2007年07月16日

南部情勢 (15日)

・15日5:30前、ヤッラー県県都内中心部の旧市場付近の路上で、45歳のイスラム教教師の男性が何者かに銃撃され死亡し、一緒にいた45歳の妻が重傷。夫妻は自宅で経営している雑貨店で販売する為の商品を仕入れる為に市場に来ていた。付近では10日夕方過ぎに1歳の女児を助手席に乗せ小型トラックで路上を走行中だった水資源調査局職員の男性(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡するという事件が発生していた。

・15日未明、ナラーティワート県県都内で、63歳の仏教系住民男性宅が放火され全焼。幸い人的な被害は無し。家主の息子は県行政機構の職員。

・15日9:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡(報道によりランゲ郡)内で、踏切の信号操作の任務を終え小型トラックで市場に向かう途上にあった51歳のタイ国鉄職員男性(イスラム教徒)が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され死亡。

・15日9:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ゴム農園内での作業を終え帰宅の為にバイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と40歳の仏教系夫婦が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも重傷。

・15日10:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった仏教系住民男性が何者かに銃撃され重傷。

・15日18:00過ぎ、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、ジョッギング中だった同地区警察署所属の警察官が、バイクに乗った2人組(報道によりバイク2台に分乗した4人組)に銃撃され死亡。

・15日18:30過ぎ、ヤッラー県県都内ポセン地区内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と34歳のイスラム系住民夫婦が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも重傷。

・15日19:00過ぎから20:00過ぎにかけてパッターニー県コークポー郡内で学校3校が連続して放火される。 同郡及びノーンヂック郡内で行われている集中摘発により多くの一味の身柄が拘束された事に対する報復と見られる。

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2007年07月15日

南部情勢 (14日)

・14日0:00過ぎ、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった30歳と25歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・14日11:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった66歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・14日昼過ぎ、ソンクラー県テーパー郡内で、学校裏手にある木造2階建ての教師用宿舎が放火され全焼。幸い人的な被害は無し。

・14日14:00前、ナラーティワート県県都内の橋のたもと付近で、25歳から27歳位と見られる首を切断された男性の腐乱死体が発見される。その後付近に置いてあった肥料の袋に入れられていた頭部が回収された。遺体の状況から他の場所で銃殺され頭部を切断された上で遺棄されたと見られる。当局側は分離主義組織内同士の犯行との見方で捜査を開始。

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2007年07月14日

南部情勢 (13日)

・12日夜半、ナラーティワート県ランゲ郡内で、モスクでの礼拝を終えバイクで妻が埋葬されている墓所に向かっていた37歳のイスラム系住民男性が、付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。男性の妻は、昨年何者かに銃撃され死亡していた。

・13日6:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ゴム農園に作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった村長(報道により副村長)夫婦が、小型トラックに乗った4-5人組に銃撃され、48歳の副村長が死亡。妻は、バイクが転倒したさいに軽傷を負う。

・13日正午前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクで路上を走行中だった28歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は、南部国境県正常推進統括指令本部が進める雇用推進策により職を得ていた。

・13日12:30過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡内で、民家付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、民家前で談笑中だった31歳の副村長(イスラム教徒)及び28歳と18歳のイスラム系住民男性が重傷。爆発が発生した民家はモスクから約100メートル離れた場所にあり、爆発が発生した当時、付近は金曜礼拝の為にモスクへ向かう住民等の往来で賑わっていた。尚、報道により爆発が発生した民家の45歳の家主の男性も負傷を負い合計4人が負傷を負ったと報じるものもあるが、その後の別報道で当時家主がモスクに出かけていた為無事だった事が確認されている。

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2007年07月13日

首相、南部国境三県域を特別自治区にする方針は無い

 南部国境三県域を訪問中のスラユット首相は12日、南部国境三県域を特別自治区にする方針が無いことを明らかにした。

 特別自治区構想は、マレーシアに潜伏中とされる分離主義組織の首領がマレーシア政府を通じて分離主義運動の断念と引換に南部国境三県域を特別自治区にするよう要求していると伝えられ、今回の訪問の際に特別自治区構想に関する具体的な話し合いが行われるのではないかとの憶測が飛び交っていたが、スラユット首相はマレーシア政府を通じて分離主義組織側からコンタクトがあったこと自体を否定した。

 一方、仏教徒とイスラム教徒が戦闘状態にあると伝えられている事に関しては、事実ではないと否定したものの、依然両宗派間で感情的な対立があるとし、両者が協調し理解し合うことが最善の解決策であるとの認識を示した。

 また、スラユット首相は、両国国境域の開発をキーにした協議を行うために、8月にマレーシアを訪問し首脳会談に臨む方針を明らかにした。

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南部情勢 (12日)

・11日夜半、ソンクラー県テーパー郡内の路上脇にあるゴム農園内で消火器爆弾が発見され回収される。首相の南部訪問に会わせ何らかの襲撃を仕掛ける目的で予め仕掛けておいたものと見られる。

・12日6:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内の市場付近で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった66歳と62歳の仏教系住民夫婦が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも重傷を負い搬送先の病院で死亡が確認された。夫婦は朝食の買い出しの為に市場に向かう途上だった。

・12日8:00過ぎ、ナラーティワート県インゴー郡内中心部の路上で、射殺された上で遺体にガソリンをかけられ火を放たれた身元不明の中年男性の遺体が発見される。

・12日18:00前、パッターニー県県都内で、市場内で商う夫人を迎えに行くために車で路上を走行中だった57歳のイスラム系住民男性が、夫人や娘3人の目前でバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は元警察官で、その後当局関連機関で諜報関連の任務に就いていた。

・12日21:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクで路上を走行中だった32歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・第四地区国軍本部のウィロート本部長は12日、ヤッラー県バンナンサター郡内やナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内を始めとする赤色地区に於ける集中摘発を実施した結果、分離主義組織側の影響下にある赤色地区とされる地域が消滅した事を明らかに。

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2007年07月12日

ヤッラーで再度列車の進行妨害

 9日早朝、ヤッラー県県都内サテーンノーク地区内で、線路の固定用ボルト十数個が外されているのが確認された。 現場は、私立イスラム教学校の裏手付近。

 この影響で同日9:00過ぎ現在、ヤッラーからスンガイ・ゴーロック間の列車の運行を一時運休している。

 スラユット首相の訪問に会わせ分離主義組織側の潜在力を誇示する狙いがあったと見られる。尚、ヤッラー県バンナンサター郡内で一夜を明かしたスラユット首相は、陸軍のヘリコプターでパッタニー県に向かう予定になっている。

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南部情勢 (11日)

・11日6:00前、軍はナラーティワート県ルゥーソ郡内の特定の村内で一斉集中摘発を行い、RKKの幹部クラス複数人を含む11人(報道により12人)の男の身柄を拘束し、銃器や煽動ビラ、爆発物の製作に使用可能な材料等を押収。

・11日9:30前、ナラーティワート県県都内で、ゴム農園内で作業中だった42歳のイスラム系住民男性が、付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。

・11日夕方、パッターニー県ガポー郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係車両に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍関係者4人が負傷。当局側は銃撃戦により一味側にも負傷者がいると見て行方を追うが捕捉にはいたらず。

・11日夕方、パッターニー県サーイブリー郡内で、村長が何者かに銃撃され死亡。事件の発生状況に関しては不明。

・11日から1泊2日の日程で南部を訪問中のスラユット首相は、分離主義組織側が影響力を保持している地域が多いとされるバンナンサター郡内に同行の閣僚等と宿泊。融和を基本に置く政府の姿勢をアピールする狙いがあると見られる。

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ヤッラーの仏教系住民、当局に対して警戒態勢の強化を要求

 ヤッラー県県都内中心部にある旧市場周辺の住民の間から、より緊密な警戒態勢を敷いて欲しいとの声が当局側に対してあがっている。

 これは、10日夕方過ぎ、買い物客等で賑わっていた旧市場周辺の路上で1歳の娘を助手席に乗せ小型トラックを運転していた水資源調査局の職員(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡するという事件の発生を契機に、より身の危険が現実になったとの不安が住民の間に広がっている事を受けたもので、旧市場周辺の仏教系住民によると日頃から人で多く賑わう地域であるにも拘わらず当局側の警戒が手薄だったという。

