2007年01月11日

南部情勢 (10日)

・10日1:30頃、パッターニー県マーヨー郡内で、35歳のイスラム系住民男性が自宅前で、人数不明の一味に銃撃され死亡。

・10日4時頃、ヤッラー県ターントー郡バーン・ディン・サムー地区にあるマレーシアとの国境線にある、マレーシア軍関係者の警戒作業拠点で爆発が発生し、同国の軍関係者4人が軽傷。タイ側の初期報道では、マレーシアの軍関係者が手榴弾の扱いを間違って爆発させたとの認識をタイ当局側が示したと報じる一方で、その後のマレーシア側の報道は、政府報道官の言として1人以上と見られる何者かが手榴弾二発を投げ込んだと報じ、見解に食い違いを見せている。(報道によりタイ領内側から投げ込まれた)

・10日8:00前、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクに乗った二人組が同県ガポー郡プローン・ホーイ地区付きの35歳の医師男性(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け発砲し、車内にいた女性教師1人(イスラム教徒)が死亡し、医師男性が重傷。当時車内には医師男性及び夫人、女性教師3人が乗っており、教師が教えるサーイブリー郡内にある学校に向かう途上だった。小型トラックの運転をしていた医師が常駐しているガポー郡プローン・ホーイ地区は、先週来数回発生している住民による抗議活動で釈放が要求されていた容疑者が逮捕された地区で、また9日には地区内にある保健所が放火されていた。

・10日夕方過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部で、バイクの三人乗りで路上を走行中だった17歳から18歳の学生3人が、バイク五台に分乗した10人組に銃撃され三人とも負傷。警察は、南部情勢及び学生同士の抗争の両面で捜査中。

・ヤッラー県県都の警察当局は、県都内中心部に於ける個人及び他地域からの通行車輌に対する監視・検問体制を強化するよう命じた。これは新興分離主義組織の幹部と見られるサーフディン・トヂェマ容疑者(27)が自らの陣頭指揮の下で県都内でショッピングセンターや電気店、自動車整備店等をターゲットにした破壊活動を計画しているとの信頼できる情報筋からの情報に基づく措置。サーフディン容疑者は、2005年4月20にヤッラー県ラーマン郡の郡警察から逮捕状が発行され、200万バーツの懸賞金が掛けられ身柄を追われている重要容疑者の1人。

・政府は10日開かれた南部国境三県域内の学校教師代表との協議の席上で、域内の教師に学校以外の場所での拳銃の携行を認める方針を決定。

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2007年01月10日

南部情勢 (9日)

・9日7:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった48歳の学校用務員男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・9日午前、先週二日連続で容疑者の釈放を要求する住民による抗議活動が発生したパッターニー県ガポー郡内で、再度警察前に向かおうとしていた主に女性で構成された約100人の住民が、当局側に進行を阻止され、一部の住民が地元のにある建設間もない保健所に火を放つ全焼させる。直接火を放った者は、進行を阻止された住民の動員に関与していた分離主義組織関係者との見方も。尚、釈放が要求されている容疑者の親族は先に、抗議に集まった住民は面識がない村内の住民では無いことを明らかにしていた。

・9日19:45前、パッターニー県ガポー郡内中心部で、人数不明の一味が郡庁や郡警察署が入居した合同庁舎に向けライフルを撃ち込むが、目標が外れ郡庁から約100m離れた民家に命中。人的被害は無し。

 更に、同日20:00頃、同じくガポー郡内プローンホーイ地区内で、人数不明の一味が軍の臨時派出拠点に向け銃を乱射し、軍関係者1人が負傷。事件が発生したプローンホーイ地区は、同郡内で度々発生している抗議活動で住民側が釈放を要求している容疑者が逮捕された地区。当局側は二つの銃撃事件が容疑者の釈放要求活動と関係している見て捜査を展開中。

・政府は9日開かれた閣議の席上で、13日の児童の日に教育省によって選ばれた南部国境三県の青少年10人に閣議の模様を見学する機会を設ける方針を決定。

posted by Jean T. at 01:40| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

南部情勢 (7日)

・6日20:00頃、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、バイクに乗った人数不明の一味が74歳になる元警察官(階級は警察少尉)宅に向け銃を乱射した上で逃走。屋内にいた42歳の娘に被害は無し。

・7日朝、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、先に発生した元警察官宅銃撃事件の現場検証に向かっていた当局関係車両の通過に会わせて路上脇に仕掛けられていた携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物が爆発。人的な被害は無し。

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2007年01月07日

南部情勢 (5-6日)

・4日23:00過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で学校が放火されると共に、付近に仕掛けられていた爆発が警戒作業にあたっている当局関係車両の通過に会わせ爆発。人的な被害は無し。

・5日10:00頃、パッターニー県ガポー郡内で、路上脇に潜んでいた3人以上と見られる一味が、予め倒しておいた立木で路上の警戒作業にあたっていた当局関係車輌の車列の進行を妨害した上で、当局間軽車両に向け銃を乱射し当局側とのあいだで約5分間に渡って銃撃戦を展開し逃走。尚、この銃撃戦による当局側の人的な被害は無し。また、その後、現場から約500mとーる離れた家屋内で逃走中だった容疑者の1人を逮捕し取調中。一部報道は、銃撃を受けた当局間軽車両は、県高官の護衛作業中だったと報じる。

・5日10:00過ぎ、パッターニー県ガポー郡内で、前日に一端は散会していた住民等約50人(報道により約200人)が郡警察署前に集まり容疑者の釈放を要求。その後、容疑者自身が、実父を通して面識が無い「住民」による釈放要求活動を止めて欲しいとのメッセージを住民側に伝えるも、住民の一部がそれを無視して先鋭化し警察署周辺の設備や備品の一部の破壊を開始する場面や、更に主に女性で構成された「住民」約50人が釈放要求活動に合流する動きを見せ警察側に阻止される場面も見られたが、最終的に親族側が70万バーツの保釈金で仮釈放に応じるとする警察側の提案を受諾すると共に、同県イスラム教委員会のウェードゥーラーメー委員長(立法評議会議員)が参加した「住民」を説得し16:00頃に散会。容疑者の親戚は、集まった住民の殆どが「知らない顔」で、恐らく一連の不穏な動きに関与している組織によって動員されたものと見られると語り動揺を見せた。また、「住民」の中に混じっていた一人のイスラム系住民男性は、友人と共に無理矢理参加させられた、他の地区に住んでいるため容疑者の事については一切知らないと証言。

・5日19:20頃、ヤッラー県ヤッハー郡内にある警察官住宅に向け銃弾四発が打ち込まれるが人的な被害は無し。

・5日夜半、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内の路上5ヶ所に燃えたタイヤが放置される。この事件に絡みタイヤとガソリンを所持していた21歳と22歳の男を二人を路上で逮捕。二人組は地域内に於ける情勢を煽動する為に燃えたタイヤを路上に放置した事を認める証言を行っているが、背後関係に関しては不明。

・6日夕方過ぎ、南部国境三県域と県境を接するソンクラー県サバーヨーイ郡内で、村道内で焼きルークチンを販売していた38歳のチァン・ラーイ県出身の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・6日20:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、人数不明の一味が38歳の仏教系住民の家屋に火炎瓶を投げつけつと共に、銃を乱射。家屋の一部が焼損したものの、当時屋内に居た一家五人は全員無事。

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2007年01月05日

南部情勢 (4日)

(武器庫襲撃・学校連続放火事件発生から三周年となる日)

・4日16:00頃、パッターニー県ガポー郡内で、児童開発センター(通常は幼稚園として使用されているらしい)が放火され全焼。警察側は、火災発生直前に同郡内の住民約100人が、同日に逮捕された容疑者の釈放を要求する抗議活動を展開していたことと、放火の関連について捜査中。尚、抗議活動は郡長側が容疑者には法律の手続きに則った公正が保障されていることを説明し、住民側は納得し散会。

