2007年04月15日

南部情勢 (13-14日)

・13日21:00過ぎ、パッターニー県県都内で、携帯電話用の電波送信施設4箇所(報道により6箇所)が連続して放火。

・13日21:00過ぎ、パッターニー県県都内で、人数不明の一味がイスラム系の少年グループに向け銃を乱射し13歳と14歳の少年2人(報道により3人)が死亡し、13歳から15歳の少年3人が重傷。事件の発生を聞きつけ現場に集まった住民等が、現場検証の為に現場に現れた当局関係者に向かって事件は当局側による犯行であると指摘すると共に、地域内からの軍の撤退及び厳正な捜査を要求し抗議活動を展開し一時緊張状態に陥るも、最終的に県知事が住民等と直接交渉を行い、住民側は死亡した少年達の葬儀を済ました後の14日午後に再度抗議の為に現場に集合するとの言葉を残し一時散会。

・14日朝、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、約300人強の当局関係者がルォーソ・オーク地区の村内11箇所で集中強制家宅捜索を行い、RKKに関係していると見られる逮捕状が発行されている男1人を含む7人の容疑者の身柄を拘束すると共に銃器類や爆発物の原材料に使用可能な尿素系の肥料袋等を押収。容疑者を連行する際、主に女性・子供で構成された住民約300人が約1時間に渡って村道を塞ぎ容疑者の身柄解放を要求する抗議活動を行うが、最終的に当局側が、法に基づき事情聴取を行い、無実であると判明した場合は即釈放する事を約束した事を受け散会。また、住民が抗議活動を展開している際に、裏で住民を煽動していたと見られる人数不明の一味が、付近を通る鉄道の線路上に燃えたタイヤを放置。

 ネーションチャンネルによると、当局側が抗議に集まった住民に「何に抗議をする為に集まったのか?」と尋ねたところ、住民側から「わからない」との答えが返ってきたとのこと。

・14日10:00過ぎ、パッターニー県県都内で、前日夜半に少年2人が何者かに銃殺された事件が発生した地区内で住民約500人が幹線道路を封鎖し抗議活動を再開。住民側は、少年の銃殺に関与した当局関係者に対する厳格な法の執行及び地域内に展開する当局関係者の域外への撤退、被害者家族への充分な補償の提供を要求すると共に、これら要求事項の交渉の為にマスコミを立会人として第四地区国軍本部及び南部国境県行政統括センターと直接交渉の場を設定するよう要求。

 その後、パッターニー県県警察のソムヂット本部長は、少年2人が銃殺され3人が負傷を負った事件(その後14日夕方までに病院で治療を受けていた14歳の少年の死亡が確認され合計3人に)は、ほぼ同時刻に発生した携帯電話用の電波送信施設の連続放火事件の容疑者を負っていた軍側の発砲によるものだった事を認める。尚、本件に関してネーションのサイト等に掲載されたAFP電が、軍側が放火を阻止しようとした際に、少年グループ側が襲いかかってきた為に正当防衛の為に発砲し射殺したと報じているが、タイ国内報道ではソムヂット本部長の言として、当地に駐屯する第44レンジャー部隊の関係者が発砲したのは疑いようの無い事実であるとした上で、発砲は放火実行グループと錯誤して為された可能性が極めて高いとして、発砲した部隊軍関係者は法律に則り厳格に処罰を下すべきであるとの認識を示したと報じている。

 また、事件に遭遇した少年グループの1人は、市場からの帰りに、皆でふざけ会いながら歩いていたところ、突然近くを通った軍車両がスピードを落とし誰何をする事無く発砲してきたと証言。

 尚、住民による抗議活動は、最終的に県知事と地域リーダーを含む住民代表との間で行われた協議の席上で住民側の要求事項を預かり、直接協議実現に向け尽力する事を約束した事を受け散会。

 参考 ソンティ議長、組織側の目標は宗教戦争

・14日10:30前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、線路脇に潜んでいた人数不明の一味が、スンガイ・ゴーロック発ナコン・シー・タンマラート行きの鉄道車両に向け銃を乱射し、列車に乗車していた30歳のタイ国鉄職員と6歳の女児が負傷。その後、付近に駐屯していたレンジャー部隊と実行グループと見られる一味との間で約10分間の銃撃戦が発生。銃撃戦による人的被害は無し。当局側は、当日早朝に同郡内でRKKの関係者と見られる7人の容疑者が連行された事に対する報復との見方。

・14日14:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、華人系住民が経営する雑貨店に客を装って現れた2人組が、応対に出た63歳の店主男性に向け銃を発砲し重傷を負わせる。

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2007年04月14日

南部情勢 (12-13日)

・12日夜半、ヤッラー県県都内中心部で、飲食店付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、2人が軽傷(報道により人的な被害は無し)。飲食店はビールを始めとする酒類を客に提供していた。

・13日早朝、警察・軍で構成された混成チームは、11日に仏教系住民女性惨殺事件が発生したヤッラー県県都内ユポー地区を始め近隣の複数の地区内で一斉に強制家宅捜索を行い、首謀者クラスと見られる男を含む11人の容疑者の身柄を拘束し、取り調べの為にパッターニー県ヤッラン郡内にあるインカユット司令本部に連行。

・13日午前、パッターニー県マーヨー郡内で、学校が放火され木造平屋建ての校舎がほぼ全焼。

・13日午前、パッタニー県県都内で、イスラム教指導者や地域リーダー、イスラム系・仏教系住民約100人が県中央モスク前に集まり、11日にヤッラー県県都内で発生した仏教系住民女性惨殺事件を始め女性・子供を問わず無実の住民を殺害し、またデマ情報を意図的に流し住民等に恐怖と混乱をもたらしている不穏な動きに関与している一味を非難。

・13日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、村道脇に仕掛けられていた爆発物が、警戒作業にあたっていたレンジャー部隊関係車両の通過に会わせ爆破。人的な被害は無し。

・13日午後、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった25歳と22歳の仏教系住民男女が、バイクに乗った二人組に銃撃され二人とも負傷。

・13日16:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、29歳の仏教系住民男性が何者かに銃撃される。男性の状況や事件の発生状況に関しては不明。

・13日午後、ヤッラー県県都内中心部にある県庁舎前に、11日夕方頃から惨殺された仏教系住民女性の遺体を収めた棺を安置し座り込み抗議活動を展開していた仏教系住民が、王室から葬儀用の花輪が下賜された事を受け棺を県都内の寺院に移動させると共に座り込み抗議活動の一時中止を決定。 (その後の報道によると、住民側は葬儀に関しては王室から下賜された花輪を飾るに相応しい寺院内で行うことで合意にいたったものの、座り込み抗議活動に関しては、首相・評議会議長との直接協議が実現するまで継続する方針を確認しているようです。

・13日夕方過ぎ、ナラーティワート県タークバイ郡内で、私立イスラム教学校に向かうためにバイクで路上を走行中だった19歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ヤッラー県の安全保障当局は13日、12日以来県都内中心部で爆破や爆発物が複数箇所で発見された事を受け12日夜半から県都内中心部全域で爆発物の起爆装置として使用される恐れがある携帯電話の電波の遮断措置を講じている事を明らかに。

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2007年04月13日

南部情勢 (12日)

・12日6:30頃、ヤッラー県県都内中心部にある市場内で、豚肉等を扱う商店付近(報道により水道工事現場)に仕掛けられていた爆発物が爆発し、食料品の買い出しに来ていた国境警備警察関係者やレンジャー部隊関係者を含む11人が負傷。

 ほぼ同時刻に、付近にある公衆電話内及びヤッラー・マイハウス・ホテル付近で爆発物と思われる不審物が発見。内公衆電話で発見された不審物に関しては5Kg重量の爆発物であることが確認され安全処理。ホテル付近で発見された不審物に関しては、その後の報道では確認できず。

・12日13:30前、ヤッラー県県都内中心部にある運輸事務所内トイレに仕掛けてあった爆発物が爆発。初期報道段階では人的な被害は無し。現場は、仏教系住民が座り込み抗議活動を展開している県庁舎の裏手。