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2007年07月11日

南部特別自治区構想は政府自ら墓穴を掘る結果に終わる

 南部国境三県域の住民の間で、スラユット首相が融和策の一つとして提案している特別自治区構想が分離主義組織側に独自の政府を樹立する機会を与える事に繋がるとの不安が広がっているという。

 分離主義組織側は分離運動の断念及び幹部の帰国との引換に南部を自治政府が統治する特別自治区にするよう要求していると伝えられ、11日から1泊2日の日程で行われるスラユット首相の南部訪問の際に特別自治区構想に関して何らかの突っ込んだ協議が地元当局との間で行われるのではないかとの見方がされている。

 住民達によると、南部国境三県域では分離主義組織側が長年に渡って独自に政権を樹立しており、政府側による特別自治区構想により組織側の政権を正当化させる事に繋がる恐れがあるだけでなく、現在行われている分離主義組織関係者の集中摘発や一部のイスラム教学校(神学校)に対する休校命令により反感を募らせている末端の組織関係者やシンパを組織側がそそのかし中央政府の影響力の排除に動き出す恐れがあり、安易に特別自治区構想を分離主義組織との交渉の切り札として持ち出すべきではないという。

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首都圏警察本部、南部情勢の首都圏への波及を警告

 首都圏警察本部のアディソン本部長は10日、南部国境三県域内に於ける不穏な動きが首都圏に波及する恐れがあるとして、管下に対して主要な地点・施設を中心にパトロールを始めとする警戒を強化するよう指示した事を明らかにした。

 発言の中でアディソン本部長は、第一地区陸軍本部から南部国境三県域に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が首都圏内に於ける不穏な動きを計画している恐れがあるとの警告を受け、既に管下の幹部や関係機関を招集しニポン副本部長を総責任者として首都圏に於ける安全保障体制を強化する事で合意に至った事を明らかにした上で、主要地点に於けるパトロールの強化や管轄内の主要な地点に22の常設検問所や臨時検問所を設置し、特に深夜時間帯に於ける警戒を強化する他、ナンバーを付けていないバイクに関しては、バイクを押収し爆発物が仕掛けられていないか調査すると共に運転手を拘束し事情聴取を行う方針で臨む予定であることを明らかにした。

 一方、公安警察局のラピーパット局長は、第一地区陸軍本部から警戒情報を受けておらず、また局内でも南部情勢が首都圏に波及する恐れがある様な前兆を掌握していない事を明らかにした上で、いずれにしても警戒情報がある限りは油断する事無く情報収集に努める方針を明らかにした。

 また、ミャンマー政府から激しい弾圧を受けているイスラム系少数民族のロヒンギャ族のグループが分離主義組織に合流しているとの指摘がある事に関しては、これまでにタイ領内に密入国を図る動きが確認された事はあるが、分離主義組織に合流している事を裏付ける具体的な情報の存在は否定した。

 ロヒンギャ族に関しては、これまでに度々密入国未遂で摘発され、最近では4月にサトゥーン県沖合の海上で40人前後のロヒンギャ族が密入国未遂で摘発されていた。摘発された者の多くがバンコクや南部国境三県、マレーシア国内等で職を探すために密入国を試みたと証言しているという。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=8217 (ビデオ、中間部分)

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南部情勢 (10日)

・10日未明、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、タムボン行政機構の木造一階建ての庁舎が放火され全焼。警戒に当たっていた村自警組織関係者が道路を挟んで向かい側にある保健所の警戒作業に向かったタイミングを見計らって、付近にあるモスクへ礼拝に出かける住民達に紛れ込んでいた2-3人の一味が火を放ったと見られる。

・10日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、娘を学校に送り届け帰宅する為にバイクで路上を走行中だった32歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

・10日11:30過ぎ、パッターニー県マーヨー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係者のバイクの車列の通過にあわせて爆発物が爆発し、軍関係者5人が軽傷。

・10日夕方過ぎ、ヤッラー県県都内中心部で、1歳の娘を助手席に乗せ小型トラックで路上を走行中だった水資源調査局職員の男性(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。1歳の娘は難を逃れる。

