1人が負傷を負い、実行グループ側は路上に切り倒された立木を放置したり鋲を撒いたりしながら逃走するという事件が発生し、またグローンピナン郡内では、路上の警戒作業にあたっていた当局関係車両に向けた銃の乱射、数分間に渡る銃撃戦が発生したが、当局側には人的な被害は無かった。

 更にグロンピナン郡内では不審物が発見され当局側が処理に追われ、また県都内では広域に渡って公衆電話が放火されたり、不審物が路上に放置されたり、鋲が路上に撒かれたりした。

 また、県都内では同日午前、中心部にある食堂付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し店主の女性が負傷を追ったほか、ラムマイ地区内では人数不明の一味が銃を発砲し採石場の従業員を威嚇した上で、同所所属のガソリン運搬車両に火を放ち全焼させ500万バーツ以上の損害をもたらすという事件が発生している。

 一方、ソンクラー県サバーヨーイ郡内では16日8:00前、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過にあわせ爆発物が爆発するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同郡内では同日早朝、ゴム農園内で作業中だった仏教系住民男性が何者かに銃撃され重傷を負うという事件が発生していた。男性は学校の用務員。

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2007年08月16日

パッターニー、ソンクラーで広域連続放火・襲撃

 14日夜半から15日未明にかけてパッターニー県内及びソンクラー県内広域に渡って放火、襲撃事件が連続して発生した。

 パッターニー県内では、6郡内15ヶ所で学校や公衆電話、工事用トラクターや10輪車両の放火、燃えたタイヤや切り倒された立木の路上への放置、鋲の路上への撒布、電柱の引き倒しが発生した他、トゥンヤーンデーン郡内では7-8人の一味がタムボン行政機構の庁舎の警備に当たっていた警備員に銃を突きつけた上で、庁舎内のコンピュータ等を盗み出した上で放火するという事件が、またサーイブリー郡内では、人数不明の一味が警察の検問所に向け銃を乱射し、警察官1人が負傷を負った(報道によっては人的被害は無しとするものも)。

 パッターニー県内では14日夕方過ぎに県都内中心部で、バイクで路上を走行中だったインカユット司令本部所属の元陸軍関係者でタムボン行政機構の評議員だったこともある49歳の男性が何者かに銃撃され死亡するという事件が発生していた。

 また、ソンクラー県内では、ナーノーム郡内2ヶ所、ヂャナ郡内1ヶ所にある携帯電話の電波塔が放火され、サバーヨーイ郡内では学校が放火され、テーパー郡内では、燃やされたタイヤや爆発物に見せかけた不審物が路上に放置された。

 一方、ヤッラー県内では14日17:00過ぎに県都内で、バイクで路上を走行中だったイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡するという事件が、またナラーティワート県内では14日18:00過ぎにルゥーソ郡内で、32歳の元電力現業の集金係だったイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡し、同日夜半にはシーサコン郡内で、小型トラックに乗った2人組が乗用車に向け銃を乱射し、運転中だった26歳のイスラム系住民男性が死亡し、29歳の副村長が重傷を負うという事件が発生している。

 また、15日未明には軍・警察の混成チームがナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行い、RKKの構成員と見られる36歳と17歳の男の身柄を拘束し、爆発物の製作に使用されたと見られる大量の部材を押収した。

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2007年08月15日

スンガイ・パーディーでバイク爆弾、8人が死傷

 14日14:30過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡中心部でバイクに仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近にあった薬局のオーナー男性(49)1人が搬送先の病院で死亡し7人前後が重傷を負った。負傷者には3人前後の当局関係者が含まれていると見られる。

 現場は、ガシコン銀行支店の正面で、郡警察署から約400メートル離れた地点。

 爆発物は、付近を通過する国境警備警察の車両の通過に会わせ自動車用のリモコンを使用して遠隔操作で起爆したと見られる。

 また、この爆破に先立つ14日14:00前には同県ランゲ郡内で、一連の不穏な動きに関与した容疑で逮捕され現在仮釈放中の26歳の容疑者の男が自宅前で昼寝中に、小型トラックに乗った男に銃撃され死亡した。当局側は分離主義組織側による口封じの為の犯行と見て捜査を開始した。

 更に、同県内では、14日未明にスンガイ・ゴーロック郡内中心部で、カラオケ店に隣接する民家が放火されカラオケ店を含む3軒が全焼した。

 一方、13日8:30前には同県インゴー郡内で、市場での仕入れを終え行商に向かうために小型トラックを運転中だった38歳のイスラム系住民男性が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され死亡した。

 また、軍・警察の混成チームは13日6:00前にソンクラー県テーパー郡内で、一連の不穏な動きに幹部クラスとして関与した疑いがあるパッタニー県県警察の捜査部門に所属する巡査長補の自宅で強制家宅捜索を行い拳銃2丁、ライフル1丁を押収した。

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2007年08月13日

南部情勢 (11-12日)

・10日夜半から11日未明にかけて、ヤッラー県内広域に渡って当局関係者に向けた銃乱射等の不穏な動きが連続して発生。

 ターントー郡内では、4ヶ所の学校内外に設けられた軍や警察、国境警備警察の臨時駐留地や検問所に向けた銃の乱射が発生。幸い人的な被害は無し。

 グロンピナン郡内では、村道に設けられた軍の検問所に向けた銃の乱射が発生し、軍関係者1人が軽傷。

 ラーマン郡内では、モスク裏に設けられた軍の検問所に向けた銃の乱射が発生。幸い人的な被害は無し。

 ベートン郡内では、2ヶ所の変電施設に向け銃弾が撃ち込まれた他、切り倒された立木や不審物、燃えたタイヤ等が幹線上に放置。

 県都内では、電柱3本が幹線道路に向け倒されると共に偽爆弾が付近に置かれる。

・11日5:00前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ランゲ郡内で集中摘発を行い、5日に発生した、5人の軍関係者が負傷を負った爆破事件に関与した容疑で8人の身柄を拘束すると共に、爆発物の製作に使用されたと見られる部材やリモートコントロール関連部品、銃器類2丁や銃弾多数等を押収。

・11日午前、ヤッラー県県都の警察当局は、宿泊中の不審な若者グループ所有の車両の中に不審物が置かれているとの通報に基づきチャーンリー・ホテル内で処理作業を行うと共に事情聴取の為に9人組の若者グループを署に連行。尚、不審物は単なるスピーカだったことが判明。

・11日午後、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった40歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

・11日15:00過ぎ、パッターニー県ガポー郡内で、バイクで路上を走行中だったイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。男性は警察の情報要員。

・12日0:00過ぎ、ソンクラー県テーパー郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった29歳と20歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った2人組と見られる者に銃撃され2人とも重傷。

・12日午前、ヤッラー県の県警察は、分離主義組織の地域幹部クラスと見られる22歳と28歳の男を逮捕した事を明らかに。何れも銃撃や爆破事件等に関与した容疑で逮捕状が発行されていた。

・12日11:00過ぎ、パッターニー県ガポー郡内で、自宅兼用のバイク修理店内でバイクの修理中だった27歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。男性は政府が進める雇用促進策により自警警備組織の職を得ていた。

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2007年08月11日

ヤッラーで銃撃戦、軍側の被害は無し

 10日20:00過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両に向け銃を乱射し、軍側との間で20分以上に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生した。発生現場はモスクの近く。

 この銃撃戦による軍側の人的な被害は確認されていない。

 当局側は、一味側に複数人の負傷者がいると見て付近一帯を封鎖し実行グループの行方を追っている。

 一方、同県ラーマン郡内では18:00前に、バイクに乗った2人組が茶店内で飲食中だった49歳のイスラム系住民男性に向け銃を発砲し、男性が死亡するという事件が発生している。

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パッターニーで生首の脇に爆発物、発見が早く爆破被害を免れる

 10日6:00前、パッターニー県ヤッリン郡内で、人数不明の一味が9日未明に殺害した71歳の老人の生首を路上に放置すると共に、回収に現れた当局関係者の到着を狙って付近に爆発物を仕掛けるという事件が発生した。

 幸い、通報を受け現場に駆けつけた当局側が、電波遮断装置を使用し周囲一体の携帯電話用の電波を遮断した上で回収作業に着手した際に不審物を発見し安全処理を行った為、人的な被害を及ぼすことは無かった。

 発見された爆発物は8Kg重量のもので、自動車用のリモートコントロールを利用して遠隔操作で起爆する仕掛けになっており、一味側は、当初切断された頭部と一緒に路上脇の立木に括り付けていたと見られるが、通行中の車両が立木に接触した際に頭部の部分だけ路上の飛ばされてしまい爆発物が晒された状態になっていたために、当局側の目にとまり爆発による被害を未然に防ぐことが出来た。

 尚、同様に首を切断され殺害された81歳の老人の頭部は、9日昼過ぎに同郡内にある学校の正門付近で偽爆弾と一緒に放置されているのが発見され回収されているという。

 また、同郡内で8日発生した2人が死亡した保健所襲撃事件に絡んで、使用された銃が過去に5件以上の犯行に使用されていたものと一致すること、また、これまでに行われた集中摘発により数人の容疑者の身柄が拘束されている事が明らかになっている。

 一方、ナラーティワート県ランゲ郡内では10日7:00過ぎ、ゴム農園内で作業中だった33歳(報道により53歳)のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡するという事件が発生したが、被害者の家族が当局側の捜査を頑なに拒んでいる為事件の発生状況に関しては明確になっていない。また、8:00前には同郡内で村道内をバイクで走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 更に、同県スンガイ・パーディー郡内では同日午前、人数不明の一味が教師の警護任務に就いていた軍関係車両の通過に会わせ銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦により一味側2人が死亡し、軍関係者1人が負傷を負った。 

 また、ヤッラー県グロンピナン郡内では10:00過ぎ、人数不明の一味が路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に合わせ爆発物を爆発させると共に車両に向け銃を乱射するという事件が発生し、爆破及び銃撃により軍関係者2人が負傷を負った。実行グループ側は路上に鋲を撒きながら逃走した。

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2007年08月10日

ナラーティワートで女性2人を含む4人が銃撃を受け死亡

 9日午後、ナラーティワート県内で連続して銃撃事件が発生し、女性2人を含む4人が死亡した。

 同県県都内では15:00過ぎ、小型トラックに乗った4人組がゴム農園内でゴムの木の小型トラックへの積み込み作業中だった仲買業者等に向け銃を乱射し、52歳と15歳の男性が死亡し、17歳と30歳の男性が重傷を負った。4人は何れもイスラム教徒だった。

 更にルゥーソ郡内では夕方過ぎ、バイクの2人乗りで路上を走行中だった40歳と35歳のイスラム系住民女性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。40歳の女性の弟は村自警組織に所属していた。

 一方、パッターニー県ヤッラン郡内では15:00過ぎ、人数不明の一味が教師の警護作業を終えバイク4台に分乗し本隊に戻る途上にあった軍関係者8人に向け銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。 この銃撃戦により軍関係者1人が負傷を負った。尚、一部報道は一味側が路上脇に仕掛けた爆発物を爆破させた上で銃を乱射したと報じている。

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パッターニー県ヤッリン郡内で老人2人が首を切断され火を放たれる

 9日朝、パッターニー県ヤッリン郡内で、人数不明の一味が2軒の民家に押し入り、それぞれ就寝中だった84歳と73歳の仏教系住民男性の首を切断し殺害した上で、遺体もろとも家屋に火を放ち逃走。屋内には焼けこげた胴体だけの遺体が残されていた。

 同郡内では前日昼過ぎに、保健所の女性所長と職員の2人が押し入った一味に射殺されるという事件が発生していた他、前日20:00過ぎから9日1:30過ぎにかけて合計4校の学校が放火され、更に未明には幹線上で偽爆弾が発見され回収処理されていた。

 また、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内では、9日早朝線路の固定用ボルト20本が何者かによって外されているのが確認された。

 一方、軍・警察の混成チームは9日未明、ヤッラー県県都内ターサープ地区内で集中摘発を行い実行部隊の地域幹部と見られる者を含む5人の身柄を拘束し、銃器類3丁や銃弾多数、煽動用のCD、煽動ビラや暗殺ターゲットと見られる当局幹部の住宅に印が付けられた地図等を押収した。

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2007年08月09日

南部情勢 (8日)

・8日朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内3ヶ村で集中摘発を行い、49人の身柄を拘束し、拳銃3丁や爆発物の製作に使用されたと見られる部材多数等を押収。

・8日8:00前、ヤッラー県ヤッハー郡内の農園内で、66歳(報道により61歳)のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は元村長。

・8日13:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、人数不明の一味が保健所に火を放つと共に内部に向け銃を乱射し44歳の女性所長と職員男性が死亡。火災はボヤ程度で消し止められる。この事件の発生を受け保健当局は郡内15ヶ所の保健所の一時閉鎖を決定。

 また、前後して同郡内で不審物の回収作業に現れた爆発物処理班等を狙った銃乱射が発生したが、人的な被害は確認されていない。

・8日16:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、同県ヂョアイローン郡内にある基地に戻るためにバイクで路上を走行中だった33歳の軍関係者が、バイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡。死亡した軍関係者は諜報任務についており、ランゲ郡内で分離主義組織側の動向に関する情報の収集作業を終え基地に戻る途上で銃撃された。

・8日20:00過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で学校2校が連続して放火。実行グループは鋲を路上に撒きながら逃走。

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2007年08月08日

ソンクラーで銃撃戦、2人が負傷

 7日20:30頃、ソンクラー県テーパー地区内で、バイクで村内のパトロール中だった村自警組織に所属する男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃されと事がきっかけで、応援に駆けつけた自警組織員と一味との間で約10分間の銃撃戦が展開され、自警組織員2人が負傷を負うという事件が発生した。

 尚、銃撃戦後逃走した一味側の被害状況は不明。

 この事件に先立つ20:00前、ヤッラー県県都ラムマイ地区内で電源施設が放火され付近の一部が停電した他、同ユポー地区内では電柱が放火されると共に付近の路上に鋲が撒かれる事件がほぼ同時に発生した。

 また、同県ヤッハー郡内では、路上脇にあるサーラーが放火されると共に、燃えたタイヤが路上に放置された。

 一方、16:30過ぎナラーティワート県ウェーン郡内で、小型トラックで路上を走行中だった44歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され負傷を負った。尚、同乗していた3歳の男性の息子及び20歳の男性は難を逃れた。

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パッターニーで爆破、2人が死亡

 7日15:00前、パッターニー県マーヨー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、プラヂュワップ・キーリーカン県内の師団から派遣されていた軍関係者2人が死亡し、4人が負傷を負った。負傷を負った4人の内2人は重傷だという。

 爆発物の起爆には自動車用のリモートコントロール装置が使用されたと見られる。

 また、ソンクラー県内では、7日7:00前にサバーヨーイ郡内のゴム農園内で、ゴム液の採取作業中だった仏教系住民夫婦が、付近に潜んでいた2人前後と見られる一味に銃撃され42歳の妻が死亡し、52歳の夫が重傷を負った。

 一方、軍・警察の混成チームは7日未明、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い、村内のモスク内でM16用の銃弾94発、ゲリラ戦に関する書物、法務省科学捜査研究所所長代行のポンティップ・ローヂャナスナン女史や失踪イスラム弁護士夫人として知られるアンカナー・ニーラパイヂット女史(国家立法議会議員、国家憲法起草議会議員)等の名前が記された暗殺目標対象者の名前を記したと見られるリスト等を押収した他、民家内に潜んでいた22歳から29歳の男4人の身柄を拘束した。

 また、前日に国内通商事務所付きの運転手が殺害され遺体に火を放たれるという凄惨な事件が発生したヤッラー県県都内ターサープ地区内で7日未明に行われた集中摘発により12人が、また、同県ラーマン郡内で行われた集中摘発では32人が身柄を拘束されている。

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2007年08月07日

BRNの首領は単なる下っ端、分離主義運動の大物指導者の名前を突き止める

 ブンロート防衛大臣は6日、南部国境三県域に於ける一連の不穏な動きに関与している大物指導者の名前を突き止めた事を明らかにした上で、近い将来良いニュースが国内にもたらされる事になるとの見通しを示した。

 同大臣によると、大物指導者は活動方針の立案や各組織に伝えられる指令系統を統括する重要な人物だという。

 尚、大物指導者の詳細に関しては明らかにされていないが、分離主義組織の中でも過激派と見られているBRNコーディネートや傘下と見られるRKKの首領とされるスペーイン・バーソー容疑者やマセー・ウセン容疑者は、何れも三県域内の実行部隊の指導者的な立場でしかないという。

 また同大臣は、大物指導者の上に戦略や政策の立案に関与している政治部門の幹部が居るとの情報を掴んでいる事を明らかにした上で、現在行われている特定作業により近い将来身元を突き止める事が出来るとの見通しを示した。

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ヤッラーで銃殺後遺体に火

 6日17:00過ぎ、ヤッラー県県都ターサープ地区内の路上で、帰宅の為にバイクで路上を走行中だった47歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され殺害された上で、遺体にガソリンをかけられ火を放たれるという事件が発生した。

 死亡した男性は国内通商事務所付きの運転手で、自宅から10メートルと離れていない地点で事件にあった。

 一方、ナラーティワート県ウェーン郡内では6日午後に、商店前で爆発物が発見され回収作業が行われた。

 爆発物が発見された付近では、ここ3ヶ月間の間に2回爆発物が仕掛けられていたのが確認されているという。

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ナラーティワート県4郡8ヶ所で臨時駐留地等に向けた連続銃撃

 6日2:00前から4:30頃にかけて、ナラーティワート県内4郡8ヶ所で、連続して軍や警察の臨時駐留地や警備拠点等に向けた銃乱射事件が発生し、2人が死傷した。

 乱射事件が発生したのはヂョアイローン郡内にある軍の臨時駐留地、同郡内にある鉄道駅の警備拠点、同郡内にある2ヶ所の学校の警備拠点、バーヂョ郡内にある幹線上に設置された2ヶ所の検問所、ルゥーソ郡内のタムボン行政機構庁舎内に設置された軍の臨時駐留地、シーサコン郡内にあるイスラム系住民宅の8ヶ所で、ヂョアイローン郡内の鉄道駅の警備拠点で発生した銃の乱射及び銃撃戦により22歳の軍関係者が重傷を負い、シーサコン郡内のイスラム系住民宅で発生したバイク2台に分乗した4人組による銃撃により家主の41歳の男性が死亡した。

 またほぼ同時に、県内10ヶ所以上で路上に切り倒された立木や爆発物と見せかけた不審物が放置されたり、鋲が撒布されたりしているのが確認された。

 一方、軍・警察の混成チームはヤッラー県グロンピナン郡内でRKKの訓練指導教官と見られる兄弟の身柄を拘束した。

 自ら当局側に投降する意向だったと語る兄弟は取り調べに対して、当局に対する憎しみの植え付けや地域の防衛意識を植え付ける活動に関与した事は認めているものの、破壊活動関連の訓練を施していた容疑に関しては具体的な証言を避けているという。

 一方、国内治安維持第四地区前線司令本部は6日、これまでに行われた集中摘発により合計168人の容疑者の身柄を拘束し、内126人が転向教育センターないしはインカユット司令本部に収容され、42人が国内治安維持第四地区前線司令本部内に収容されている事を明らかにした。

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2007年08月06日

今年5ヶ月間で193人が南部情勢の犠牲に

 モンコン公共保健大臣は5日、今年5ヶ月間に南部国境三県域内で発生した561件の不穏な動きにより193人が犠牲になり、1,056人が負傷を負った事を明らかにした。

 同大臣によると、この統計はソンクラー県、サトゥーン県及び南部国境三県内にある同省傘下の病院47ヶ所で集計されたもので、県別ではナラーティワート県が一番多く負傷者が393人、死亡者が76人となっており、以下ヤッラー県のそれぞれ330人、46人、パッターニー県の243人、48人、ソンクラー県の79人、23人と続く結果になったという。

 また、病院に搬送された負傷者の救命率は約80%、搬送先の病院で死亡したケースが19%、事件現場で死亡したケースが11%だった一方で、医師の現場への緊急出動率は僅かに7%と低く、今後機動性のある救急治療体制の確立が急務になっているという。

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