・12日、仏教系女性惨殺事件の発生を受けヤッラー県県都内にある県庁前で11日から座り込みで抗議活動を展開している遺族や親戚を含む300人弱の仏教系住民は、県知事に対して己の職務成果を振り返り自ら進退を決するよう要求すると共に、南部融和策の破棄及び一連の不穏な動きに関与している組織に対する厳然たる対応、南部国境三県全域への夜間外出禁止令の発令、村自警組織員の人員増強、村内に通じる幹線上の警戒態勢の強化、仏教系女性惨殺犯の早期検挙等を政府及び国家安全保障評議会に要求。向こう5日間の間にソンティ議長または首相が住民側との直接協議に応じない場合は、惨殺された女性の遺体の火葬を県庁前で行い抗議する方針を明らかに。

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2007年04月12日

ソンティ議長、組織側の目標は宗教戦争

 11日南部国境三県域を訪問した国家安全保障評議会のソンティ議長(陸軍司令官)は、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が宗教戦争を意図している可能性を認めた上で、あらためて一味側の煽りに乗せられることなく忍耐と抑制を旨に対策にあたることが重要であるとの認識を示しました。

 これは、9日夕方に発生した通学用車両銃撃事件が、車両に乗っていたイスラム系住民から過激な襲撃を受けた仏教系住民で構成された村自警組織による正当防衛(軍側発表に基づく)の為の発砲だった事が明るみになって以来、地域内で宗教間対立の激化に対する懸念が広がっている事を受けたもので、ソンティ議長は、過激度が増している組織側の犯行は組織の潜在力の誇示と域内に恐怖感を植え付ける事を意図していると共に、宗教戦争への発展をも意図していると指摘した上で、組織側の罠に嵌められる事を防ぐためにも、当局側による過激な手段での対抗は避けるべきであるとの認識を示していました。

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南部情勢 (11日)

・11日6:00前、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内で、学校正面にあるバイク修理店付近で爆発物が発見され安全処理。

・11日7:30過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、イスラム系住民の家が放火され全焼。

11日8:00前、ヤッラー県県都内で、バイクに乗った人数不明の一味が、出勤の為にバイクで路上を走行中だった26歳の仏教系住民女性を銃撃し殺害した上で、遺体にガソリンをかけ火を放った上で逃走。女性は今年ラーチャパット大学ヤッラー校を卒業し2月に県都内の民間企業に就職したばかりだった。 また、報道によっては、女性が銃撃を受けバイクから転落した際に、一味側がガソリンをかけ火を放ち焼殺との報も。

 この事件の発生を受け、県都内ユポー地区の仏教系住民約300人が県庁舎前に集まり、仏教系住民に対する安全確保と被害者に対する充分な補償を要求し抗議活動を展開。関係者協議に出席する為に当日県庁舎を訪問していた国家安全保障評議会のソンティ議長が、住民側に対してヤッラー県第一地区特務部隊のチンナワット隊長を責任者に任命し住民側の要求を前向きに検討する事を約束するも、住民側は県知事との直接協議を要求し同日16:00過ぎ現在抗議活動を継続。

・11日9:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が税務署職員5人を乗せた職員送迎用ワンボックスカーの通過に会わせ爆発し、税務署職員3人(報道により5人)が負傷。当局側は、一味側は警護にあたっていた軍関係者をターゲットに爆発物を仕掛けたものの、たまたまワンボックスカーが警護用にあたっていた軍関係者のバイクを追い越して走行していたために、職員側に被害が及んだとの見方。

・11日午前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった19歳と47歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され19歳の男性が死亡し47歳の男性が重傷。

・11日夕方過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク二台で路上を走行中だった20歳のイスラム系住民男性2人が、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され2人とも重傷。

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2007年04月11日

南部情勢 (9-10日)

・9日20:30前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクで路上を走行中だった38歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。男性は平素から襲撃に備え防弾ベストを着用しバイクを運転していた。

・10日朝、当局側はヤッラー県県都内サトン地区からグルンピナン郡及びバンナンサター郡を経由しベートン郡に通じる国道410号線に対して全面車両通行禁止措置を講じる。この措置は9日にバンナンサター郡内でイスラム系のタムボン行政機構評議会議長が爆殺され、更に葬儀に出席した学生や住民を乗せた通学用車両が襲撃され4人が死亡(10日までに更に1人の死亡が確認)し7人が重軽傷を負う事件が発生した事を受けた措置。尚、全面通行禁止措置の解除時期に関しては未定。

・10日8:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、郡庁の警戒作業に就くためにバイクで向かっていた村自警組織に所属する38歳のイスラム系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・10日10:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、主に女性・子供で構成された住民約300人が郡内3箇所に集まり、9日に発生したタムボン行政機構評議会議長が爆殺された事件及び同議長の葬儀への出席を終えた学生や住民を乗せた通学用車両が銃撃され4人が死亡し7人が重軽傷を負った事件の解明と実行犯の早期逮捕を要求する抗議活動を開始。当局側が地元宗教指導者及び地域リーダーの協力の元で住民を説得するも、事件への当局側の関与を疑っている住民側は、納得せず夕方前までに更に住民を動員し新たに2箇所で並行して抗議活動を開始し当局側との間で膠着状態を演じる。その後第四地区国軍本部側は、爆殺された行政機構評議会議長の葬儀への出席を終えたイスラム系の学生や住民が乗った車両が銃撃され4人が死亡し7人が重軽傷を負った事件は、爆殺事件発生に怒った住民等が空に向け銃弾を発砲すると共に仏教徒で構成された村自警組織の検問所に向け投石を開始し襲撃を仕掛けてきた事に対する「正当防衛」行為として村自警組織側が銃を発砲した事により発生した事件である事を認めた上で、銃を発砲した村自警組織に対して法的な責任を追及する方針が無いことを明らかに。また、今後イスラム系住民側の更なる反発の激化が予想されることに関しては、地域リーダーや宗教指導者の協力を得て住民側に事件の真相を説明し理解を求めていく方針を明らかに。

・10日10:00前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった57歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・政府は10日開かれた閣議の席上で、4月19日に期限を迎える南部国境三県及びソンクラー県内4郡に施行されている非常事態令を更に3ヶ月間延長させる方針を決定。

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2007年04月10日

南部情勢 (8-9日)

・8日未明、ヤッラー県バンナンサター郡内で学校が放火。

・8日9:00前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、市場に向かうためにバイクで路上を走行中だった66歳の住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・9日0:00過ぎ、ナラーティワート県ヂャーネ郡内で、帰宅の為にバイクで路上を走行中だった52歳のイスラム系住民男性が、自宅前100m付近の地点に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され死亡。男性はイスラム系の若者約5人と会うために外出していた。

・9日8:00前、ヤッラー県ターントー郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発し、軍関係者1人が負傷。

・9日8:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、ゴム農園内で作業中だった32歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・9日11:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、同郡クゥアン・バーンラーン地区行政機構評議会議長所有の小型トラックに仕掛けられていた爆発物が走行中に爆発し、運転していた56歳の評議会議長が死亡し、同乗していた37歳のイスラム系住民が重傷。評議会議長等は行政機構の定例会議に出席を終え帰宅する途上だった。

・9日17:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡クゥアン・バーンラーン地区内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味がイスラム教系学校の通学用車輌に向け銃を乱射し、少なくとも25歳の男性2人と12歳の少年が死亡し7人が負傷。襲撃を受けた車両は同日爆殺された行政機構評議会議長の葬儀への出席を終えた学生やモスク付属の初等教育校に通う児童等で満員だった。

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2007年04月08日

南部情勢 (6-7日)

・6日5:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、自宅前に駐車してあったイスラム系住民所有の小型トラックが放火され全壊。

・6日5:30過ぎ、パッターニー県パーナーレ郡内で学校が放火され木造二階建ての校舎がほぼ全焼。人的な被害は無し。

・6日15:00過ぎ、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、郡庁に通じる路上に仕掛けられていた爆発物が、警察官の運転する車の通過に会わせ爆発したものの、幸い車の通過が早く人的な被害は無し。狙われた警察官は、上長を付近にある駅に送り届け署に戻る途上だった。

・7日午後、ナラーティワート県インゴー郡内で、客を装って農業用品販売店に現れたバイクに乗った二人組が、47歳の華人系経営者男性に向け銃を発砲し重傷を負わせた上で、爆発物の材料として転用可能な尿素系の肥料約10Kgを強奪し逃走。

・7日夕方過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、イスラム系住民の住宅3軒が放火される。放火された住宅は何れも南部情勢を忌諱した家主一家が他地区に移転していた為無人だった。

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2007年04月06日

南部情勢 (5日)

・6日未明、パッターニー県マーヨー郡内で、人数不明の一味が40歳のイスラム系住民宅に押し入り家主に向け銃を発砲し重傷を負わせる。更に、拳銃を持って実行グループを負っていた家主の息子が撃ち合いになった際に銃弾が命中し死亡。

・6日5:00前、パッターニー県コークポー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった37歳と33歳の仏教系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が重傷。妻は難を逃れる。事件直後に鋲を路上に撒きながら逃走したバイク二台に分乗した四人組が銃撃に関与したと見られる。

・6日6:30過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、軍関係者が運転するバイクの車列の通過に会わせ路上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者5人が負傷。爆発発生直前に車列を追い越したバイクに乗った二人組が携帯電話を使用し爆発物を起爆したと見られる。

・6日7:00前、パッターニー県パーナーレ郡内の路上に爆発物と見せかけた不審物が放置されると共に車両の進行を妨害する為に立木や鋲等が路上に放置される。

・6日13:30前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バキュームカーで村内を巡回中だった37歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・6日13:30過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、携帯電話会社DTACの電波送信塔の塗装作業にあたっていた27歳の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。事件発生当時男性は、仕事仲間4-5人と一緒に昼食中だった。男性はノーン・カーイ県から出稼ぎで当地に来ていた。

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2007年04月05日

対立激化の前触れ? 夜間外出禁止令発令地区の礼拝所で爆破・銃乱射

 5日4:00前、小型トラックで現れた5人以上と見られる一味が夜間外出禁止令が発令されているヤッラー県ヤッハー郡内にあるイスラムの礼拝施設に向け4発(報道により3発)の小型榴弾を投げ込み爆破させると共に、礼拝の為に集まっていたイスラム系住民に向け銃を乱射し、少なくとも16人のイスラム系住民が負傷を負うという事件が発生しました。 (報道により銃の乱射は無かったとするものも)

 また、前後して同一グループと見られる一味が礼拝施設から約1Km離れた場所にあるモスクに向け銃を乱射(報道により小型榴弾を投げ込む)した上で逃走するという事件も発生しているようですが、人的な被害は確認されていないようです。

 爆発が発生した礼拝施設は4日夜半に放火された学校の斜め前に所在し、発生当時100人近くのイスラム系住民が礼拝の為に同所を訪れていたようです。

 また、隣接するソンクラー県サバーヨーイ郡内と同様に、この事件を契機に「モスクの爆破は連続放火に対する当局側の報復である」との分離主義組織側の喧伝に煽動されたイスラム系住民と当局や仏教系住民との対立が激化する事も予想されます。

 一方、夜間外出禁止令が発令されている同県ヤッハー郡及びバンナンサター郡内で4日20:00頃から23:00過ぎに発生した連続放火事件に関しては、5日9:00までに少なくとも11箇所の学校や保健所、教師住宅等が連続して放火された事が確認されているようです。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6476 (ビデオ)

(タイ時間 9:10掲載 14:10更新)

posted by Jean T. at 16:08| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンクラーン期間中に南部で大規模な破壊活動が計画と警告

 南部に拠点を置く情報当局筋は4日、ソンクラーン期間中である13日から15日を中心に南部国境三県及び県境を接するソンクラー県内の一部郡内で大規模な破壊活動が計画されている恐れがあると警告しました。

 情報当局筋によると、既に破壊活動実行に向けた資金がBRNコーディネートの首領と目されるマセー・ウセン容疑者から各郡内に潜伏する傘下を含む組織幹部に渡ると共に、各村内で夜間外出禁止令の一部地域での施行は政府が域内の和解推進を放棄し過激な手段による情勢解決に乗り出した証左であると喧伝して回り住民の反政府感情を煽っていること、また3月中旬頃から域内の村サッカーチームに所属する若者を中心に17歳から20歳の若者の多くが組織側が提供する訓練を受けるために行方知れずになっていることが確認されていること、更に中国正月期間中の2月18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件が、宗教間対立の煽動を意図してカラオケを始めとするイスラムの精神に反するエンターテイメント施設が多数存在する華人系住民が多く所在する地区が狙われていたことから、同様に非イスラム系住民にとって重要な日であるソンクラーン期間中に夜間外出禁止令が施行されていない地域をターゲットにした組織的且つ大規模な攻撃が計画されている恐れがあると見られているようです。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6452 (ビデオ)

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南部情勢 (4日)

・区国内安全保障司令本部第四地区支所は2日、2月8日にパッターニー県コークポー郡内で発生した75歳の仏教系住民男性が殺害され首を切断された事件に関与した容疑で、殺害された男性と同じ地区に住む4人のイスラム系住民の男を逮捕。更に4人の証言から3日に新たに3人を逮捕すると共に戦闘用のユニフォームやブーツ、T字型の鋲等を押収。殺害された男性は、TITVの報道カメラマンの実父。

・4日7:00前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内にあるモスクに併設された協同組合の売店内で強制家宅捜索を行い、戦闘用のユニフォームや銃弾、軍仕様の携帯通信機8台、持ち主不明のバイク5台等を押収。何れも一連の不穏な動きに使用された、ないしは今後使用する目的で隠し持っていたと見て捜査を開始。

・4日9:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、路上に仕掛けられていた爆発物が警戒作業中だった国境警備警察関係車両の通過に会わせ爆発し、3人が重傷。

・4日11:30過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、軍が臨時駐屯地として使用している学校の正面付近にあるゴム農園内に駐車してあったバイクに仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者1人が軽傷。

・4日14:00前、ヤッラー県県都内中心部で、自宅前で携帯電話で通話中だった36歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・4日18:00前、パッターニー県マーヨー郡内で学校が放火されボヤで消し止められる。更に19:00前、同県トゥン・ヤーン・デーン郡内で学校が放火され全焼。

・4日21:00から22:00にかけて、ヤッラー県内の夜間外出禁止令が発令されているヤッハー郡及びバンナンサター郡内で学校や保健所、タムボン行政機構所属の車、教師住宅等少なくとも7-8箇所以上で連続して放火。(4日23:50現在依然情報が錯綜)また、パッターニー県内でもほぼ同時刻に、18:00頃から19:00頃にかけて発生した連続放火に次いで新たに二校が連続して放火されたとの報道も。

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2007年04月04日

南部情勢 (3日)

・3日7:30過ぎ、ヤッラー県県都内にある第九地区警察本部の警察学校兼国家警察本部支部前で、女性警察官所有の車が爆発。所有者の女性警察官が降車した後に爆発が発生した為人的な被害は無し。当局側は、警察施設を攻撃する目的で予め自動車の下部に時限発火式の爆発物を仕掛けたとの見方を示す。

.3日昼過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、学校前に設置してあった公衆電話から爆発が発生。人的な被害は無し。更に前後して同郡内にある政府貯蓄銀行に爆弾を仕掛けたとする脅迫電話がかけられる。

・3日夕方過ぎ、ヤッラー県パーナーレ郡内で、バイク3台に分乗した6人組が徴兵受付所の警戒作業にあたっていた警察官に向け銃を乱射し警察官3人を殺害した上で、逃走。その後、実行グループを負う警察官との間で約10分間に渡って銃撃戦を展開し、実行グループ6人の内2人が死亡し3人が逮捕される。警察側はヘリコプターや警察犬を投入して逃走している残りの1人の行方を追っているが同日20:00現在捕捉には至っていない。尚、報道により実行グループ2人が死亡し1人を逮捕、3人が逃走中と報じるものと、実行グループ3人が死亡し1人を逮捕、2人が逃走中と報じるものがある。

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2007年04月03日

南部情勢 (2日)

・2日7:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、雑貨店を経営する68歳の元地元行政当局職員の男性が、開店準備作業中にバイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・2日夕方、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が軍師団の臨時駐屯地に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で23歳の軍関係者が重傷。

・2日20:00前、ヤッラー県ガーバン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、小型トラックに向け銃を乱射し、小型トラックに乗っていた29歳と30歳のイスラム系住民夫婦が重傷を負い、甥が軽傷。

・国家安全保障評議会のソンティ議長は2日、先に旧タイ・ラック・タイ党系のイスラム教系議員会派であるワーダ会派の関係者が南部情勢に関与していると発言した事に関する真意を説明する為にワーダ会派の関係者と直接面会する方針を明らかに。

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2007年04月02日

南部情勢 (1日)

・1日未明、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、学校の警備に向かうためにバイクで路上を走行中だった34歳の村自警組織員(イスラム教徒)が、路上脇に潜んでいた2-3人の一味に銃撃され死亡。実行グループ側は男性が所持していたライフルや拳銃、銃弾等を盗み逃走。当局側は約3ヶ月前に男性が向かおうとしていた学校で発生したRKKと思われる分離主義組織関係者との銃撃戦に対する復讐との見方を示す。

・1日9:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、生ゴムシートを積んだトラックを運転していた34歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・1日10:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった仏教系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が死亡。妻は危うく難を逃れる。

・1日13:30頃、ナラーティワート県ルゥーソ郡内の郡庁に通じる路上に仕掛けられていた爆発物が爆発。使用された爆発物は爆竹状の物を使用した破壊力よりも音響効果を狙ったもの。

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2007年04月01日

南部情勢 (30-31日)

・30日16:00前、ヤッラー県県都内で、橋付近に仕掛けられていた爆発物が爆発するが人的な被害は無し。爆発物は、橋を通りかかる国境警察関係車両を狙って仕掛けられたものと見られるが、当日は通過予定が無かった。

・スラユット首相は30日、ソンクラーン明けの4月16日以降にマスコミ関係者を引き連れ南部国境三県域を視察訪問する方針を明らかに。

・31日朝、ヤッラー県ターントー郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が警察官が運転する自家用車の通過に会わせ爆発し、たまたま通りかかっ別の車両に乗車していた住民4人が負傷。狙われた警察官の自家用車は5ヶ月前に走行中に何者かにより銃撃を受けていた。

・31日10:30前、ヤッラー県ターントー郡内で、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味が、35歳の村自警組織に所属する男性が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、運転していた男性が軽傷を負う。同乗していた子供を含む住民4人は難を逃れる。

・31日12:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、雑貨店を経営する70歳と68歳の仏教系住民夫婦が、客を装ったバイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。四人組は、店の前に爆発物二発を仕掛けた上で逃走するが、内一発は爆発物を発見した当局側の通報を受けた処理班が到着する前に爆発。残りの一発は当局側により安全処理。尚、爆発による人的な被害は無し。

・31日12:00前、パッターニー県マーヨー郡内で、バイクで路上を走行中だった62歳の元学校長の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

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2007年03月31日

南部情勢 (30日)

・30日7:00前、パッターニー県パナーレ郡内で、バイクで路上の警戒作業にあたっていた当局関係者の通過に会わせ爆発物が爆発し、1人が負傷。一部報道によると、実行グループ側は路上に鋲を撒きバイクの進行を妨害した上で爆発物を爆発させた。

・30日8:00前、パッターニー県マーヨー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた警察関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、1人が死亡し4人が負傷。実行グループ側は、予め路上に爆発物に見せかけた不審物を放置し、警察関係者の関心を惹きつけた上で爆発物を爆発させた。

・30日10:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内にある商店前で爆発物が発見され処理される。処理された爆発物は時限発火式で、当局側は発見される直前に目撃されているバイク二台に分乗した四人組の若者が事情を知っていると見て行方を追う。

・30日13:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、鉄道駅前付近に仕掛けられていた爆発物が爆発するが人的被害は無し。

・30日午前ワーダ会派リーダーのワンムーハマッドノー・マター氏は、同会派の関係者が南部情勢に関与しているとのソンティ陸軍司令官の指摘を否定した上で、先のソンティ陸軍司令官の発言は南部対策に明確な成果を上げることが出来ない焦りとプレッシャーから為されたものとの認識を示す。また、ワーダ会派側は、今後も現政権が進める平和的手段を旨にした南部対策を支持すると共に必要な協力を提供する方針を再確認。

・30日、外務省のグリット次官は、分離主義組織と政府との直接協議の実現に向け外交チャンネルを通じてマレーシアの関係当局と交渉を行っている事を明らかにした上で、南部問題に関して首脳間で協議を行う為にスラユット首相がマレーシア訪問の準備を進めている事を明らかに。日程に関しては現在調整中なるも、ペナン島で首脳間協議が行われる見通しとのこと。

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2007年03月30日

南部情勢 (29日)

・28日深夜から29日未明にかけてソンクラー県サダオ郡内で、家具工場及び軍関係者の住宅が連続して放火され、家具工場はボヤで消し止めら民家は延焼により3軒が全焼。人的な被害は無し。サダオ郡は南部国境三県及びソンクラー県内4郡に適用されている非常事態令の適用外地区。

 一方、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内では、森林局職員の住宅及び派出所が放火。また、ルゥーソ郡内では偽爆弾が路上に放置されると共に当局車両の進行妨害を狙って鋲が撒かれたり立木が路上に向け倒される。

・29日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が路上の警戒作業にあたっていたレンジャー部隊員を乗せた車両の通過に会わせ爆発し1人が重傷。

・29日6:30過ぎ、ナラーティワート県ウェーン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近をバイクで走行中だった26歳のイスラム系住民男性が軽傷。

・29日9:30前、ヤッラー県グロンピナン郡内で、バイクに乗った二人組が徒歩で路上の警戒作業にあたっていた軍関係者9人に向け発砲し、軍関係者1人が負傷。

・アーリー国務大臣は29日、同省側がワーダ会派の関係者が南部情勢に関与している事を裏付ける具体的な証拠を握っていない事を認める。これは、先にソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)が旧政権党系のワーダ会派の関係者が南部情勢に関与していると指摘した事を受けたもの。また、南部国境域行政センターのプラナーイ・センター長は、ワーダ会派が関与しているという話を聞いたことが無いとした上で、ソンティ司令官の発言がセンターとワーダ会派との協力関係に影響を与えることは無いとの認識を示す。

・その他、ネーションのサイトに掲載されたAFP電が、29日にナラーティワート県内でバイクで路上を走行中だった39歳と32歳の仏教系夫婦及び同じくバイクで路上を走行中だった51歳の仏教系住民が銃撃され死亡と報じているが、同日タイ時間23:00現在タイ国内の報道では未確認。

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2007年03月29日

旧政権系のワーダ会派が南部情勢の煽動に関与

 ソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)は28日、旧政権系のワーダ会派に関係する人物が南部情勢の煽動に関与しているとの認識を示しました。

 これは、国外マスコミ関係者を引き連れソンクラー県ハート・ヤイ郡内を視察訪問した際に記者団に語られたもので、ソンティ陸軍司令官は、発生件数は減少しているものの犯行の過激度が増しているとした上で、情勢の煽動に旧政権系のワーダ会派(首班ワンムーハマッドノー・マター元副首相)に関係する人物が「ある部分」で一連の動きを指揮しているとの認識を示しました。

 尚、ワーダ会派の関係者が関与している根拠に関しては明らかにされていません。

 ワーダ会派は、民主党と袂を分かったデーン・トーミナー氏(その後上院議員に転出すると共に会派を離脱)が設立したイスラム教系下院議員会派で、新希望党がタイ・ラック・タイ党に吸収合併された際にタイ・ラック・タイ党傘下の会派になっていましたが、南部国境三県内で議席を全て失って以来党内で冷遇され一部党員の間で党離脱の動きが見られた事もありました。

 また、2004年1月4日に発生した武器庫襲撃強奪・学校連続放火事件の首謀者としてデーン・トーミナー氏や元教育副大臣のアーリペン・ウタラシン氏、ナヂャムディン・ウマー氏の名前があがり、内ナヂャムディン氏のみが刑事起訴されていましたが、最終的に証拠不十分であるとして無罪が確定しています。

 更に最近では、ヤッラー県ベートン郡内で発生した銀行爆破事件及びバンコクで発生したシーナカリン・センター爆破事件に絡んでナヂャムディン氏が幹部に名を連ねるラームカムヘーン大学のイスラム系学生の親睦団体PYNS(パッターニー、ヤッラー、ナラーティワート及びソンクラーの頭文字から名付けられたもの)の南部情勢への関与が取り沙汰された事もありました。

 因みにデーン・トーミナー氏の医師でもある娘さん(元民主党下院議員)は、南部情勢関連のコメンテーターとして度々ch11のニュースに登場しています。

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南部情勢 (28日)

・29日未明から朝にかけてナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内の路上2箇所で爆発物と思われる不審物が発見されるが、その後の処理により何れも紙や板きれ等が詰められた偽爆弾であることが判明。

・29日11:30前、ヤッラー県ヤラン郡内で、東北地方から出稼ぎで当地に来ていたトイレの汲み取り作業請負を業とする夫婦が車で村内を回っている最中に、バイクに乗った二人組に銃撃され夫が死亡し夫人が重傷。

・28日12:00前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった67歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

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