・10日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内のサッカー競技場の敷地内で、33歳の村長(イスラム教徒)がバイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡。当時村長は、サッカーの試合を終えた村の若者を小型トラックに乗せ村に戻ろうとしていたところで、たまたま近くを小型トラックで通りかかった友人を呼び止め会話中に銃撃された。

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2007年07月10日

南部情勢 (8-9日)

・7日深夜から8日未明にかけて、ソンクラー県テーパー郡内で学校2校が放火。

・8日3:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で学校の裏手にある教師用宿舎が放火。実行グループは路上に鋲を撒きながら逃走。

・8日朝、ナラーティワート県インゴー郡内の路上で、切り倒された立木や偽爆弾が放置されているのが発見。発見現場付近に数人が待ち伏せをしていた跡があることから、当局関係者をおびき寄せた上で銃撃する目的で前夜に偽爆弾を放置したものの、発見が遅れたため銃撃を断念したと見られる。前夜に放置された立木により住民の車5台が被害を受けているものの、当局へ通報する者は誰もいなかったという。

・8日19:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、人数不明の一味が軍の臨時駐留地に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。人的な被害は確認されていない。

・8日19:30前、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、路上脇に設置されたサーラーが放火。ほぼ同時刻に同県インゴー郡内で、公衆電話とサーラーが連続して放火。

・9日4:00前、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、人数不明の一味が、学校の警戒作業にあたっていた村自警組織関係者がイスラムの礼拝の為に一時現場を離れ警戒が手薄になった機会に乗じて学校に火を放つ。幸い発見が早くボヤ程度で消し止められる。

・9日朝、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクで路上を走行中だった42歳の副村長(イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・ヤッラー県の県当局は9日、同日から10日にかけて県都内中心部を主要なターゲットにした破壊活動が計画されているとの情報があるとして、公共機関や人が集まる場所を中心に警戒を強化するよう指示。

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2007年07月08日

南部情勢 (7日)

・6日20:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、イスラムの礼拝を終え帰宅の為にバイクで走行中だった66歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡。

・7日未明、ソンクラー県ヂャネ郡内で、付近の雑貨店でビールを買うためにバイクで走行中だった26歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は村長の息子。当局側は、個人的な係争が犯行にある可能性が強いものの南部情勢絡みの可能性も含め捜査する方針。

・7日朝、ヤッラー県ラーマン郡内に設けられた検問所で、検問を突破しようとしたナコン・シー・タンマラート・ナンバーの小型トラックに乗った人数不明の一味が警察との間で約5分間に渡る銃撃戦を展開した後に強行突破し逃走。この銃撃戦で警察官1人が負傷。その後、トゥンヤーン・デーン郡内で乗り捨てられた小型トラックを発見すると共に、当局の姿を見つけ大急ぎで逃走しようとしたバイクに乗った30歳と25歳の2人組の男の身柄を拘束。これまでの調べで、逮捕された2人は不穏な動きに関与している組織関係者と見られ、また小型トラックで麻薬を搬送していた疑いもあることから、今後一連の不穏な動きと麻薬取引の関係を含め捜査を行う方針。

・7日朝、ヤッラー県県都内のユポー地区とターセ地区内に住む仏教系住民300人前後が路上を封鎖し、地域の安全が脅かされるとして、ターセ地区内に臨時駐留しているレンジャー部隊の域外への移転を中止するよう要求。住民代表によると、レンジャー部隊が駐留して以降、仏教系の住民の首を切断したり、遺体に火を放つような残忍な事件が発生していないという。最終的に郡庁関係者が軍に再考を促すことを約束した事を受け昼前までに住民等は散会。

・7日9:00過ぎ、ヤッラー県ガーバン郡内で、バイク2台に分乗したイスラム装束姿の4人組が茶店内で飲食中だった40歳のイスラム系住民男性に向け銃を発砲し重傷を負わせる。男性は元村長で日頃から当局側と緊密な付き合いがあったという。

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2007年07月07日

南部情勢 (6日)

・6日早朝、ヤッラー県ヤッハー郡内で行われた民家の強制家宅捜索の際に、遺体を民家から運び出している最中だった約20人のグループが当局の姿を見て遺体を置いたまま逃走。内2人の身柄を捕捉すると共に民家内で重傷を負った23歳の男を発見。遺体は50万バーツの懸賞金が掛けられ指名手配されていた25歳の男と見られ、重傷を負っていた男と共に4日に発生した教師の警護作業にあたっていた軍との間で発生した銃撃戦に関与していたと見られる。

・6日早朝、軍・警察で構成された混成チームがヤッラー県県都サテン・ノーク地区内にある民家で強制家宅捜索を行い、使用可能な爆発物4発を押収すると共に40歳と18歳と71歳のイスラム系の男の身柄を拘束。今回の強制家宅捜索は、前日夕方に付近の草むらで使用可能な爆発物3発が発見押収された事を受け行われたもの。

・6日8:30過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、徒歩で路上の警戒作業にあたっていた軍関係者の通過に会わせて爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無し。

・6日13:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった59歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・6日夕方、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、学校前に放置されていた不審物の処理の為に爆発物処理班を始めとする当局関係者が回収作業に入ろうとしたところで不審物が爆発したが、幸い人的被害は無し。

・6日夕方、パッターニー県ヤッラン郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係者のバイクの車列の通過にあわせて爆発物が爆発したが、初期報道段階では人的な被害は確認されていない。

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2007年07月06日

ヤッラーで線路の固定用ボルト56個が外される

 5日朝、ヤッラー県県都内にあるタイ国鉄ヤッラー駅から約2Km離れた線路上で、線路を固定するボルト56個が何者かによって取り外されているのが確認された。

 この影響でヤッラー駅からスンガイ・ゴーロック駅間の列車の運行が一時運休する事態となったが、同日10:00過ぎ頃までに補修を終了し運行を再開した。

 一方、5日5:30前、パッターニー県ノーンヂック郡内にある学校及び保健所付近の2ヶ所で、人数不明の一味が警戒作業にあたっていた当局関係者に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開するという事件が連続して発生し、保健所付近で発生した銃撃戦で当局関係者3人が負傷を負った。

 尚、一部報道は、何れの現場でも、最初に一味側が爆発物を爆破させた上で警戒作業にあたっていた当局関係者に向け銃を乱射したと報じている。

 実行グループ側は、現場付近に偽爆弾を放置すると共に鋲を路上に撒きながら逃走。

 また、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内中心部では、5日7:00前に雑貨店(報道により農業関連品販売店とも建設資材販売店とも)脇に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は確認されなかった。

 時限発火式の爆発物が使用されたと見られる。

 更に先立つ同日6:30前同県ヂャネ郡内で、バイクで路上を走行中だった32歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡した。

 一方、パッターニー県内では、5日7:00過ぎにヤッリン郡内で40歳と39歳のイスラム系住民男女が銃撃される事件が、またパナーレ郡内では、薬局に男が押し入り店主夫人の50歳の仏教系住民女性が射殺されるという事件が発生している。尚、ヤッリン郡の銃撃事件による被害状況に関しては不明。

 また5日夕方過ぎには、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、小型トラックに乗った4人組が、50歳の元県行政機構評議会議員運転の車に向け銃を乱射し、元議員が死亡し同乗していた43歳のイスラム系住民男性が重傷を負うという事件が発生した。

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2007年07月05日

南部情勢 (4日)

・4日3:00前、パッターニー県パナーレ郡内で、家具製品保管用の倉庫から火災が発生し全焼。当局側は漏電及び放火の両面から捜査。

・4日8:30前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、路上脇に潜んでいた10人以上と見られる一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係車両に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍関係者1人が負傷。更に一味側は、応援に駆けつけた軍関係者を狙って爆発物を爆破させ、軍関係者1人が死亡。一味側は路上に鋲を撒いたり切り倒した立木を放置しながら逃走。尚、初期報道段階では、人数不明の一味が軍関係車両の通過にあわせて爆発物を爆破させた上で銃を乱射し、軍関係者2人が負傷と報じられていた。

・ヤッラー県ベートン郡の警察当局は4日、同郡内在住のゴム農園主に10万バーツの用心棒代の支払いを要求していた容疑で、パッターニー統一解放機構(PULO)の実働部隊の小隊長クラスと目され、200万バーツの懸賞金を掛けられ指名手配されているマソー・ターイェ容疑者の息子(21)を逮捕した事を明らかにした。調べによると、男は6月にマレーシアの携帯番号から農園主に対して3回に渡って用心棒代10万バーツの振り込みを要求し、その際に口座番号を知らせた事から身元が判明し、銀行に現金を引き出しに現れた所でご用となった。

 警察側は、農園主等を脅して振り込ませた現金が、一連の不穏な動きに関与している組織側に渡っている可能性を含め事情聴取を行っている。情報筋によると、域内の建設関連業者や商売人の70%から80%が、組織側から用心棒代の支払いを脅迫されており、受け取った現金はPULOやBRN、GNIP等といった旧来の分離主義組織の実行小部隊に渡っていると見られているという。
 参考
 http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=8127 (ビデオ)

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ヤッラー県県都内で大規模な破壊活動を計画と警告

 大規模な破壊活動が計画されている恐れがあるとの情報当局側の警告に基づきヤッラー県県都内の当局は4日までに、主要ヶ所に於ける警戒を強化すると共に、県都内に潜伏中と見られる一味を摘発する為にスラムや学生の寄宿舎等に於けるパトロールを強化した。

 情報当局によると、同県バンナンサター郡内で継続的に行われている集中摘発から逃れ県都内に潜伏している一味が、ラムパヤー地区内に潜伏中と見られる幹部クラスの人物と協議を行い、商業の中心地や食堂、仏教系住民が多く住む地域等をターゲットにした爆破攻撃を中心にした破壊実行に向けた謀議が行われたていたとの情報があるという。

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2007年07月04日

南部情勢 (3日)

・3日8:30前、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、学校裏にある教師宿舎の天井部分に仕掛けられていたと見られる爆発物が爆発し、付近で警戒作業にあたっていた警察少尉クラス2人を含む警察官5人が負傷。内1-2人は重傷との報道も。

・3日9:30前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクに乗った2人組が児童の送迎用車両に向け銃を乱射し、いずれも仏教徒である37歳の運転手の男性と67歳の男性が負傷。内、運転手は重傷。車両は児童の学校への送迎作業を終え所定の場所に戻る途上で、67歳の男性は自宅付近に向かうために便乗していたものと見られる。

・3日朝、パッターニー県ヤッラン郡内で、村内で情報収集作業中だった私服警察官4人に向け銃を乱射したバイクに乗った2人組が、警察側の応酬射撃を受け死亡。死亡した2人組から、昨年12月6日に発生した襲撃事件で死亡した2人の警察官から強奪されていた拳銃2丁(報道により拳銃1丁とライフル1丁)を押収。

・3日午前、ヤッラー県ベートン郡内で、路上に鋲が撒かれると共にイスラム系住民に軍への抵抗を呼びかける文言が記された垂れ幕が立木にはられているのが確認される。

・3日正午頃、ナラーティワート県インゴー郡内で、寺院に通じる路上にある雑貨店で、客を装って現れたバイクに乗った2人組がオーナーの女性(55、仏教徒)に向け銃を発砲し、女性が重傷。女性は身体に障害を負っていた。(初期報道段階では、寺院前の交差点付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近にいた住民1人が死亡と報じるものも)

・3日夕方前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクで路上を走行中だった38歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

・南部国境三県域内に展開する軍当局筋は、ヤッラー県バンナンサター郡内及びナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内に潜伏中だったRKKの実行部隊関係者がナラーティワート県ヂョアイローン郡内やマレーシアとの国境線付近に移動し、マレーシア領内への密出国の機会を窺っている恐れがあるとして、動きを緊密に監視している事を明らかに。バンナンサター郡内とスンガイ・パーディー郡内で継続的に行われている集中摘発を忌諱しての動きと見られる。

・3日18:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、自宅前にいた23歳の女性自警レンジャー部隊員が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・3日21:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、村内にある競技場でサッカーの試合を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中(報道によりバイクでパトロール中)だった31歳(報道により30歳)のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は村自警組織に所属していた。

・当局筋は3日、ナラーティワート県県都内で前日発生した、一味側が爆発物を仕掛けている際に誤って爆破させてしまった事件に絡んで、付近にある私立イスラム教学校内で捕捉された容疑者7人(初期報道段階では11人と報じるものも)の内、爆破事件等に関与した容疑で100万バーツの懸賞金が掛けられていた容疑者1人及び同容疑で20万バーツの懸賞金が掛けられていた容疑者1人が含まれており、またその他の容疑者3人に対しても逮捕状が発行され、内の1人はRKKの首領と目されているマセー・ウセン容疑者の親戚だった事を明らかに。また、身柄拘束の際に銃器類3丁を始め爆発物の製作に使用する予定だったと見られる部品や材料等を押収。 押収された部品・材料等だけで100発以上の爆発物の製作が可能だという。 

 参考
 http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=8104 (ビデオ)

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2007年07月03日

陸軍、ヤッラー県内でバイク爆弾を使用した破壊活動が計画と警告

 陸軍のアコン報道官は2日午前、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している一味がバイク爆弾を使用した破壊活動をヤッラー県内で計画している恐れがあるとして、関係当局に対して警戒態勢を強化するよう指示した事を明らかにした。

 これは、一味側が計画実行の為に既にバイク爆弾の用意を済ませているとの情報当局からの情報に基づいたもので、バンナンサター郡内で継続的に行われている集中摘発に対する報復攻撃の可能性が高いと見られる。

 アコン報道官によると、バンナンサター郡内で行われている集中摘発により、これまでに幹部クラス40人を含む196人の身柄を拘束し事情聴取を行っているという。

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南部情勢 (1-2日)

・1日未明、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、学校が放火され全焼。実行グループは路上に鋲を撒きながら逃走。

・1日5:00前、軍及び警察で構成された混成チームがナラーティワート県ヂョアイローン郡及びスンガイ・パーディー郡内で一斉集中摘発を行い、RKKの構成メンバーと見られる54人の身柄を拘束。

・1日早朝、ヤッラー県ラーマン郡内の幹線上に鋲が撒かれているのが確認される。

・1日20:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクに乗った2人組が、自宅前で談笑中だったタムボン行政機構評議会副議長(46)と警察官(47)に向け銃を乱射し、銃弾が付近にいた副議長の実母(79)に命中し、実母が死亡し副議長と警察官が負傷。

・1日21:00過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、55歳のイスラム系住民男性がイスラムの礼拝に出かけるために自宅前に駐車してあったバイクに乗り込もうとした所で、付近に潜んでいた人数不明の一味の銃撃を受け死亡。更に11歳と9歳の男性の息子が流れ弾にあたり重傷。男性は村内の子供にイスラムの教義を教えており、事件発生当時自宅内には教義を学ぶ為にきていた約30人の子供達がいた。

・2日朝、ヤッラー県ラーマン郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった47歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・2日朝、ヤッラー県県都内リドン地区内で、村道上の警戒作業にあたっていた軍関係者の車列の通過に会わせ爆発物が爆発し、レンジャー部隊員1人が負傷。

・2日7:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった28歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・2日7:30前、ヤッラー県グロンピナン郡内で、教師の警護作業にあたっていた当局関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、警察官1人が重傷(初期報道段階では死亡と報じるものも)。実行グループは路上に鋲を撒きながら逃走。

・2日8:30過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、人数不明の一味が付近に駐留している軍関係の車列の通過に会わせ爆発物2発を爆発させた上で車列に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破、銃撃戦により初期報道段階で2人の軍関係者が軽傷。

・2日14:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクに乗った2人組が、ケーブルテレビ用のケーブルの敷設作業中だった31歳のイスラム系の男性に向け銃を発砲し、男性が死亡。

・2日午後、ナラーティワート県県都内にあるゴム農園の敷地内で爆発が発生。爆発現場に多くの血痕が残されていたことから、3-4人の一味が付近を通過する当局関係車両を狙って爆発物を仕掛けている最中に爆発し負傷を負い逃走したと見られる。

 その後、当局側が実行グループの逃走先であるイスラム教学校を特定し捕捉に行った際に、学生約700人が学校を取り囲みグループの捕捉を妨害する場面も見られたが、最終的に当局側が強行突破し、爆発により負傷を負った者を含む11人の男の身柄を拘束。

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