2007年03月12日

南部情勢 (10-11日)

・10日12:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった36歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され重傷。

・10日14:00過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクで路上を走行中だった麻薬リハビリセンター職員の男性(49)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・10日16:00前、ソンクラー県ハート・ヤイ郡内で、バイクで路上を走行中だった38歳の生ゴム問屋従業員男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。警察側は、南部情勢よりも個人的な係争若しくは浮気が事件の背後にあるとの見方を示す。

・10日20:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、情勢の激化を嫌って既に他の地区に引っ越し空き家になっていた仏教系住民の家屋二軒が連続して放火され全焼。

・10日20:30前、ヤッラー県ベートン郡内で、ゴム農園に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった51歳と48歳の仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され二人とも死亡。事件が発生した地区内では同日に黒い服を着てライフル等で武装した5-6人の男が目撃され当局側が動向を監視するも途中で姿をくらます。

・11日未明、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、5-6人の一味が二手に別れ学校の警戒作業にあたっていた村自警組織員に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。自警組織側に人的な被害は無し。事件が発生した学校付近では、数日前に村自警組織員に対する攻撃を仄めかすビラが撒かれていた。

・11日6:30前、ナラーティワート県シーサーコン郡内で、ゴム農園に向かうためにバイクで路上を走行中だった60歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・11日朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、ゴム農園に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった48歳と45歳の仏教系住民姉弟が、バイクに乗った二人組に銃撃され二人とも死亡。

・11日朝、パッターニー県コークポー郡内で、主に女性・子供で構成された住民約100人がナープラトゥー地区警察署前の幹線を封鎖し、バイク窃盗及びRKKの構成員として一連の南部に於ける不穏な動きに関与した容疑で前日夕方に逮捕されたイスラム系住民二人の釈放を要求し抗議活動を開始。一時同地区内に在住する仏教系住民約50人が抗議住民を路上から排除しようとすると共に、当局に対して法律に則った対応を容疑者及び抗議住民に対して取るべきであると要求し、一時騒然とした雰囲気になる場面も見られたが、最終的に同県の元イスラム教委員会委員長が逮捕された二人はまだ容疑段階で立件に至っていないことを説明し昼過ぎまでにひとまず散会。

 その後午後になって、一端散会したと見られていた抗議住民が、200人にふくれあがり二手に分かれて同県ノーンヂック郡内にあるインカユット司令本部前に集まり、更に一人増えた三人の容疑者の釈放を要求するも、最終的に各容疑者の親族が司令本部内に収監されている容疑者に面会し、法に基づいた手続きに基づき取り調べが行われていることに満足し17:00前までに散会。

 パッターニー県県知事は、今回集まった抗議住民は、一連の不穏な動きに関与している一味側に煽動され現場に連れてこられた者達で、また容疑者の親族は抗議に参加することや容疑者と面会する事に消極的だった事を明らかに。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

南部情勢 (9-10日)

・9日18:00頃、ヤッラー県県都内で、小型トラックに乗った人数不明の一味がタイ国鉄バーン・ターセ駅周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。軍側に人的な被害はない。当局側は、銃撃戦発生後に県境を接するパッターニー県メーラーム郡内の病院に入院したナラーティワート県シーサコン郡内在住の26歳と地元在住の15歳のイスラム系の男二人が事件に関与したと見て、回復後に事情聴取を行う方針を明らかに。病院で治療を受けている二人は何れも重傷。(その後15歳の男はその後死亡)

・9日夕方過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が軍関係者が乗ったバイクの通過に合わせ爆発し、軍関係者一人が負傷。

・9日22:30前、パッターニー県ヤッリン郡内で、バイクの三人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され、三人全員が負傷。

・10日7:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、学校内にある植木付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、学校の警戒作業にあたっていた軍関係者一人が重傷。

・10日夕方、パッターニー県マーヨー郡内で、バイクで路上を走行中だった25歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され負傷。

・主に女性・子供で構成された住民による抗議活動が頻発している事を受け第四地区国軍本部のウィロート本部長は10日、南部国境三県の各県知事に対して、全ての郡内に10人で構成された抗議住民対策特別委員会を設立するよう要請。特別委員会は、各郡内の宗教指導者や宗教教師、村長やガムナンを始めとするコミュニティーリーダーから賛同が得られる地元出身者で構成され、主に抗議住民の代表者と当局側と間に立って交渉の調整任務に就く。

posted by Jean T. at 03:26| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

南部情勢 (9日)

・8日8:30頃、ナラーティワート県県都コークキヤン地区内にあるカラオケ店内に仕掛けられていた爆発物が爆発し、店内にいた10人が負傷。内2人は重体。

・9日6:30前、ナラーティワート県ウェーン郡内で、二箇所の高圧電線用の電柱が連続して爆破され、郡内全域に渡って一時停電。人的な被害は無し。尚。一部報道はウェーン郡及びスンガイ・パーディー郡内にある二箇所の電柱が連続して爆破と報じる。

・9日9:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)の到着を歓迎するかのように3箇所に仕掛けられていた爆発物が連続して爆発し、警戒作業にあたっていた軍関係者2人が重傷。

・9日昼頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、華人系の雑貨店オーナー男性が店内で商い中に、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。更に12:45頃、当局関係者が検証作業の為に現場に到着する頃を見計らって店先に仕掛けられていた時限発火式の爆発物が爆発したが、人的な被害は無し。また、爆発が発生した地点から約2メートル離れた場所で時限発火式の爆発物が発見され回収される。

・9日15:30前、パッターニー県県都内で、バイクで路上を走行中だった60歳の仏教系男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重体。

・9日15:30過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡内で、食品加工会社の55歳の警備員が任務中にバイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。警備員の息子は同県ガポー郡警察署に所属する警察官。

・一部の報道が9日7:00前にナラーティワート県ランゲ郡内の山間部で、レンジャー部隊と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生したが、人的な被害は無かったと報じているが詳細は不明。(誤報の可能性もあり)

posted by Jean T. at 00:34| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月09日

ソンティ議長、一味側に大規模な破壊活動を展開する潜在力は無い

 8日に南部国境三県を視察訪問した国家安全保障評議会のソンティ議長(陸軍司令官)は、一連の不穏な動きに関与している組織に大規模な破壊活動を展開する潜在力は無いとの認識を示した上で、破壊活動が計画されているとの噂は意図的に流されたものであるとの認識を示しました。

 この発言は、非公然分離主義組織のBRNの創立記念日である13日を中心にした大規模な破壊活動が首都圏及び南部国境三県域内で計画されていると報じられていることを受けたもので、ソンティ議長は、組織側には大規模な破壊活動を展開するような潜在力は無いと指摘した上で、当局側で充分に情勢を掌握することができるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 01:05| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (8日)

・7日21時前、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった19歳と16歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され二人とも瀕死の重体。

・8日朝、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、主に女性・子供で構成された20人の住民が郡警察署前に集まり、前夜に発生した26歳のタムボン行政機構評議会議員の男性が銃撃され負傷を負った事件は当局側による仕業であると抗議すると共に、当日早朝に逮捕された容疑者の釈放や村内に駐留するレンジャー部隊の村外への退却を求め座り込み抗議を始める。住民等はその後も増え続け最終的に200人強までふくれあがり、幹線の一部を封鎖し第一特殊部隊司令官との直接交渉を求めたが、最終的に釈放を要求している容疑者が既にパッターニー県ヤッラン郡内にあるインカユット司令本部に身柄が移送され、7日間の拘束期間中に容疑が立件されなかった場合は釈放されるとの説明を受け入れ昼前までに散会。当局側は、当日朝に逮捕された容疑者の親族が周囲に語っていた不安が、尾ひれが付いて村内に広まり、今回の抗議行動に発展したとの見方を示す。

・8日9:30過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、学校に通じる路上の警戒作業にあたっていた軍関係者を狙った爆発が発生し、軍関係者一人が重傷。

・8日昼過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、村内で発生したイスラム系住民銃撃事件は当局側の仕業であると主張する住民等が路上を封鎖し抗議活動を開始するも当局側との交渉を一切拒否。更に15:00前、抗議活動に呼応するかの様に人数不明の一味が学校二校(報道により三校)を連続して放火した上で、それぞれの学校に通じる道路に鋲をまきながら逃走。尚、住民等は18:00前までに自主散会。9日朝に再度抗議活動を開始するものと見られる。

 8日に発生した二件の住民による抗議活動から、何れも直接利害が関係する少数の住民が抗議に現れた後に、若者グループに率いられた住民が複数の陣を組んで合流し抗議活動を煽動していた事が確認される。

・8日14:30前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった43歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡。

・8日15:00前、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった40歳の夫婦が、何者かに銃撃され妻が死亡し夫が重傷。

・8日夕方、パッターニー県ヤッラン郡内で、3歳の女児を含む一家三人を乗せ路上を走行中だった小型トラックが、バイクに乗った二人組に銃撃され、父親が重傷を負い、母子が負傷。父親は王室が進める職業機会創成プロジェクトにより古式マッサージ師の資格を取得していた。

posted by Jean T. at 01:01| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

南部情勢 (5-7日)

・5日18:30前、ヤッラー県ベートン郡内で、スポーツの試合を終えバイクの三人乗りで路上を走行中だった20歳から21歳のイスラム系住民男性三人組が、路上で待ちかまえていた小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され、二人が死亡し一人が重傷。

・5日22:30過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクで路上を走行中だった20歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され重傷。男性は政府が進める雇用促進策により職を得ていた。

・7日6:00前、ヤッラー県県都内にある私立イスラム教学校近くで、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった58歳の仏教系住民男性が、何者かに射殺された上で首を切断され、更に遺体とバイクに火を放たれる。切断された頭部は、約1Km離れた林の中(報道により道路上)で発見。

 更に8:30前、現場検証を終え署に戻る途上にあった警察車両の通過に会わせ路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、警察官一人が軽傷。

・7日7:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった何れも25歳の建設資材店店員夫婦(仏教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され夫が死亡し妻が重傷。

・7日11:30過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、ゴム農園内での作業を終え帰宅の為にバイクの二人乗りで路上を走行中だった52歳と65歳のイスラム系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され、夫が死亡し妻が重傷。

posted by Jean T. at 01:15| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月06日

南部情勢 (4-5日)

・4日15:00前、ナラーティワート県ターク・バイ郡内で、バイクで路上を走行中だった43歳の漁業試験場職員男性がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。当局側は、2日にRKKの訓練地とされる山間部で構成員が殺害された事に対する復讐の可能性を含め捜査。

・4日20:00過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクに乗った二人組が民家前で談笑中だった仏教系住民に向け銃を発砲し、男女二人が重傷。

・5日未明、ソンクラー県ヂャナ郡内で、住民所有の自家用車が何者かに放火され全損。

・5日6:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、ゴム農園内の作業を終えバイクの二人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民夫婦二組が、ほぼ同時刻に別の場所でバイクに乗った二人組に銃撃され、男性一人が死亡し、男女三人が重傷。

・5日6:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった70歳の仏教系住民男性が、人数不明の一味に銃撃され死亡。

・5日11:30前、パッターニー県パナーレ郡内で、稲刈り作業の為にナコン・パトム県から出稼ぎで当地に来ていた男性三人が乗った小型トラックが、バイクに乗った二人組に銃撃された上で火を放たれ、二人が死亡し一人が重傷。

・5日昼過ぎ、ナラーティワート県県都内で、バイクで路上を走行中だった24歳の自動車修理工の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

5日、警察・軍の特別編成チームはソンクラー県内テーパー郡内で、RKKの構成員と見られる5人の容疑者の身柄を拘束。5人は何れもナラーティワート県内のイスラム系住民で、2日に同県ランゲ郡内で訓練中のRKKの構成員とレンジャー部隊員との衝突の際に逃走した一味と見られる。尚、衝突による当局側発表の一味側の死亡者数は、5人と発表されていた当初発表を8人に訂正した後に、再度5人に修正している。また、死亡者の出身地も、何れもナラーティワート県以外とされていた当初発表に対して、全員がナラーティワート県出身と訂正されている。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

南部情勢 (3日)

・3日3:30前、ヤッラー県ラーマン郡内で、ゴム農園に向かう為にバイクで路上を走行中だった41歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は元レンジャー部隊員で最近まで陸軍の指揮官クラスの人物と密接なコンタクトを取り合っていた。

・3日朝、パッターニー県コークポー郡内の路上で、53歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され重体。

・3日朝、ナラーティワート県シーサコン郡内で、試験を受ける為にバイクの二人乗りでヤッラー県内にあるラーチャパット大学ヤッラー校に向かっていた17歳と15歳の女子学生が、バイクに乗った人数不明の者に銃撃され二人とも死亡。

・3日午後、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった30歳代と見られる身元不明の男性と28歳の女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され二人とも重傷。

posted by Jean T. at 01:07| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

情報当局、3日から15日にかけて南部で大規模な破壊活動が計画と警告

 南部国境三県域に拠点を置く安全保障関連当局の情報当局筋は2日までに、3日から15日にかけて南部国境三県及び県境を接するソンクラー県の一部地域内で大規模な破壊活動が計画されている恐れがあると警告しました。

 同筋によると、複数の情報当局間で一致する情報として、2月18日に南部国境三県及びソンクラー県の一部郡内で発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件により組織の潜在力を確信した新興分離主義組織RKKの息がかかったブゥーサートゥー(旧来の組織とは別)やプゥームードー、プゥームーディーといった小規模組織がマーカブーチャーの日である3日から分離主義組織BRNの創立記念日である13日を挟んで15日までの間に、当局側の武器強奪を狙った武器庫襲撃を始め当局施設や民間企業等を狙った攻撃を計画している恐れがあるとのこと。

 また、情報当局が2月18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件の背後関係を調査した結果、RKKの息がかかったブゥーサートゥーやプゥームードー及びプゥームーディーと名乗る小組織に所属する女性を含む若者グループが実行部隊として関与し、その背景に組織側の潜在力の誇示と域内に於ける影響力拡大という思惑があったことが判明しているようです。

 また、事件に関与した組織は、日頃から勢力拡大の為に各受け持ち地域内で統括者がパッターニー国の歴史に関する教授を織り交ぜながら政府に対する憎しみを住民等に植え付けており、これまでに各受け持ち地域内の男女、大人子供の70%前後が組織側のシンパになっていると見られているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (2日)

・2日7:00頃、ヤッラー県県都内ターサープ地区内で、主に女性・子供で構成された住民100人強が道路を封鎖し、2月27日に同地区内で発生したガソリンスタンド爆破に関与した容疑で同日1時頃村内で当局側に任意同行を求められたイスラム系住民の釈放を求め抗議活動を開始。同時に住民等を背後で煽動したと見られる者が抗議活動へ通じる主要な路線上に鋲をまいたり偽爆弾を放置し車両の進行を妨害。最終的に女性の軍関係者約30人が交渉を行うと共に抗議住民の排除作業を行い10時前までに散会。当局側は、2月27日に発生した爆破により右手を失った者が、同村内に住み現在行方不明になっているイスラム教教師で、既に死亡し村内に埋葬されているとみて捜査。

・2日11:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内の山間部で、新興分離主義組織のRKKが訓練拠点として使用している地点の特定作業にあたっていた陸軍のレンジャー部隊員12人が、RKKの組織員と見られる15人以上と見られる一味の動向を監視中に、一味側から銃撃を受けた事を端緒に約30分間に渡って銃撃戦を展開。この銃撃戦により一味8人を殺害しM16ライフル2丁等を押収。銃撃戦の際に重傷を負ったと見らる2-3人の一味は逃走。尚、タイのテレビ、ネット報道に基づいたとする日本語報道が特殊部隊など約200人が参加して攻撃が行われたと報じているが、正しくは銃撃戦終了後に現場のクリア作業の為に軍や警察関係者約200人が投入され、その際に一味側に8人の死亡者がいた事が確認された。

・2日15:00前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった35歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・2日夕方、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった40歳と32歳の夫婦がバイクに乗った二人組に銃撃され妻が重傷、夫が軽傷。

・2日夕方、ナラーティワート県シーサコン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が畜産局の車に向け銃を乱射し、銃弾の一部がたまたま車で現場を通りかかった地元行政機構評議会副議長い命中し、副議長が死亡し、畜産局の車に乗っていた三人が負傷。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

南部情勢 (1日)

・2月28日夕方過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が小学生が乗ったスクールバスに向け銃を乱射し、10歳から13歳の七人が負傷(全員がイスラム系)。内11歳の少女一人が意識不明の重体。生徒らはソンクラー県内の動物園へ遠足に行った帰りだった。

・2月28日20:30前、パッターニー県県都内で、人数不明の一味が公衆電話を放火し、通報を受けた当局関係車両の現場到着に会わせて爆発物を爆発させる。人的な被害は無し。

・1日7:00前、パッターニー県ヤッラン郡内の路上で治水灌漑局に所属する32歳の男性の射殺対が発見される。バイクで帰宅途上に何者かに銃撃されたものと見られる。

・1日8:30過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、軍関係者二人(報道により一人)が負傷。

・1日14:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイク二台に分乗した四人組がモスク前で行商中だった45歳の仏教系男性が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、男性が死亡し、行商の手伝いをしていたラムパーン県出身の23歳の男性が重傷。

・1日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内中心部で、路上で友人四人と談笑中だった18歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・セーリーピスット国家警察本部長代行は1日、王妃側近のウィリヤー・チャワグン女史の車列を狙った襲撃事件に絡んで、既に容疑者の一部を特定し身柄を追うと共に、現場に落ちていた薬莢等を手がかりに襲撃に使用された武器の入手先の特定作業を行っている事を明らかに。

・2月18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んで、ヤッラー県県都内中心部にあるシー・ヤッラー・ホテルに爆発物を仕掛けた容疑で、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内在住の25歳の男を逮捕。男は目撃証言に基づき作成された手配用の似顔絵に酷似。当局筋によると、逮捕された男は警察に対して容疑事実を認めると共に、他に女3人、男2人の共犯者がいると証言。

posted by Jean T. at 01:47| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

南部情勢 (28日)

・27日21:00過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった58歳のイスラム教教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・28日早朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、ゴム農園付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、農園内で作業中の住民の警護作業にあたっていた軍関係者三人が軽傷。

・28日朝、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった住民父子が何者かに銃撃され負傷。

・28日10:30前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、妻と3歳の子供を乗せバイクで路上を走行中だった48歳の食品加工会社勤務の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・28日10:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった22歳の請負配送業の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。現場にはアルルーフの戦士名で無実の仲間に対する仕打ちに対する復讐であることを仄めかすビラが置かれる。

posted by Jean T. at 01:07| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

南部情勢 (27日)

・27日2:00頃、ヤッラー県県都内ター・サープ地区内にあるガソリンスタンドで爆発が発生し、スタンド内のミニマートとして使用されていた建物が損壊。爆発現場には爆発物を仕掛けた者のものと思われる右腕が残され、更に約300メートル離れた集落に通じる路上に点々と血痕が残っていたことから、実行グループが爆発物を仕掛けた際に誤って爆発させ、その際に重傷ないしは死亡した実行犯を仲間が地域内の別の場所に搬送したとみて捜査を展開。現場となったガソリンスタンドは3日前に廃業し、近々解体作業が行われる予定になっていた。

・27日朝、パッターニー県ヤラン郡内にある私立イスラム教学校前付近で爆発物と見られる不審物が発見され安全処置が講じられる。不審物はその後の調査で偽爆弾であることが判明。

・27日7:30前、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部にある貸し室内で爆発が発生し付近の住民二人が負傷。当局側は、爆発が発生した貸し室内に若者グループが住んでいたことから、爆破攻撃に備え準備していた爆発物を誤って爆破させた、若しくは当局側の警戒態勢強化により保管されていた爆発物の持ち出しを断念し処分する為に爆発させたと見て、借り主の若者グループの行方を追う。

・27日12:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、父親を助手席に乗せ車で路上を走行中だった39歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、父親が重傷。

・27日13:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳の仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され瀕死の重傷。女性は政府が進めている雇用促進政策により郡庁の請負作業員の職に就いていた。

・18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んで当局筋は27日までに、23人の容疑者の逮捕状の発行を申請。内訳は、パッターニー県11人、ナラーティワート県7人、ヤッラー県5人。また、第四地区国軍本部筋は、同事件に絡んでヤッラー県バーヂョ郡内で逮捕された容疑者が、RKKに所属し、同郡内の森林部で訓練を受けていたと証言している事を明らかに。

posted by Jean T. at 01:54| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

南部情勢 (26日)

・26日0:00過ぎ、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、鈍器のような物で頭を殴られ殺害された上でバイクと一緒に焼かれた28歳から30歳くらいの男性の身元不明死体が発見される。警察側は南部情勢絡み及び個人的な係争の両面から捜査。

・26日朝、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部にある学校付近で偽爆弾が発見され処理。

・26日8:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、路上脇の植木の下付近に仕掛けられていた爆発物が、教師の警護作業にあたっていた当局関係車両の通過に会わせ爆発し、四人の当局関係者が負傷。

・26日10:30過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内の交差点付近で発見された爆発物に見せかけた不審物の処理を終えた当局者を乗せた車両の通過に会わせて、保健所付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者一人が負傷。爆発が発生した地点は、不審物が発見された地点から約500メートル離れた場所。尚、不審物に関してはその後の調査で偽爆弾であったことが判明。

・26日、ヤッラー県の民間企業団体は、南部情勢解決に向け監視カメラの設置を早急に進めること、各村やコミュニティーの自警能力の強化に取り組むこと、月4,500バーツの賃金で各村やコミュニティー内の自警要員の雇用を進めること、域内のガムナン・村長の任期を10年間にすることの四つの提言をまとめた要求書を県知事経由で首相宛に提出。

posted by Jean T. at 00:49| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

南部情勢 (23-24日)

・23日11:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった20歳と19歳のイスラム系住民男性がバイクに乗った二人組に銃撃され、20歳の男性が負傷し19歳の男性が軽傷。

・23日午後、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内中心部にある食堂前で爆発物が発見され安全処理。当局側は、食堂前で不審な動きを見せていた模様が監視カメラ映像に記録されていたバイクに乗った二人組が事情を知っているとみて捜査を展開。

・23日17:00前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、公園内の立木の下付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近でセパタクローの試合をしていた非番の軍関係者7人(報道により8人)及び公園脇の路上で焼きルークチンの販売を手伝っていた30歳の女性幼稚園教師が負傷。

・23日22:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、屠殺施設の従業員宿舎が放火。出火発生当時宿舎内の従業員全員が外出中だった為人的な被害は無し。

・23日、ヤッラー県の警察当局は、18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んで2人の容疑者に対して逮捕状の発行を申請。2人は何れも県都内のカラオケ店付近に爆発物を仕掛けるところが監視カメラ映像に記録されていた。また、目撃証言等に基づき作成された容疑者10人の似顔絵を作成し情報を募る方針を明らかに。

・24日0:00過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで現れた人数不明の男が茶店店内に向け銃を乱射し、店内にいたイスラム系住民四人が負傷。

・24日8:00前、ヤッラー県県都内ラムマイ地区警察署管内で、民家脇に仕掛けられていた爆発物が高圧電線用の鉄塔の安全確認作業に向かう軍関係者の車列の通過に会わせ爆発し、24歳の軍関係者が負傷。ラムマイ地区警察署管内では、地区内で容疑者の釈放を求める住民の抗議活動が行われた1月最終週以来、襲撃、放火、爆破事件が頻発していた。

・24日13:30前、ソンクラー県ヂャナ郡内にある学校の図書室付近から出火。当局側は出火、放火の両面から捜査。

posted by Jean T. at 01:47| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

ソンティ議長、南部問題を疎かにしているとの指摘を否定

 国家安全保障評議会のソンティ議長は23日、前政権の影響力や水面下の動きに対する対策に目をとらわれ南部対策を疎かにしていた事が南部情勢の激化を引き起こす原因になったとの指摘を否定しました。

 この発言は、クルンテープ・ポールが行った意識調査で多くの回答者が、ソンティ議長は南部情勢よりも政治に重点を置いていると回答していた事を受けたもので、ソンティ議長は、国内安全保障を脅かす要因を監視する立場にある者として政治も一つの監視対象であるとした上で、南部情勢に関しては既に管掌を委ねている第四地区国軍本部との間で緊密に情報の交換を行っていると語っていました。

 一方、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が中東の国から資金援助を受けていると報じられている事に関しては、単なるデマでしかないと切り捨てていました。

posted by Jean T. at 20:22| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

防相、首相何れも南部情勢のバンコク波及の可能性を認める

 ブンロート防衛大臣は22日、先にバンコクのアピラック都知事が都内全ての区に対して警戒態勢の強化を緊急指令した背景に、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している一味に通じる関係者が、首都圏内の複数の教育機関内で不穏な動きを見せていることが確認された事を受けた措置だった事を認めた上で、現在国内治安維持部隊統括本部及び第一地区国軍本部が緊密に動向の掌握に努めているものの、多くが普通の学生に混じっているため関係者の特定に困難を極めている事を明らかにしました。

 一方、スラユット首相は22日午前に開かれた第四回定例記者会見の席上で、南部に於ける不穏な動きがバンコクに波及する可能性がある事を認めた上で、既に国内治安維持部隊統括本部側の警告に基づきバンコクへの波及を阻止する為に対策を講じている事を明らかにしていました。

* 一部報道によると、当局側は約30人の分離主義組織の関係者が南部からバンコクに移動し複数の大学内に潜伏しているとの情報を得ている模様。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/34332028.html
http://thaina.seesaa.net/article/34166315.html

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

南部情勢 (21日)

・21日1:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、二人組と見られる男が生ゴム精錬工場内にある倉庫に向け火炎瓶状の物を投げ入れ放火すると共に、消火作業の為に現場に向かう消防車等の当局関係車両の通行を妨害する為に鋲等を路上に撒きながら逃走。火災は半日以上に渡って延焼を続け、倉庫がほぼ全焼。この火災により、400人の従業員が職を失う可能性も。

・21日7:00前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だったモスク併設のイスラム教学校の宗教教師(43)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。当局側は、前日に発生した女性副校長銃撃殺害事件と同一グループによる犯行と見て捜査を展開。

・21日7:30過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた当局関係車両の通過に会わせて路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、当局関係者三人が軽傷。

・21日10:30前、ナラーティワート県シーサコン郡内で、所用を終えナラーティワート県ヂャネ郡内にある自宅に向かうためにバイクで路上を走行中だった仏教系住民女性二人及び2歳の男児が路上脇の林に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され、後部座席に乗っていた55歳の女性が死亡し、42歳と2歳の男児が重傷。

・21日昼過ぎ、ヤッラー県県都内の林の中で爆発物が発見され安全処理。

・21日13:00頃、ヤッラー県県都内中心部にあるカラオケ店前で不審物が発見され安全処理される。場所はヤッラー・グランドビュー・ホテルの正面で、19日朝にもほぼ同じ場所で爆発物が発見され安全処理されていた。尚、今回発見された不審物の詳細に関しては、その後の報道では未確認。

・21日16:00過ぎ、ヤッラー県グロンピナン郡内で、道路脇に潜んでいた20人以上と見られる一味が、シリキット王妃の側近で王室系財団の理事長を務めるウィリヤー・チャワグン女史を乗せた車両、及びそれを警護する当局関係者の車列に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。銃撃戦で当局関係者一人が軽傷。尚、ウィリヤー女史に関しては、ネーションの英文速報やテレビ報道に基づくとする日本語報道等が車のガラスで軽傷を負った報じているが、本人自身がテレビのインタビューの中で、自身が乗っていたワンボックスカーの両側のガラスに銃弾による穴が開いたが、穴が開いた場所から離れた場所に座っていた為無傷で、また驚くような事も無かった語っている。また、インタビューの中で銃撃を受ける前に爆発物が車列に向けて投げ込まれたが爆発しなかった事も明らかに。尚、ウィリヤー女史によると、22日にナラーティワート県内で行われる被害者家族や子供への現金等の支給式にも予定通り出席する予定であるとのこと。今回の事件の発生を受け当局側は一帯を封鎖し退路を塞ぐと共にヘリコプターを投入し実行グループの捜索に動くが捕捉にいたらず。

・21日17:00前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった24歳と17歳のイスラム系住民兄弟が、路上脇の林に隠れていた人数不明の一味に銃撃され兄が死亡し弟が重傷。兄は軍の情報要員だった。

・21日17:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、7歳の息子を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった41歳の村自警組織所属のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し息子が負傷。

posted by Jean T. at 01:24| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

広域同時爆破は対話路線を再確認した事に対する一味側の回答

 国家安全保障会議のプラギット事務局長は20日、南部国境三県域内で18日に発生した同時広域爆破・襲撃・放火事件は、先に政府側が分離主義組織側との対話推進路線を再確認した事に対する一味側の回答であるとの認識を示しました。

 プラギット事務局長は発言の中で、新興分離主義組織のRKKが中心になり今回の事件を引き起こしたと報じられていることに関しては直接的な確認を避けた上で、今回の事件はマレーシア政府側がタイ政府側が再確認した平和・対話推進路線を指示した上で協力を申し出た事に対して、一味側が回答を示したものであるとの認識を示していました。

 政府が打ち出した対話推進路線に対して、これまでに分離主義組織の統轄組織と目されるブーサートゥー首領のワンカディル氏(但し、現在南部で発生している一連の不穏な動きに関与している組織に関しては皆目見当が付かないと発言)やPULOの関係者が歓迎を表明していますが、現在南部で発生している一連の不穏な動きの中心的な役割を果たしていると見られるサペーイン・バーソー容疑者が首領を務めると見られるBRNコーディネートや実行部隊として中心的な役割を果たしていると見られるマセー・ウセン容疑者が首領を務めると見られる新興分離主義組織のRKK何れも一切コンタクトが取れていない状況が続いているようです。

posted by Jean T. at 01:02| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (20日)

・19日19:30過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、バイクで路上を走行中だった36歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・19日20:30前、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内で、カラオケ店兼住宅から火災が発生。当局側は放火及びガスボンベが原因の火災の両面から捜査。

・19日21:30過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた当局関係者に向け銃を乱射し、当局関係者二人が負傷。

・20日2:00前、ナラーティワート県インゴー郡内で、学校前にある当局関係者が休憩場所と利用していた地点で爆発が発生したが、当時当局関係者が警戒作業の為に出払っていた為人的被害は無し。(7:30に発生したとするネーションの英字速報は間違い)

・20日4:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、人数不明の一味が学校内にある当局関係者の臨時駐留施設に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。人的な被害は無し。

・20日朝、ヤッラー県県都内旧市場内にある7-11の店内で携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物が発見され安全処理される。発見直前に店内に不審物を置き走るように店外に出て行った購入客を装った男が目撃。

・20日8:00過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、郡庁に通じる通りの入り口付近で爆発が発生。人的な被害は無し。

・20日15:00前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクで路上を走行中だった47歳の副村長が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・20日15:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、民家の影に隠れていた人数不明の一味が、パッターニー県内にあるインカユット司令本部に向かうために車で移動中だった軍関係者に向け銃を乱射し、軍関係者一人が重傷。

・20日16:00前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、帰宅の為にバイクで路上を走行中だった49歳の女性副学校長(初期報道段階では校長)が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡。

・国家安全保障評議会のソンティ議長は20日、住民の了解が得られるのであれば南部国境三県域内に夜間外出禁止令を施行する事も吝かではないと発言。

・第四地区国軍本部は20日午後、18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んでナラーティワート県バーヂョ郡内で二人、ソンクラー県テーパー郡内で一人の合計三人の容疑者を逮捕した事を明らかに。同国軍本部によると、事件に実行役として関与した者の多くが20歳から30歳位の若者で、事件前に恐怖心を緩和する為に麻薬と咳止め薬を混ぜた薬物を与えられた上で組織(表向きには教義)への忠誠の誓いを強要されていた。

posted by Jean T. at 00:55| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする