2007年06月16日

ヤッラーで爆破、軍関係者7人が死亡

 15日8:00頃、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係者を乗せた車両に向け銃を乱射し、約5分間に渡って軍関係者との間で銃撃戦を展開し、軍関係者を現場に釘付けにした上で、付近に仕掛けておいた爆破物を爆発させ軍関係者7人が死亡し1人が重傷を負った。

 尚、初期報道段階では一味側が爆発物を爆破させた上で銃を乱射したとする報道も見られた。また、報道により10:30に発生したとする報道も見られるが、9:00過ぎ時点で既に同地で銃撃戦が展開された模様とする報道が伝えられている事から誤報と見られる。
 
 また、11:30過ぎ頃にはパッターニー県コークポー郡内で、付近で警戒作業にあたっていた軍関係者を狙ったと見られる爆発が発生したが、幸い人的な被害は確認されなかった。

 一方、警察当局は15日午前、前日パッターニー県県都内の路上で、同県マイゲーン郡内のタムボン行政機構評議会議長1人及びガムナン3人が乗った車が銃撃を受け、議長及びガムナンの3人が死亡し、ガムナン1人が重傷を負った事件に絡んで、死亡したガムナンの1人が一連の不穏な動きに関与した容疑で逮捕され保釈中の身だったことから、事件の背後に組織内の内部抗争や当局側による報復、ないしは住民を動員するきっかけを作る目的で引き起こした犯行の線を含めて捜査を展開している事を明らかにした。

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2007年06月15日

ヤッラーで茶店が爆破され5人が負傷、パッターニーでは評議会議長等3人が死亡

 14日21:00前、ヤッラー県県都内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が茶店に向け投げ込んだ爆発物が爆発し、初期報道段階で店内にいた5人が負傷を負い内1人が重傷を負った。但し報道によっては5人が死亡し1人が重傷を負ったとするものもある。

 警察は小型トラックに乗っていた若者7人組の身柄を拘束し県都警察署へ連行し事情聴取を行っている模様。

 この事件を受け当局側は県都内の茶店に対する警戒を強化した。

 一方、前後してパッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で学校放火事件が発生したが、住民及び自警組織関係者が総出で消火活動にあたりボヤで消し止められている。

 また、ほぼ同時刻にヤッラー県県都内ラムマイ地区内でも学校の放火が確認されている模様。

 一方、22:30前にはパッターニー県県都内で、県次官主催の宴会への出席を終え車で帰宅の途にあった同県マイゲーン郡内のタムボン行政評議会議長1人及びガムナン3人が、人数不明の一味に銃撃され評議会議長1人を含む3人が死亡し1人が重体を負った。

 4人はいずれもイスラム教徒で、また事件発生現場は宴会が開かれていたホテルから1Kmと離れていない場所だった。

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南部情勢 (14日)

・13日夜半にヤッラー県内全域に渡って発生した学校連続放火事件で、14日朝までに合計13ヶ所の学校が放火されていた事が明らかに。(14日未明までに発生した分を含む)

・14日朝、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内で、人数不明の一味が偽爆弾を路上に放置し軍関係者をおびき出した上で付近に仕掛けてあった爆発物を爆破させ、軍関係者1人が負傷。(→映像/爆破の瞬間)

・14日朝、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で、主に女性・子供で構成されたイスラム系住民約300人が路上を封鎖し、軍関係者1人が死亡した爆破事件に絡んで身柄拘束されたイスラム教教師の釈放を要求する座り込み要求活動を開始。 最終的に副県知事側が18日までに教師を釈放する事を約束した事を受け15:00過ぎまでに散会。

・14日夕方前、パッターニー県ヤッリン郡内で、サッカー競技場付近で爆破が発生し、初期報道段階で名前が判明している警察官3人を含む警察官・住民14人が負傷。

・14日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内の路上で、35歳のイスラム系住民男性がバイクを発進させようとした際に、付近に仕掛けてあった爆発物が爆発し死亡。死亡した男性は、他の3人と一緒に第三者に危害を加える目的で爆発物を仕掛けた後に、現場から去るためにバイクを発進させた際に、その衝撃で自らが仕掛けた爆発物が爆発し死亡したと見られる。当局側は、一緒にいた3人も爆発の衝撃で負傷を負っているとみて、行方を追っている。

・14日、ソンクラー県の当局は、パッターニー王国の建国記念日である15日を中心に28日にかけて大規模な破壊活動が計画されている恐れがあるとの情報当局からの警戒情報に基づき、県都、サーバーヨーイ郡及びハート・ヤイ郡を中心に警戒態勢を強化した事を明らかに。情報当局によると、BRNコーディネートの幹部クラスが500万バーツの資金を投じ、学校放火や爆破、大衆動員等の破壊活動をソンクラー県内で計画しているとの情報があるという。一方、第九地区警察本部は管下に対して、住民への協力要請と組織側の動向に関する情報収集に努めるよう指示。

 参考
 ハート・ヤイ7ヶ所連続爆破、BRNが関与か?
 パッターニー王国建国記念日(6/15)にあわせた破壊活動を計画と警告

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2007年06月14日

ヤッラーで学校10ヶ所が連続放火、パッターニーでは1ヶ所

 13日20:00前から20:30頃にかけて、ヤッラー県の県都、ラーマン郡、バンナンサター郡、ガーバン郡及びヤッハー郡内で学校が連続して放火され、同日22:30までに少なくとも学校10ヶ所が連続して放火された事が確認され、また、一部の放火現場周辺では、消火作業を妨害する目的で路上に鋲が撒かれていた事が確認された。 

 また、ほぼ同時刻にヤッラー県県都内にある村道の入り口付近で住民が何者かに銃撃され負傷を負うという事件が発生しているが詳細は不明。

 一方、パッターニー県メーラーン郡内では、同日22:30までに学校1校が放火されていた事が確認された。

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南部情勢 (13日)

・13日8:30前、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で、学校前の路上の警戒作業にあたっていた軍用車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、軍関係者1人が死亡し1人が負傷。

・13日朝、ヤッラー県ラーマン郡内で、女性・子供で構成された約200人のイスラム系住民が郡庁前の路上を封鎖し、前日に発生したイスラム教教師兼県イスラム教委員会顧問の男性が殺害された事件は当局側による犯行であると主張し抗議活動を開始。この抗議活動に関しては、事件が発生した時点で既に予想されており、当局側は一味側が住民を煽動し情勢を混乱させる目的でイスラム教教師を殺害したとの見方を示していた。

 その後、昼過ぎまでに住民の数は4,000人前後にまで膨らみ、郡庁前のモスク前の路上を占拠すると共に、政府・当局等に対してイスラム系住民への報復の中止、無実の者の不当逮捕の中止、事件に関する正しい情報の提供、真実に則った捏造の無い報道を心掛ける、地域に展開している戦力の早期撤退、非常事態令の撤回、平穏を旨にした集会・抗議活動を行う権利の保障及び抗議行動に参加した住民に対する免罪措置を要求し座り込み抗議活動を展開。合流した住民の中にはイスラム教学校に通う学生の姿も多く見られた。

 最終的に、郡庁幹部が公正な捜査及び実行犯に対する厳格な処罰と要求事項の検討を約束した事を受け住民等は15:00過ぎまでに散会。

・13日10:00過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内2ヶ所で連続して爆発が発生し、最初の爆発で路上の警戒作業にあたっていた軍用車両に乗車していた軍関係者1人が死亡し6人が負傷。2番目の爆発による被害状況は不明。更に、実行グループは幹線上を中心に鋲を撒いたり偽爆弾を路上に放置しながら逃走。(尚、報道により3ヶ所で連続爆破が発生とするものもある)

 また、13日午前までに、県内を通る少なくとも4つの幹線上に広域に渡って鋲が撒かれたり偽爆弾が放置されているのが確認される。

・ナラーティワート県ルゥーソ郡内で12日に発生した行商人3人が襲撃され、内2人が射殺され1人が拉致された事件に絡んで、13日昼過ぎまでに拉致されたと見られる男性の切断された頭部が郡内で発見され回収される。また、前日射殺された2人がソンクラー県ハート・ヤイ郡から行商に来ていた36歳の男性と13歳の少年だったことが判明している。尚、頭部を切断され殺害された男性の身元は不明。

・13日夕方前、パッターニー県内のサーイブリー郡及びガポー郡内で連続して教師の警護作業にあたっていた当局関係者に向けた銃の乱射及びそれに伴う銃撃戦が発生し、初期報道段階で3人の当局関係者が負傷。

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2007年06月13日

爆発物の製造に使用可能な部品等を所持していたカンボジア系ムスリムを逮捕

 サゲーオ県アランヤプラテート郡の国境検問所当局は12日午前、爆発物の製造に使用可能な複数の電子部品等を隠匿所持していた29歳のイスラム系カンボジア人の男を事情聴取の為に身柄を拘束した。

 男は取り調べに対して、知人のイスラム系カンボジア人からマレーシアとの国境付近にいる友人のカンボジア人に引き渡すよう頼まれたもので、ダイナマイト漁に使用する為のものだとは聞いているが、内容物については知らなかったと証言しているという。

 爆発物処理班関係者によると、押収された電子部品等を使用して遠隔操作式の爆発物を製作する事が可能であるという。

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南部情勢 (11-12日)

・11日夕方過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で路上脇にあるサーラーが放火され、ボヤ程度で消し止められる。

・11日20:00前、パッターニー県県都内で、人数不明の一味が電源施設の警戒作業にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に、小型トラックでヤッラン郡方面に向け逃走。銃撃戦による人的な被害は無し。

・11日20:00過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、仏教系住民の家屋が放火され木造二階立ての二階部分が焼損。家主一家は不穏な情勢を嫌い別の地区に引っ越していたため無人だった。また、ほぼ同時刻に郡内にある公衆電話ボックスが放火された。

・12日朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が幹線上で検問作業にあたっていたレンジャー部隊員に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で22歳のレンジャー部隊員が重傷。

・12日朝、ソンクラー県サバーヨーイ郡内の民家内で、42歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は、インドネシアで宗教を学び同国人の夫人と一緒に帰国し、村内では宗教アドバイザー的存在だった。

・12日10:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった60歳のイスラム教教師の男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。男性は、学校でイスラム教を教える傍ら県イスラム教委員会の顧問を務めていた。当局側は、地域の女性・子供を煽動し当局に対する抗議活動を展開させる事を視野に入れた犯行との見方。

・12日10:00前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクに乗った若者グループが小型トラックでプラスチック製食器の行商中だった身元不明の商人3人に向け銃を発砲し、商人2人が死亡。更に実行グループは死亡した2人が所持していた財布等を強奪した上で、難を逃れた残りの1人に銃を突きつけ小型トラックに拉致し逃走。死亡した2人は55歳位と15歳から17歳位の少年。残りの1人の行方は不明。その後、現場付近で27,800バーツもの現金を所持していた不審な若者1人の身柄を拘束し事情聴取を行っているが容疑を否認。

・12日午前、ソンクラー県ハートヤイ郡内にあるショッピングセンター"カールフール"の駐車場付近で不審なバイクが駐車してあるのが発見され、あたり一帯を立ち入り禁止にした上で安全確認作業を行った結果爆発物は発見されず。この事件をきっかけに郡内に大規模な破壊活動が計画されているとの噂が広まり、当局側が対応に追われた。

・12日夕方過ぎ、ナラーティワート県タークバイ郡内で、雑貨店付近に仕掛けられていた二発の爆発物が連続して爆発。更に現場検証に現れた当局関係者が、未発の3発目の爆発物を発見し安全処理。尚、爆発による人的な被害は確認されていない。当局側は、2発の爆発物を爆破させ、当局関係者をおびき出した上で、3発目の爆発物を爆破させる計画だったとの見方。

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2007年06月12日

ナラーティワートで仏教系女性教師2人が射殺

 11日昼過ぎナラーティワート県シーサーコン郡内で、バイクで乗り付けた2人組の男が学校の教員室内に押し入り、昼食の為に休憩中だった43歳と26歳の女性教師に向け至近から銃を乱射し殺害した。

 殺害された2人は何れも仏教徒で他地域への転勤を希望していたという。

 また、発生当時室内にいたイスラム教徒の教師1人が難を逃れていることから、当初から仏教徒である被害者2人をターゲットに襲撃したと見られる。

 事件は登校していた児童達の目前で発生し、実行グループが発砲した銃声を聞いた児童や学校関係者が四方八方に逃げまどう場面も見られた。

 ナラーティワート県のガーラン知事によると、これまでに実行犯1人の身柄を拘束しており、取り調べに対して教師2人を射殺した男を乗せバイクで学校に乗り付けた事を認める証言をしているという。

 一方、同県ランゲ郡内では11日昼過ぎ、昼食に出かけるために小型トラックで路上を走行中だった50歳の仏教系の学校教師の男性が、バイク3台に分乗した6人組に一斉に銃撃され死亡した。

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2007年06月11日

パッターニー王国建国記念日(6/15)にあわせた破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域に拠点を置く情報当局筋は9日、分離主義組織側がパッターニー王国の建国記念日としている15日に南部国境三県及びソンクラー県の一部郡をターゲットにした大規模な破壊活動を計画している恐れがあると警告した。

 情報当局筋によると、計画遂行に向け新興分離主義組織RKKが精鋭で構成されたナンバーワン・グループなる名前の組織作りに動いており、また同時に南部国境三県及びソンクラー県内在住のイスラム系の若者の多くが突然所在不明になっており、その一部が不死身の力が授けられると信じられているインドネシアの過激派が行っている誓いの儀式に参加していたとの情報があることから、グルゥーセ・モスク事件規模の過激な且つ大規模な破壊活動を計画している可能性が高く、特に強力なダメージを与えることが出来る経済関連施設を中心に狙われる恐れがあるという。

 一方、非常事態令の対象地域から外されているソンクラー県サダオ郡の当局は、一連の不穏な動きが特にパンラー地区に波及する恐れがあるとして、同地区を中心に警戒態勢を引き締めた事を明らかにした。

 情報当局によると、この3ヶ月間の間にパンラー地区の市場内で8回に渡って原因不明の火災が発生しており、分離主義組織側が何らかの破壊活動を同地区内で計画している前兆である可能性があるとのこと。

 尚、ソンクラー県の当局筋によると、非常事態令が施行されているヂャネ郡、テーパー地区、サバーヨーイ郡及びハート・ヤイ郡の他に、施行対象外の県都及びサダオ郡内における警戒態勢も強化しているとのこと。

 一方、情勢の激化が著しいソンクラー県サバーヨーイ郡内では、身の安全に不安を抱く住民の間から夜間外出禁止令発令を希望する声があがっている。しかし、ソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)側は、最終的に第四地区国軍側の判断に委ねると断った上で、現状では夜間外出禁止令を発令する必要は無いとの考えを示している

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南部情勢 (9-10日)

・9日夕方過ぎ、パッターニー県マーヨー郡内で、バイクで路上を走行中だった29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・9日夜半、ヤッラー県バンナンサター郡内で学校が放火され、ボヤで消し止められる。実行グループは鋲を路上に撒きながら逃走。

・9日夜半、ヤッラー県県都内で、50歳のイスラム系住民男性宅が放火され全焼。人的な被害は無し。

・9日夜半、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった21歳と20歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され2人とも死亡。実行犯はM16ライフルを犯行に使用。

・10日未明、ヤッラー県ラーマン郡内で学校が放火され全焼。

・10日16:30過ぎ、ヤッラー県県都内で、人数不明の一味が路上を走行中だった通学用車両に向け銃を乱射し、イスラム教徒の運転手が重傷を負い、13歳から15歳のイスラム系女子学生8人が軽傷。 

・陸軍のアコン報道官は10日、4日に発生した列車運行妨害事件は、BRNコーディネートが動員した若者グループが犯行に関与していた事を明らかに。

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2007年06月10日

南部情勢 (8-9日)

・8日22:00頃、パッターニー県県都内で、2ヶ所の公衆電話ボックスが連続して放火。

・第九地区警察本部は9日早朝、南部国境三県出身の不審な若者グループが居住しているとの通報に基づきソンクラー県ハート・ヤイ郡クローン・ヘー地区内にある貸家で強制捜索を行い、麻薬やマリファナ、吸引用の器具等を押収し、20歳から25歳までの男5人の身柄を拘束。今後ハート・ヤイ郡内で発生した7ヶ所連続爆破事件への関与を含め聴取・捜査を進める方針。

・9日朝、当局宛にヤッラー県内の複数の地点にある線路の固定用ボルトを抜いたとする脅迫電話が掛けられる。走行中の列車を一時停止させた上で調査を行った結果、線路に問題が無いことが確認される。8日朝からハート・ヤイからスンガイ・ゴーロック間の列車の運行を再開させたタイ国鉄側は、当局側の協力の元でナコン・シー・タンマラートからスンガイ・ゴーロックにいたる路線の陸空からの安全確認作業を強化している。

・3日朝、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦により軍関係者3人が負傷。

・9日8:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、出勤の為に小型トラックを運転中だった41歳の警察官が、路上脇に潜んでいた3人組に銃撃され瀕死の重傷。

・9日昼過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、偽爆弾でおびき出された軍爆発物処理班等を乗せた車の車列の通過にあわせ、路上脇に仕掛けられていた消火器爆弾が爆発し、軍関係者5人が負傷。

・9日2:30前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった28歳と23歳のイスラム系住民男性が、路上脇で待ちかまえていた2人組の男に銃撃され死亡。

・9日夕方過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、自宅前のゴム農園内で作業中だった44歳の治安担当副村長が、バイクで現れた男に銃撃され重傷。

・9日、ヤッラー県内全域で、16日から18日にかけて発生する大規模な破壊活動が計画されているとの噂が広がり、住民達の間で生活必需品の買いだめや期間中の外出を控える動きがあることが確認された事を受け、県当局は噂の出所の調査に乗り出す。

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2007年06月09日

ヤッラー県県都内の茶店で爆発、22人が死傷

 8日20:00前、ヤッラー県県都内中心部にある茶店正面にある公衆電話上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、同日22:00までに22人が負傷を負い、内26歳の女性が搬送先の病院で死亡した。また負傷者の内3人が重体であるという。

 爆発が発生した地点は、第12地区教育事務所の正面付近に位置する。

 その他、8日の南部国境三県域内に於ける動きは以下の通り。

・8日3:00前、パッターニー県パナーレ郡内で学校が放火され全焼。

・8日未明、ヤッラー県グロンピナン郡内で学校が放火され全焼。

・8日朝、ナラーティワート県県都内で、教師の警護作業にあたっていた海軍関係者が運転するバイクの車列の通過に会わせ路上脇の電柱付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、海軍関係者2人が負傷。

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2007年06月08日

東方面軍、カンボジア人イスラム教徒に対する査証発行の一時停止を要請

 陸軍東方面軍第12部隊司令官のチャイヤチャイヤヤン大佐は7日、サゲーオ県アランヤプラテート郡内にある国境検問所を通過して入国するイスラム系カンボジア人が南部に於ける一連の不穏な動きに関与している疑いがあるとして、情報当局に対して分離主義組織側がイスラム系カンボジア人の雇い入れを進めているのか等に関して調査を行うよう依頼すると共に、外務省経由でカンボジア国内の領事に対してイスラム系カンボジア人に対する査証発行の一時停止を検討するよう要請した事を明らかにした。

 アランヤプラテートの国境検問所を通過してタイ領内に入るイスラム系カンボジア人は2005年頃から増加傾向にあり、これまでに南部へ向かうために合法的に入国したイスラム系カンボジア人約2万人の内僅か10%しか本国に帰国していないという。

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情報当局、8-15日に大規模な破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域に拠点を置く情報当局は7日、南部国境三県域内に潜伏しているインドネシア人が中心になって8日から15日にかけて大規模な破壊活動を計画している恐れがあると警告した。

 情報当局側によると、一連の不穏な動きに関与している一味に合流しているインドネシア人が中心になって、水道工事現場から強奪した35本の水道管を使用した小型爆弾を路上脇に仕掛ける等の方法でテロ攻撃を仕掛ける恐れがあるという。

 また、情報当局によると、これまでに約70人の不法入国インドネシア人が旅行者や宗教指導者と偽って南部国境三県域内の赤色指定地区や都市部のスラムに潜伏している事が確認されているという。

参考
15日から25日にかけてソンクラー県4郡内で破壊活動を計画と警告
RKKがヤッラー・パッターニー両県内都市部で破壊活動を計画と警告

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南部情勢 (7日)

・7日3:00過ぎから早朝にかけて、パッターニー県サーイブリー郡内で、学校2ヶ所、保健所2ヶ所及びタムボン行政機構庁舎1ヶ所が連続して放火され、2ヶ所の学校がほぼ全焼し、保健所はそれぞれ1階部分の一部が焼損したものの、行政機構庁舎はボヤ程度で消し止められる。

・7日6:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク4台に分乗した8人組が55歳(報道により51歳)の警察官が運転する車を取り囲んだ上で車内にいた警察官に向け銃を乱射し、警察官が死亡。8人組は警察官が所持していたM16ライフルを強奪して逃走。死亡した警察官は、ルゥーソ駅前の市場でゲーンを販売している夫人の運搬作業の手伝いを終え、出勤準備の為に帰宅する途上だった。

・7日朝、ヤッラー県県都内中心部にある政府貯蓄銀行前に爆発物に見せかけた不審物が発見され安全処理される。

・7日7:30過ぎ、ヤッラー県県都内で、駐車中だった教師護送用の車両付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、教師の護衛任務についていた警察官1人が軽傷。

・7日19:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、10人前後と見られる一味がヂャグワ地区警察署の敷地内にいた警察官等に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。同日にラーマン郡内の民家からM16ライフルやM79小型榴弾発射装置等が警察によって押収された事に対する復讐と見られる。

・7日、ヤッラー県内で、自らを当局関係者と名乗る一味が、政府が進めている南部住民支援プロジェクト名目で県庁舎前に集まるよう地域の若者の動員を進めている事が明らかに。県当局側によると、県庁前でプロジェクト関連の催事や集会を開催する予定は無く、また人員を動員している当局の存在も確認されていないことから、何らかの不穏な思惑を持って若者の動員をかけているとの見方がされている。

・7日朝現在、タイ国鉄は現在不通になっているハート・ヤイからスンガイ・ゴーロック間の列車運行を8日に再開できるとの見通しを示している。

* 尚、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で発生した警官銃撃事件に関してタイ国営テレビ局チャンネル9(タクシン政権時代に民営化されオーソーモートー社またはMCOT社になっているので正確には国営ではない)に基づいたとするニュースクリップの報道がライフル銃を発砲したと報じていますが、私が見た同じチャンネルの昼のニュースでは犯行には9mmと11mm口径の拳銃が使用され、事件後警察官が所持していたM16ライフルが盗まれたと報じていました。

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2007年06月07日

15日から25日にかけてソンクラー県4郡内で破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域内に拠点を置く安全保障関連の情報当局は6日、南部国境三県と県境を接するソンクラー県内のサバーヨーイ郡を始めとした同県内4郡内で15日から25日にかけて破壊活動が計画されている恐れがあると警告した。

 警告の中で情報当局側は、県境を接するヤッラー県内で一連の不穏な動きに関与してきた実行部隊が、主にヤッラー県ヤッハー郡内と県境を接するサバーヨーイ郡を経由してソンクラー県内への移動を済ませていると共に、300万バーツの懸賞金を掛けられ身柄を追われている大物幹部が変装と偽造された身分証明書により当局側の検問をかわし潜伏しているとの情報を掴んでいるとした上で、具体的なターゲットに関しては不明ながらも15日から25日にかけて既に国境線経由で持ち込まれていると見られる爆発物を使用した破壊活動を警告している恐れがあると警告した。

参考
RKKがヤッラー・パッターニー両県内都市部で破壊活動を計画と警告

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南部情勢 (5-6日)

・5日夜半から6日未明にかけて、ヤッラー県の県都内及びラーマン郡内で、合計で200本以上の線路固定用のボルトが再度外されているのが確認される。タイ国鉄側は7日の運行再開を目指して線路の補修作業を進めていた矢先だった。

・6日1:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で学校が放火され、木造二階建て校舎が全焼。火災発生直後に若者3人組が校舎の裏手から逃走するのが目撃される。

・6日未明、ヤッラー県ヤッハー郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が、村道の入り口付近に居た若者グループに向け銃を乱射し15歳のイスラム系住民が死亡。当局側は若者グループ同士の抗争の可能性を含め捜査を展開。

・6日4:00過ぎ、ナラーティワート県ターク・バイ郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった21歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。

・6日昼前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクに乗って郡庁舎周辺を走行中だった郡庁付きの自警組織員男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・6日13:00前、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、掃除用品の行商中だったプラーヂンブリー県出身の21歳の男性が、何者かに銃撃され重傷。男性は出稼ぎで当地に来ていた。

・6日14:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、 バイクの二人乗りで路上を走行中だった35歳と30歳の仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され2人とも重傷。後部座席に乗っていた35歳の女性は県内最大の建設資材販売店の従業員。

・6日午後、パッターニー県コークポー郡内を通る線路上2ヶ所に爆発物と見せかけた複数の不審物が放置される。

・6日夕方前、ヤッラー県県都内で、6歳から7歳の男児3人が学校前で拾った爆発物をそれと知らずに投げ合いながら遊んでいたところで、爆発物が爆発し男児3人とも負傷。 

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2007年06月06日

RKKがヤッラー・パッターニー両県内都市部で破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域内に拠点を置く情報当局筋は5日、新興分離主義組織のRKKが5日から15日にかけてヤッラー県びパッターニー県両県の県都内をターゲットにした爆破を中心にした大規模な破壊活動を計画している恐れがあると警告した。

 警告の中で情報当局筋は、パッターニー県ヤッラン郡内にある民家内で大規模な破壊活動実行に向けた謀議が行われ爆発物の準備が進められているとの情報を掴んでいるとした上で、関係当局に対してRKK関係者の動向を密接に監視すると共にターゲットになる恐れがある商業関連施設や公共機関、レストラン等に対する警戒を強化するよう警告した。

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南部情勢 (4-5日)

・5日7:30前、ヤッラー県ターントー郡内で、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者1人が軽傷。

・5日7:30過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、人数不明の一味が徒歩で教師の通勤経路にある村道周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者の通過に会わせて路上脇に仕掛けておい爆発物が爆破させると共に、軍関係者に向け銃を乱射し数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。爆破発生時に軍関係者1人及びたまたま付近をバイクで通りかかった19歳の学生が負傷。

・5日7:30過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった43歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。男性は2年前に、麻薬取引及び南部に於ける一連の不穏な動きに関与していた疑いがあるとして副村長を解任されていた。

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2007年06月05日

南部情勢 (3-4日)

・3日22:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、3人以上と見られる一味がバイクで路上の警戒作業にあたっていた軍関係者の車列に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。幸い人的な被害は確認されていない。

・4日7:00過ぎ、ナラーティワート県タークバイ郡内で、路上脇に設置された休憩用サーラー付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無し。ターゲットになったサーラーは、任務遂行中の当局関係者が休憩場所としてしばしば利用していた。

・4日8:00過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、村道の入り口付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近で警戒作業にあたっていた警察官1人が負傷。

・4日8:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた警察官を乗せた車列の通過に会わせ爆発物を爆破させると共に警察官に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破・銃撃戦により、3人が負傷を負い、内1人が搬送先の病院で死亡。

・4日午前、パッターニー県県都内にある県中央モスク前で抗議活動を展開していた自称イスラム系学生・住民団体関係者は、政府側が団体側の要求事項を調査する為に中立機関を設置する方針を明らかにした事を受け一時抗議活動を中止する方針を明らかに。但し、要求事項に対して真摯に取り組む姿勢を政府側が見せなかった場合は抗議活動を再開するとの由。

* 以上、鉄道運休関連は除く

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