・4日17:00頃、ヤッラー県県都内で、軍関係車輌の通過に会わせて路上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、チァン・ラーイ県から派遣されていた軍関係者10人が負傷。

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2007年01月04日

南部情勢 (3日)

・3日昼過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡(報道によりターン・トー郡)内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった34歳のイスラム系住民男性とその70歳になる舅が、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。

・3日13:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった38歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ソンクラー県ハート・ヤイ郡の行政当局は、武器庫襲撃・学校連続放火事件が発生して3周年目となる4日に何らかの破壊行動が計画されている恐れがあるとして、郡内のガムナンや村長及び当局側と共同で警戒を強化する方針を決定。

posted by Jean T. at 01:43| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月03日

南部情勢 (2日)

・2日9:30前、パッターニー県パナーレ郡内で、茶店での飲食を終え友人を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった38歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。銃撃を受けた際に男性が発砲した銃弾により実行犯側にも負傷者がいると見られる。

・2日10:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、車で路上を走行中だった35歳の地方水道現業の職員男性が、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。実行グループは男性が護身用に所持していた拳銃を盗み逃走。

 同郡内では、12月30日午後に、18歳の娘を助手席に乗せ車で路上を走行中だった43歳のイスラム系住民男性が、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡し、娘が重傷を追うという事件が発生。男性は雇用推進政策より南部国境県正常化推進統括本部の臨時雇用職員として採用されていた。

・2日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡在住の仏教系住民男性が郡警察署に現れ、年末年始に親戚宅訪問の為に自宅を留守にしている間に自宅が放火され全焼すると共に、ゴム農園内のゴムの木約40本が倒されたと訴え出る。これまでの調べで実行犯は12月31日に放火した上で、路上に鋲をまきながら逃走。(鋲に関しては当局側が現場検証に現れたのを見計らってばらまかれたとの見方も)

・2日夜半、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、ハーリーラーヨーを祝う儀式への出席を終え帰宅途上にあった56歳のガムナンの男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味による銃の乱射を受け死亡。死亡したガムナンは郡内のガムナン協会の会長で、また一連の不穏な動きに関与している一味の取締にあたっていた。

・12月29日に学校長及び学校教師が銃殺された上で火を放たれるという事件が発生した事を受けヤッラー県の教育当局は、第一学区内の全ての学校を8日まで臨時休校させる方針を決定。対象となる学校は全部で100校強。

posted by Jean T. at 00:29| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

南部情勢 (29日)

・29日8:30頃、ヤッラー県県都内で、学校へ出勤する為に小型トラックで路上を走行中だった59歳の学校長と52歳の学校教師が、バイクに乗った二人組(報道により人数不明の一味)に射殺された上で車体ごと火を放たれる。現場は二人が通う学校から約300メートル離れた場所。

・29日朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、46歳の村自警組織に所属するイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた5人以上と見られる人数不明の一味に銃撃され死亡。

・29日9:00過ぎ、パッターニー県パーナレ郡内で、雑貨店を経営する50歳の仏教系住民男性が店の前にいるところで、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・29日昼頃、ナラーティワート県タークバイ郡内で、路上の警戒作業にあたっていた当局関係車輌の通過に会わせ爆発物が爆発したが、人的に被害は未確認。

・29日、ナラーティワート県のガーラン県知事は、住民が一連の不穏な動きのターゲットになる事を防止するために、ガムナンや村長の補佐職11人を増員し各担当地域に於ける住民の安全確保体制を強化する方針を明らかに。

* 以上29日17:00迄に確認できた報道に基づきます。

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2006年12月29日

南部情勢 (28日)

・27日15:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、夫人を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった47歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡、夫人が軽傷。

・27日16:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内中心部にある茶店前で、52歳のイスラム系住民男性がお茶を飲み終え店の外に出できたところで、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。男性は自警組織を脱退後も当局関係者との付き合いがあったことから、一味側から当局側の諜報要員と疑われていたとの見方も。

・28日11:00過ぎ、パッターニー県パナーレ郡内で、土地の測量作業中だったガムナンが、乗用車に乗った人数不明の一味に銃撃され死亡。

・28日15:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、自身が経営するゴム農園内を歩いていた41歳のタムボン行政機構評議会議員の男性(イスラム教徒)が、付近に潜んでいた四人以上と見られる一味に銃撃され死亡。男性は同県選出民主党所属下院議員の主要な票の取りまとめ役。

・パッターニー県庁のチャイヨット次官は、県内のガムナンと村長を交えた対策会議の席上で、学校を含む公共施設に対する放火等の破壊活動を防止する為に、18:00から6:00までの間は許可証を持つ者のみが公共施設に入場できるとする規則を徹底させる共に、公共施設が破壊活動のターゲットになった場合は、地区を管轄するガムナンや村長に減給や解職等の処分を下す方針を明らかに。

posted by Jean T. at 00:28| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

南部情勢 (27日)

・26日夜半から27日朝にかけて、人数不明の一味がヤッラー県県都内の幹線上にT字型の鋲をばらまき交通障害を引き起こすと共に、爆発物に見せかけた不審物を橋のたもとに放置。更に路上脇にある華人系住民の信仰を集めている祠や仏教系住民の家屋を放火し、それぞれ半焼させる。

・27日1時前、パッターニー県ヤッリン郡内(報道によりパナーレ郡内とも県都内とも)にある学校が放火され全焼。

・27日7:30前、パッターニー県県都内で、郡次官公邸の警戒作業にあたっていた自警組織に所属する47歳のイスラム系住民男性が休憩を兼ねて郡庁正面にある茶店内で夫人と一緒に飲食中に、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。四人組は銃撃を受け倒れ込んだ男性が所持していた拳銃で再度男性に向け発砲し絶命させた後、男性の拳銃を盗み逃走。また、流れ弾により店内にいた一人が負傷を負う。

・27日9:00過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内に住む仏教系住民約300人が寺院の敷地内に集合し、イスラム系住民の抗議に応じて容疑者を釈放した事に関して抗議すると共に、県知事に対して事の次第に関する説明を要求。これは、前日に道路を封鎖し逮捕状に基づき逮捕された容疑者の釈放を要求したイスラム系住民の抗議に応じて容疑者を仮釈放し、更にこれに味をしめた同じ地区のイスラム系住民が再度道路を封鎖し、非常事態令施行規則に則り身柄拘束された住民の釈放を求める抗議活動を開始した事を受けたもので、仏教徒系住民側は抗議に応じて容疑者を釈放する事は、同様な抗議活動を誘発し情勢激化に繋がると主張。

・27日午後、ヤッラー県県都内にある学校に爆弾を仕掛けたとの脅迫電話があり、急遽休校になる事態に。

・タイ国内の一部報道が分離主義組織が年末年始期間中に破壊活動を計画しているおそれがあると報じている事を受け在タイの日本大使館は以下の通り注意喚起。
---quote
[タイ南部におけるテロの脅威に関する注意喚起]

1.タイの一部報道は、同国の政府首脳及び治安当局筋の話として、反政府勢力が年末年始に同国深南部でテロを計画している可能性がある旨報じています。

2.これまでも、南部3県(ナラティワート県、パッタニー県及びヤラー県)及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)では、繁華街、市場等を含む様々なエリアにおいて、当局と武装勢力との間の衝突や、当局及び民間人に対する襲撃事件等が頻繁に発生するなど、治安が極めて悪化しています。したがって、従来よりお知らせしているとおり、上記1.の期間に限らず、これら地域への渡航を延期されることをおすすめします。また、上記以外のソンクラー県内においても、9月16日に同県ハジャイ市内6か所で爆弾テロ事件が発生する(9月19日付けスポット情報「タイ南部における同時爆弾テロ事件の発生について」参照)など、近年死傷者の出るテロ事件が散発しており、治安情勢が悪化しています。このような現状を踏まえ、この地域への渡航・滞在を予定される方も、上記1.の期間に限らず、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討し、不要不急の渡航は延期されることをおすすめします。

3.なお、タイについては「危険情報」も発出されていますので、そちらも御参照ください。
---unquote
posted by Jean T. at 01:05| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

南部情勢 (26日)

・25日20:30過ぎ、南部国境三県と県境を接するソンクラー県サバーイヨーイ郡内で、人数不明の一味が学校の敷地内にある教師用住宅を放火しほぼ全焼させる。

・ナラーティワート県ランゲ郡内で5月19日に発生した、容疑者の釈放を求める住民等により人質にされた女性教師二人が暴行を振るわれ、一人が死亡し一人が意識不明の重体になった事件に絡んで当局側から逮捕状が発行されていた32歳のイスラム教徒の男が、同県県知事宛に出頭し警察に引き渡される。出頭した男は、一連の不穏な動きに絡んで身柄を拘束された26人目の逮捕状が発行された容疑者。

・26日12:00過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、仏教系住民三人が何者かに銃撃され死亡。

・26日昼過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、主に女性と子供で構成された住民約200-300人が村に通じる道路を封鎖して同日朝に逮捕された容疑者の釈放を要求、同日20時現在郡警察の関係者が村長を身元引受人にして容疑者を仮釈放する方向で交渉中。

posted by Jean T. at 02:02| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

南部情勢 (25日)

・25日3時過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で学校が放火されほぼ全焼。少なくとも5人以上と見られる実行グループは、消火作業の為に駆けつける車輌等の進行を妨害する為に路上脇の立木を倒して逃走。この火災により12月に入って合計16校が南部国境三県域内で放火。

・25日朝、パッターニー県県都内中心部で、バイクで路上を走行中だった29歳の軍関係者が、バイクに乗った二人組(報道によりバイクに乗った人数不明の一味)に銃撃され死亡。

・25日朝、パッターニー県ノーンヂック郡内で、子供を学校に送り届けバイクで自宅に向かっていた34歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・25日昼過ぎ、パッターニー県県都内中心部で、バイクで路上を走行中だった36歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。男性は郡庁次官事務所の臨時職員。

・25日19:00頃、ヤッラー県バンナンサター郡内で、イスラム系住民二人が礼拝を終えモスクから出てきたところで、バイクに乗った二人組に銃撃され一人が死亡し一人が重傷。

posted by Jean T. at 00:52| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

南部情勢 (23-24日)

・23日12:30過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内にある仏教系住民が経営する雑貨店で携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物が爆発し、店内がほぼ全壊するも人的な被害は無し。経営者はヤッハー郡中心部の行政機関の評議員を兼ねていた。

・23日夜半、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクで路上を走行中だった58歳の地区行政組織評議員の男性(イスラム教徒)が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され重傷。

・23日夜半、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、知人宅内でテレビを見ていた32歳のイスラム系住民男性が、バイクで現れた人数不明の一味に銃撃され死亡。

・24日10:30頃、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、バイクに乗った二人組が路上脇を歩行中だった数人の仏教系住民に向け銃を発砲し、58歳の男性が重傷。男性は村自警組織のメンバー。

・24日、ヤッラー県県都内にある寺院内で避難生活を送っている仏教系住民約250人の代表が記者会見を開き、政府に対して安全な生活環境と子供への教育機会の提供、生活の糧を得る手段の提供等を訴える。15日以内に政府側から明確な回答が得られない場合はバンコクでの抗議活動も辞さない構え。

posted by Jean T. at 02:41| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

南部情勢 (22日)

・21日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が学校付近に駐屯していた国境警備警察関係者に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生し、国境警備警察官1人が死亡。翌朝行われた現場検証で、一味側に負傷者がいる事を覗わせる血痕が発見されるが、国境警備警察の地域からの退出を要求する主に女性と子供で構成された住民約50人が現場に集まり捜査を妨害される。

・21日8時頃にパッターニー県ヤッリン郡内で銃撃を受け重傷を負った女性教師二人の内、34歳の女性教師が22日0時過ぎに死亡。この事件に関しては初期報道で女性教師二人の内一人が死亡したと報じられ、その後二人とも重傷と訂正される経緯を辿っていた。死亡した女性教師は、一連の不穏な情勢により犠牲になって61人目の教師。

・22日11:30過ぎ、パッターニー県県都内で古物を回収中だった54歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃された上で体の一部を燃やされるも、事件を目撃した近隣住民が火を消し止め重傷(初期報道段階では死亡と報道)。更に二人組は逃走途上で43歳の仏教系住民に向け銃を発砲するも、住民側から応戦され逃走。二人組は逃走途上で「無実のイスラム系住民が当局側によって殺害された報復の為に犯行に及んだ」とするビラを路上にまく。

・22日18:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、バイクに乗った二人組が通り過ぎざまに郡警察署に向け銃弾数発を打ち込むが人的な被害は無し。

・一味に銃撃された女性教師が死亡した事により教師の間に不安が広がっている事を受けスラユット首相は、安全確保面に不安がある場合は学校側の裁量で一時休校を決定する事を認める方針を明らかに。

・スラユット首相は、南部情勢が激化している背景に、政府側の正しい対策の施行を遅らせたいとする一味側の焦りがあるとの認識を示した上で、当局筋からの情報として年末年始に計画されている大規模な破壊活動に向けて一味側が体制を整えている事を明らかに。

posted by Jean T. at 12:31| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

年の変わり目を合図にした同時多発攻撃を計画していると警告

 南部に拠点を置く情報当局は21日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している分離主義組織が、地域の住民が年の変わり目に打ち上げる花火に紛れて、主要地点から打ち上げられる信号弾を合図に主に人口密集地帯を狙った同時多発型の破壊活動に出る恐れがあると警告しました。

 また、分離主義組織関係者約20人強が集まりマレーシア領内で謀議を行い、その場で同国内で入手した爆発物や銃器類が支給されていたこと、及びタイ当局側から高額な懸賞金がかけられ身柄を追われている組織の幹部クラスと見られる人物数人がタイ領内で潜伏中で、特に新興分離主義組織RKK(プゥームードー)の幹部数人は、潜伏先にあるモスクや私立イスラム教学校で軍事訓練を行っているとの情報を得ている事を明らかにしていました。

 当局筋によると、タイ領内に潜伏中の分離主義組織幹部の多くが、事実上組織の支配下に置かれている村内に潜伏しており、当局側も既に潜伏しているとの情報を掴んでいるにもかかわらず、住民による強力な妨害や、釈放を求めた強力な抗議活動を誘発する事を恐れ手を出せない状態にあるようです。

 また、最近頻発している逮捕された容疑者の釈放を要求する抗議活動に参加する住民の多くが女性や子供で構成されている背景に、マスコミの注目を惹くと共に当局側に過剰な対応をとらせることにより、タイ当局によるイスラム住民に対する仕打ちを内外に訴えたいとの思惑と、当局側を惹きつけ実行犯を逃がしたいとの思惑があると見られているようです。

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南部情勢 (21日)

・20日20時過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクで路上を走行中だった36歳の灌漑局職員が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・20日夜半、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、水道関連施設及び幼稚園が連続して放火。

・21日パッターニー県ヤッリン郡内で、学校へ出勤する為にバイクの二人乗りで路上を走行中だった34歳と31歳の女性教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。(報道によっては初期報道段階で一人が搬送先の病院で死亡したと報じ、その後の報道で二人とも重傷を負った訂正しているものもあり)

・21日10時前、パッターニー県県都内中心部にある市場付近に仕掛けられていた時限発火式の爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・21日14:30頃、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった30歳の仏教系住民男性が、何者かに銃撃され死亡。男性は、政府が進める緊急雇用促進プロジェクトにより軍関係組織に所属。

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2006年12月21日

ソンティ議長、分離主義組織と協議をするとの報道を否定

 国家安全保障会議のソンティ議長は20日、国外通信社がマレーシアのマハティール元首相の息子の言としてタイ政府側と分離主義組織側がブルネイ国内で直接協議を行う見通しになったと報じていたことに関して、その様な話は無いとして報道を否定しました。

 また、外務省筋も、国外の当局に分離主義組織との直接対話の手配を要請する方針は無いと語り報道を否定した上で、おそらく国外通信社が情報源の話を勘違いして報じたのだろうとの認識を示していました。

 いずれにしても、国内の混乱を避けるために、敢えてタイ当局側が直接協議が行われることを否定している可能性もあるかもしれません。因みに、先にマハティール元首相の仲介で行われたとされる直接協議に関しても、タイ当局側は表向きには協議が行われた事を否定していますが、元第四地区国軍本部本部長のギッティ大将が、自らが協議に立ち会っていたことを認める発言をしていました。

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南部情勢 (20日)

・19日夜半、ヤッラー県県都内で、黒づくめの服を着用しヘルメットで顔を隠した若者グループがバイクに分乗して集落内を周回しているとの通報に基づき、不審な若者グループを病院付近で発見するも、直接的な容疑事実が無いため拘束には至らず。発見された若者は何れもイスラムの装束の上で黒色の上着を着用していたことから、学校等の放火に関与している疑いもあると見て、今後の動向を監視する方針。

・19日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、10人以上と見られる一味がタイヤや炭等を利用して保健所を放火し全焼させる。前後して同郡内にある幼稚園が同様な方法で放火され、ほぼ全焼。尚、(誤報が多い)ネーションの英字速報は、何れも所内にある本棚にガソリンをかけて放火と報道。

・20日8時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、当局車輌の通過に会わせて爆発物が爆発するも、当局側に被害は無し。この爆破事件に絡んで逮捕された31歳(報道により28歳)の容疑者の釈放を求め、主に女性や子供で構成された住民約50人が警察署前に集まるが、当局側の説得を受け入れ昼前に散会。

・20日12:30頃、パッターニー県マーヨー郡内にある私立イスラム教学校の寄宿等から火災が発生し全焼。火災発生当時校内には教師や生徒がいたことから、放火よりも漏電による火災の可能性が高いとの見られている。

・南部に拠点を置く情報当局筋は、何もせずに死ねば地獄行き、喩え間違っていたとしても命令に従い死ねば天国行き、当局側に拘禁されることは休養期間を得たことと心得よという組織側の教えが若者達の間で広く信じられている事が、若者グループによる過激な襲撃等を誘発する要因の一つになっていることを明らかに。また、一連の不穏な動きに関与している若者には、一回の行動に対して4,000-5,000バーツの報奨金が支払われており、その報奨金の多くが政府関連工事等の請負ビジネスを展開している地元の大物から提供されており、その背景に南部の情勢を悪化させることにより、他の地域の業者が地域への参入を断念させ己の既得利権を確保するとの思惑と、当局側による請負事業に対する監査を拒みたいとの思惑があると見られるとのこと。

posted by Jean T. at 01:54| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

南部情勢

・18日21:30頃、ヤッラー県ヤッハー郡内で、70歳の仏教系住民男性の家屋が、人数不明の一味により銃を乱射された上で放火される。家主の男性は銃で負傷を負いながらも、暗闇に紛れて家人を伴い屋外に避難。

・19日3時頃、パッターニー県コークポー郡内にある学校二校が放火される。何れも学校の警備に当たっていた村自警組織関係者が交替の為に警備関係者が不在になっていた時間帯を狙って放火。更に学校放火に関与したと見られる一味が二手に分かれ路上脇の立木を倒し、放火現場に向かい当局車輌の通行を妨害した上で銃を乱射したが、当局側に被害は無し。

・19日11:30頃、ヤッラー県ターントー郡内で、妻が運転するバイクの後部座席に妻の友人の女性と一緒に乗って路上を走行中だった42歳の警察官(報道により40歳)が、バイクに乗った二人組(報道によりバイク二台に分乗した四人組)に銃撃され、警察官が重傷を負い、妻及び妻の友人の女性が負傷。

・19日17:30過ぎから18:30までにかけて、パッターニー県ヤッラン郡内にある学校二校が連続して放火され全焼。

・19日19時過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、バイクで路上を走行中だった27歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・19日、パッターニー県内で8時過ぎに病院に駐車してある車に爆発物を仕掛けたとする脅迫電話があった他、14時過ぎには同県メーラーン郡内の学校付近及びヤッラン郡内の学校付近に偽爆弾が放置される。

・19日、11月9日にヤッラー県県都内で発生した自動車やバイクのショールムを狙った連続爆破事件に絡んで逮捕された容疑者を伴った実況見分が、付近一帯の携帯電話の電波を遮断し、厳重な警備の元で行われる。逮捕された容疑者はナラーティワート県ルゥーソ郡内在住の男で、警察に対して5Kg重量の時限発火式の爆発物を仕掛けた事は認めているが、事件の背後関係に関しては証言を拒んでいるという。

・19日開かれた閣議で、パッターニー県、ヤッラー県、ナラーティワート県及びサトゥーン県の四県全域及び南部国境三県と県境を接するソンクラー県内四郡内で、2007年1月から3年間に渡って法人税を30%から3%に減額する等の減税策を施行する方針を決定。この決定は、南部特別開発域計画に基づくもの。

・19日マレーシアのマハーティール元首相の息子が、分離主義組織とタイ当局との直接協議が中立国、おそらくブルネイで行われる見通しになった事を明らかに。本件に関してタイ当局側は未確認。協議相手の組織は不明だが、先にブゥーサートゥー及びPULOの幹部何れもが、現在南部国境三県域内で発生している不穏な動きに関与している組織が、既に旧来の組織の影響を離れ独自に活動を展開している為、実態を完全に掌握していない事を明らかにしていたことから、直接協議の効果に疑問の声も。

posted by Jean T. at 09:02| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月19日

南部情勢 (18日)

・17日22:30頃、ヤッラー県ターントー郡内で、人数不明の一味が学校周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者の車輌の通過に会わせ、予め路上脇に仕掛けておいた爆発物を爆破させると共に銃を乱射し、21歳の軍関係者が負傷。

・18日未明、パッターニー県内のヤッラン郡及びマーヨー郡内で学校が連続して放火される。マーヨー郡内では17日未明にタムボン行政事務所が放火されるという事件が発生していた。

・18日9時過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、前日に当局側に逮捕された容疑者の釈放を求め幹線を封鎖して抗議活動を展開した住民等が再度幹線を封鎖し容疑者の釈放を要求。約6時間に渡り膠着状態が続くも、最終的に当局側が容疑者の釈放に応じ散会。

・18日10時過ぎ、ソンクラー県テーパー郡の警察は、郡内の線路上で不審な挙動を見せていた39歳のナラーティワート県ウェーン郡内在住のイスラム教徒の男の身柄を拘束。所持品から主要施設に対する破壊活動を計画していた疑いが指摘できる書類等が発見されたことから、最終的に男の身柄をパッターニー県ノーンヂック郡内にあるインカユット軍司令本部に送致。

・18日20時頃、パッターニー県ヤッリン郡内で、バイクに乗った二人組が、家屋前で酒を飲んでいた仏教系住民に向け爆発物を投げ込み、住民二人が重傷。

* ヤッラン郡内での容疑者釈放は、住民との衝突という最悪の事態を避ける為に、住民の抗議に応じて容疑者を釈放したものと思われますが、同時に一味側にタイ当局の信用失墜を狙って住民を煽動して当局側に過剰な対応をとらざるを得ない状況に追い込むという戦略にでるきっかけを与えた可能性もあるかもしれません。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする