2006年12月05日

ヤッラー中心部で爆破

 5日8時頃、ヤッラー県県都内中心部で爆発が発生、少なくとも住民7人が負傷を負った模様。報道によっては負傷者に警察中佐が含まれるとの報道も。

(タイ時間  9:20)

* 5日正午までに2人の死亡、18人の負傷が確認されているようです。(タイ時間 17:10追記)

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南部情勢 (4日)

・3日22時過ぎ、パッターニー県ヤリン郡内で、夫が運転するバイクの後部座席に乗っていた32歳の女性が、道路脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。夫婦共仏教徒。

・4日9時頃、ヤッラー県県都内で、3歳の女児を乗せバイクで路上を走行中だった49歳のイスラム系住民が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、女児が重傷。

・4日10時過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、生ゴムの行商の為にサイドカー付きのバイクで路上を走行中だった51歳の仏教系住民がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。一緒にいた60歳の男性は難を逃れる。

・4日10時過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、市場での買い物を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中だった44歳のイスラム系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・4日昼頃、パッターニー県マイゲーン郡内で、銀行支店の警備任務にあたっていた同郡警察署に所属する36歳の警察官が、バイクで現れた4人組の男に銃撃され死亡。4人組は警察官が所持していた拳銃及び銃弾を盗み逃走。

・4日夕方過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、バイクで路上を走行中だった45歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組の銃撃を受け重傷。

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ベートン郡庁正面で爆発物や銃弾が発見される

 3日夕方、ヤッラー県ベートン郡の郡庁舎正面にあるゴム農園内で発見された最近掘られたと見られる穴の中から爆発物や銃弾が隠されているのが発見されました。

 発見された爆発物は、8月31日にヤッラー県内で発生した広域銀行連続爆発事件に使用されたものと同様なものであることから、当局側は郡内に潜伏している新興分離主義組織のRKKの関係者が、何らかの破壊活動の為に予め隠しておいたのではないかとの見方を示しているようです。

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2006年12月04日

新興分離主義組織関係者を逮捕

 当局は3日朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内にある家屋内で、33歳のイスラム教徒の男を2日に発生したイスラム系住民襲撃殺人事件の容疑者として逮捕しました。

 逮捕された男は、新興分離主義組織RKKの構成員と見られているようです。

 一方、3日朝、パッターニー県の県警察本部長と県知事が共同で記者会見を開き、麻薬密売容疑で二人のイスラム教徒の男を県都内及びヤリン郡内で逮捕し、マリファナ68Kg及びヤーバー1,400錠を押収した事を明らかにしました。

 逮捕された二人の内の一人は、主にマレーシア国内に麻薬を送り込む大物エージェントと見られているようです。

 また、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与しているイスラム分離主義を標榜する新興の組織の多くが、何らかの形で麻薬の取引を巡る利権に関与していると見られることから、今回の逮捕をきっかけに背後組織の解明に結びつけていきたいと当局側はしているようです。

* 3日19時台のネーション・チャンネルによると、RKKの構成員と見られる男が逮捕された事に絡んで、主に女性・子供(報道によると男性は、村から住民を連れてきた車の運転手だけ)で構成された住民約30人が警察署前に集まって、面会させろ、今すぐ釈放しろと抗議する場面も見られたようです。(2日19時過ぎ現在継続中)

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南部情勢 (2日 - 3日)

・3日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、郡警察署から約100メートル離れた場所にある茶店内で、お茶を飲みにきた客を装った6人組の男が、店内にいた46歳の警察官と38歳の村自警組織に所属するイスラム系住民男性に向け銃を乱射し、警察官が死亡し住民男性が負傷を負う。

・3日朝ナラーティワート県シーサーコン郡内で3日朝、35歳のイスラム系住民男性がゴム農園内でゴム液の採取作業を行っているところで、付近に潜んでいた少なくとも二人以上と見られる一味に銃撃され死亡。

・2日7時過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、イスラム教徒の妻が運転するバイクの後部座席に乗っていた34歳の建設会社に所属するトラック運転手の男性(仏教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。バイクを運転していた妻は幸い難を逃れるも、実行犯側が男性の死亡を確認すると共にバイクを盗んで逃走。当局側は、今後実行犯に連なる一味が盗んだバイクをバイク爆弾として使用する恐れがあるとして警戒を強める。

・2日11:30過ぎ、パッターニー県パーナレ郡内で、自宅前で妻と一緒に揚げバナナを販売していた59歳の仏教徒の男性が、揚げバナナの購入客を装ったバイク二台に分乗した四人組の男に銃撃され死亡。

・2日13時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、妻を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され負傷。男性は、村自警組織に所属していた他、政府が進める緊急雇用推進策により当局関係の臨時職員として採用されていた。

・2日14時前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、雑貨店前に現れたバイクに乗った二人組が、店内にいた59歳の校長と70歳の仏教系住民男性に向け銃を発砲し、住民男性が死亡し校長が負傷。

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2006年12月03日

グルーセ・モスク事件と同様な大規模な広域同時多発襲撃を計画と警告

 南部国境三県域内に拠点を置く情報当局は2日、12月頭から11日頃にかけて、対話・融和路線を打ち出している政府側の方針に与しない分離主義組織関係者が、政府・当局側のイメージを傷つける為に大規模な同時多発型の襲撃を計画している恐れがあるとして、関係当局に対して警戒態勢を引き締めるよう警告しました。

 情報当局筋によると、マレーシア国内でシリヤ人等を交えて行われた謀議に基づき、既に分離主義組織の幹部がタイ国内の各自の持ち場に戻り、南部国境三県やソンクラー内に潜伏している自殺攻撃を恐れない実行部隊を組織し、2004年4月28日に発生したグルーセ・モスク事件と同様な手口で広域同時多発型の襲撃事件を引き起こし恐れがあり、また、この襲撃の背景に同時多発型の襲撃により当局側を煽り、過激な行動に出るように仕向ける事により、地域内の住民の反当局感情を煽ると共に、国際社会にタイ当局側の非道性を訴え分離独立を勝ち取りたいとの組織側の思惑があるようです。

 また、情報当局筋によると、計画されている同時多発型襲撃の総指揮官としてBRNコーディネートのサペーイン・バーソー容疑者の名前が浮上しており、また、5日から12日までの間に実行される可能性が高いようです。

 一方、ヤッラー県の当局側は、県都内ポセーン地区やヤッハー郡パテー地区に潜伏している一味が共同して県都内の警察・軍・政府関係施設や学校等を狙った大規模な広域連続爆破を計画しているとの情報があるとして、警戒態勢が強化すると共に、一味側が緑地に白抜きでアラブ文字が書かれたパッターニー国の旗を主要ヶ所に掲揚する動きがあるとして、かかる行為の監視を緊密に行うよう指示しているようです。

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2006年12月01日

ナラーティワートで分離主義組織幹部が射殺

 11月30日8時過ぎ頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で小規模分離主義組織幹部の一人と見られるアブドゥラ・トーレ・ボートー氏(44)が村内の路上で、付近に潜んでいた何者かに銃撃され死亡するという事件が発生し、当局側による暗殺であると主張する親戚や主に女性・子供で構成された住民等が当局側の遺体の検分や現場検証作業を拒むという事態にまで発生しました。

 住民側の抗議は、事件発生現場に入ろうとする当局者に対して暴行を振るう場面にまで発展したようですが、最終的に当局側が現場から引き返すと共に辛抱強く住民等に説得を行った結果、住民側は遺体を検分の為に当局側に引き渡す事に合意するに至ったようです。

 また、検分が終了した遺体を引き取った遺族や村民等約100人が、遺体を担ぎながら「当局側によって殺された」、「残虐な仕打ちだ(ホート・ヒヤム)」と口々に叫びながら村内に引き上げていったようです。

 南部国境三県域内で一連の不穏な動きに関与している、当局側が完全に実態を掴み切れていない小規模の分離主義組織の多くが、地域内の住民の政府・当局に対する憎しみの感情を煽り住民を組織側に取り組むという戦術をとっていると言われ、これまでにも域内の特定の地区内で組織側に煽動されたと見られる住民による当局に対する抗議行動が散発していました。

posted by Jean T. at 00:49| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで白昼に仏教系住民が火をつけられ重傷

 仏教系の高齢者を狙った残虐な手口による襲撃事件が相次いで発生している南部国境三県の内の一つであるパッターニー県パナーレ郡内で11月30日14時頃、75歳の仏教系住民男性が体にガソリンをかけられた上で火を放たれ重傷を負うという事件が発生しました。

 調べによると、男性が飼育している鶏の購入客を装って現れた3-4人の男が、男性が鶏に気をとられている隙に男性と家屋にガソリンをかけ、火を放って逃走したと見られているようです。

 また、同県コークポー郡内では同日16:30頃、貸し金取り立ての為にバイクで債務者の家を回っていた32歳の高利貸しを営む仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生していますが、当局側は一連の南部に於ける不穏な動き及び商売絡みの両面で捜査を展開しているようです。

 一方、ナラーティワート県内ではランゲ郡内で同日13時過ぎ、バイクで現れた二人組の男が食堂に向けライフルを乱射し、店内にいた仏教系男女3人が重傷を負うという事件が発生しています。


 また、ヤッラー県ヤッハー郡内では同日15時過ぎ頃に、南部正常化推進部隊の臨時職員である男性二人がバイクの二人乗りで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 更に、ヤッラー県コークポー郡内では同日朝、寺院に若い男が現れ仏教系の住民を域外に移動させるよう要求すると共に、当局側に協力する者に対しては命を保障することが出来ないと脅迫する文書を住職に渡して立ち去っている他、県都内一帯で11月末から12月始めにかけて大規模な同時多発攻撃を計画しているとしたためられた脅迫ビラが撒かれ、当局側が警戒態勢を引き締めるという場面も見られているようです。

posted by Jean T. at 00:46| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

国の為に死ねるなら本望だ

 何となくスタンドプレイが大好なタクシン前首相が好んで言いそうな発言ですが。。。スラユット首相は29日、一部報道が未確認情報として南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が7桁の懸賞金をかけて同首相の暗殺を呼びかけていると報じられていることに対して、「国家に命を捧げた一軍卒として、国家の為に死ね事は普通の事である」と語り、一味側の暗殺指令を恐れていないことを強調しました。

 尚、英字のネーションは、「一軍卒として国家の為に死ねるなら、それは名誉な事である」とスラユット首相のタイ語発言を意訳して報じていました。

 29日付けの一部報道は、未確認情報として対話・開発推進路線を明確にしている政府側の南部政策により、前政権時代の不公正な南部政策により一度は心を掴んだ住民の心が組織から離れる事を恐れた新興の分離主義組織が、懸賞金をかけてスラユット首相及び国家安全保障評議会のソンティ議長の暗殺を指示したと報じていました。

 尚、スラユット首相によると、この報道の真偽に関しては明確になっておらず、現在国家安全保障会議のソンティ議長に調査を要請しているとの事。

 また、スラユット首相は、現在南部国境三県域内の特定の地区内で頻発している不穏な動きの背景の一つに、政府側の南部政策に対する一味側の反感がある事を認めた上で、今後も辛抱強く対策を講じていく必要があるとの認識を示していました。

 一方、アーリー国務大臣は29日、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が12月2日にパッターニー国建国宣言を兼ねて南部国境三県域内で一斉にパッターニー国の国旗を掲げる事を画策していると報じられていることに関して、タイである限りが国旗は一つであり、その様な事は不可能であると語っていました。

posted by Jean T. at 01:12| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月11日以降に大規模な破壊行動を計画と警告

 南部に拠点を置く情報当局は29日、パッターニー国の建国記念日とされる12月11日以降に南部国境三県域内で広範囲に渡る大規模な破壊行動が計画されている恐れがあると警告しました。

 同筋によると、12月11日に非公然分離主義組織"BRNコーディネート"の首領と目されるサペーイン・バーソー容疑者が中心になってマレーシアのクランタン州内の村内で、資金調達を兼ねた独立記念日を記念した集会を開催し、南部国境三県域内の同士の活動を支援する為に5,000万バーツ規模の資金の調達を行い、それにあわせ組織の潜在力を誇示する為に南部国境三県域内で大規模な破壊活動にでる恐れがあるようです。

 また、活動支援資金の多くがマレーシア国内のタイ料理レストランの業者団体からの寄付金やみかじめ料収入から手当てされるものと見られているようです。

 一方、情報当局筋は、現在南部で頻発している襲撃事件に関与している主に若者で構成される実行グループが、国外で訓練を受けた組織員により各地で独自に組織された実戦部隊に所属している事を明らかにしています。

 同筋によると、実行グループが所属する新興の分離主義組織は、イスラム国家の分離独立という目標の下で強固に団結しており、対話路線を明確にしている政府の方針に迎合せず、対話路線に歓迎を表明しているブゥーサートゥーやPULO等の旧来の組織と異なり、融和路線を頑なに拒絶する傾向が強いようです。(ここら辺はブゥーサートゥーのワン・カディル氏の発言と一致しています)

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パッターニーの私立イスラム教学校内で銃器類を押収

 29日朝、軍当局はパッターニー県ヤッラン郡内にある私立イスラム教学校で強制家宅捜索を行い、銃弾が装填されたライフル銃一丁及び拳銃二丁を押収しました。

 軍当局側は、今後押収された銃器類と域内に於ける一連の不穏な動きとの関連について調査を進める方針を明らかにしているようです。

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2006年11月29日

ナラーティワートで軍用車輌を狙って爆破、銃撃

 28日11時頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、道路周辺の警戒作業にあたっていた軍用車輌の通過に会わせ、予め仕掛けてあった爆発物を爆発させた上で銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生し、軍関係者3人が負傷を負いました(報道により人的被害は無しと報じるものも)。

 また、同日11:50頃には、同県スンガイ・パーディー郡パスルー地区内にあるゴム農園内で17歳の男性が頭部等を刺され死亡しているのが発見されています。

 男性の遺体が発見された地区は、かねてから複数の組織が潜伏している地域として当局側からマークされていた地区で、また、死亡した男性が鋭利な刃物等で惨殺されていることから、一味同士ないしは内部の抗争が背景にあるとの見方もされているようです。

 一方、ヤッラー県内では28日18時前、バンナンサター郡内で路上を通行中だった29歳の男性がバイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負う事件が発生しましたが、当局関係者が一味側による待ち伏せ襲撃を恐れ現場検証が行われていない為、事件の発生状況に関しては不明なようです。

 また、ほぼ同時刻に同県ラーマン郡内で、46歳の副村長が自宅裏付近の路上をバイクで走行中で、付近に潜んでいた3人以上と見られる一味に銃撃され重傷を負い、同様にほぼ同時刻にベートン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され弁護士の夫が死亡し、妻が重傷を負うという事件が発生しています。

 一方、南部国境五県私立イスラム教学校協会筋は28日、パッターニー県内にある私立イスラム教学校86校が、南部国境三県教員組合の決定に則り同日から2日間の予定で休校している事を明らかにしています。

 また、同協会筋によると、他の地域に関しても各学校の校長の判断で休校措置が講じられる事があり得るとのこと。

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2006年11月28日

バンナンサター郡内で大量の武器が手配

 南部に拠点を置く情報当局は27日、ヤッラー県内のとりわけ不穏な動きが激化しているバンナンサター郡内で、何らかの破壊活動を行う為に一味側が大量の武器を調達し、郡内の林の中に隠匿しているとの情報がある事を明らかにした上で、12月初旬に何らかの破壊行動を計画している恐れがあると警告しました。

 情報当局によると、一味側は当局側の警戒が薄いマレーシア領内やパッターニー沿岸に繋がる河川を利用して武器や戦力の移動を行っているようです。

 また、情報当局は、一味側が大量の通信機器を手配し、一味同士の連絡手段として利用していると共に、一味側が支配下に置いている地域内で「パッターニー国国家」を流したり住民煽動のために利用されている事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:55| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部国境三県教員組合、28日から無期限に休校させる方針を決定

 南部国境三県の教員組合は27日開かれた合同協議の席上で、28日から域内全ての学校を無期限に休校させる方針を決定しました。

 尚、授業の再開時期に関しては、別途教師の安全確保体制に関して協議を行った上で決定される予定になっているようです。

 今回の決定によりナラーティワート県内360校、パッターニー県内336校及びヤッラー県内248校の合計944校が28日から休校する事になります。尚、パッターニー県内336校に関しては、既に27日から休校措置が講じられていました。

posted by Jean T. at 02:53| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで爆破、軍関係者3人が負傷

 27日7時頃、パッターニー県ヤッリン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が、警戒作業にあたっていた当局関係者の車列の通過に会わせ爆発し、軍関係者3人が負傷を負うという事件が発生しました。

 使用された爆発物は、携帯電話を使用した遠隔起爆式のものだったと見られているようです。

 また、ほぼ同時刻に同郡内でバイクの二人乗りで路上を走行中だった仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され夫が重傷を負うという事件が発生しています。

 一方、ヤッラー県バンナンサター郡内では14時過ぎ頃、路上脇で会話を交わしていたイスラム系住民2人が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しています。

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2006年11月27日

ブーサートゥーの首領、あらゆる組織との対話推進が南部正常化の鍵

 分離主義組織の統轄組織と目されているブゥーサートゥーの首領であるワン・カディル氏は22日、外国通信社の取材に対して南部国境三県域内における不穏な動きに関与している小規模な組織に所属する若者の多くがジェマー・イスラミア(JI)の直接的・間接的な影響化にあり、政府が進める対話推進路線に与しない傾向があり正常化実現には困難が予想されると指摘した上で、タイ政府側に対して選り好みをせずに、直接不穏な動きに手を下している小規模な組織との対話を進め理解の相違点を埋める努力をすることが南部正常化実現の鍵を握るとの認識を示しました。

 ワン・カディル氏によると、プレーム政権時代にとられた手法に則り進められる現政権による地域住民との理解共有・地域開発推進政策により、タクシン政権による不公正な南部政策により組織側のシンパになっていた南部の住民の心が再度離れる事を小規模な新興組織の関係者が最も警戒しているようです。

 また、ワン・カディル氏は、既に統括組織であるブゥーサートゥーが関知していない小規模な分離主義組織が多数設立され、それぞれがブゥーサートゥーの影響下から離れ、地域の支配者であるとの意識を持って独自に活動を展開しており、また一部組織は政府に通じた者とのパイプを生かして武器や資金の手配を有利に進めている可能性がある事を明らかにしていました。

 尚、南部におけるJI関与の可能性に関しては、過去に元国軍第四地区本部本部長でタクシン前首相の安全保障関連事項担当顧問だったギッティ・ ラッタナチャーヤー大将が当時の政府に警告し政府側がその警告を無視するという経緯を辿っていましたが、一方で非公然分離主義組織のパッターニー統一解放機構の関係者は、JI関与の可能性を指摘したワン・カディル氏の発言を否定した上で、既にブゥーサートゥーの首領を降り組織自体が機能していない状況で何故ワン・カディル氏がその様な発言をするのか理解に苦しむとのコメントを発していました。(ワン・カディル氏自身は外国通信社に対して依然組織の首領であると発言)

posted by Jean T. at 00:57| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ料理レストランによるみかじめ料徴収は現在も横行

 元国軍第四本部本部長のギッティ・ラタナチャーヤー大将は23日、マレーシア国内に所在するタイ料理レストランによるみかじめ料徴収が、現在でも行われている事を明らかにしました。

 同大将によると、脅迫等によって集められた資金の多くが南部における破壊活動を支援する為にPULOに渡っていたようです。

 一方、公安警察局のティーラデート局長は24日、2005年の時点で既に南部に展開する当局筋からの情報からトム・ヤム・グン・ネットワークの存在を当局側が掴んでいたが、当時の政府が積極的な関心を示さず存在が軽視されていた事を明らかにしました。

 また、同局長は12月2日にマレーシアの公安当局幹部が来タイしネットワークに関する情報交換を行う見通しになっている事を明らかにしていました。

 一方、マレーシア国内のタイレストラン団体の関係者は、過去にPULOから協賛金の提供を強要された事があるが、現在は業界団体の運営費用として各レストランから月300-500バーツの寄付を受けているに過ぎないと語っているようです。

posted by Jean T. at 00:53| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢(22日 - 26日) @

ヤッラー県

・ 21日夜半、バンナンサター郡内で、ターントー郡内で一味との銃撃戦で負傷を負った警察官を病院に送り届けた救急車が一味の銃撃を受けるが人的な被害は無し。また22日昼過ぎには、救急車が一味の銃撃を受けた際に展開された一味と軍関係者との銃撃戦の流れ弾により被った家の損傷を補償しろとバンナンサター郡内の主に女性で構成された住民約150人が道路を封鎖して抗議するも郡長が補修作業を行うことを約束し散会。

・ 22日15時頃、バンナンサター郡内で7人組の男が学校に押し入り、拳銃等で教師を脅かし校外に追い出した上で放火。当時校長(イスラム教徒)は校内で教育委員会や地域指導者等と教育方針について会議中。

・ 22日午後、ターントー郡の郡庁舎(報道により警察署)前に住民約200人が集まり、前夜に16歳のイスラム系住民が村自警組織関係者によって射殺されたと抗議し、一端は警察側が公正な捜査を約束し散会。遺体を担いで行進をしながら村へ戻る途中で一部の若者達が先鋭化し市場内の商店等に向け投石を開始し、不穏な状態になるも軍関係者が威嚇射撃を行った結果情勢は正常化し、住民達は素直に村に引き返す。

 自警組織関係者に殺害されるとされるイスラム系住民は、前日夜半に村自警組織関係者との間でいざこざがあった直後に死亡したと住民側は主張。また、当局筋によると今回の住民の抗議行動や投石等の煽動行為は、小規模分離主義組織"アーバーダン"実行部隊幹部のイスマエー・ラヤロン容疑者が中心になり、更に事件とは無関係なバンナンサター郡やグロンピナン郡、更にはソンクラー県のテーパー郡やサバーイヨーイ郡内にいる組織関係者を動員し計画的に行われたとの由。

・ 23日13時過ぎ、ヤッハー郡内で屋台で食事中だった41歳の電力地方現業職員男性がバイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 23日17時過ぎ、ラーマン郡内で出迎えに行った妻の到着を車内で待っていた25歳のイスラム系住民男性が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され死亡。死亡した男性は地元宗教指導者の娘婿。

・ 23日17時過ぎ、ターントー郡内で仏教系住民の住宅が放火され全焼。家人は外出中だったため人的な被害は無し。

・ 23日、当局筋はバンナンサター郡内の仏教系住民の集落の警戒作業にあたっていた国境警備関係者25人の内3人が一味側に誘拐された事を明らかに。既にヘリコプターや戦力を投入して救出作業を行っているとしているものの、その後の進捗状況に関しては不明。尚、警護にあたっていた集落の住民は県都内の寺院内で避難生活中。

・ 24日3時頃、バンナンサター郡内にある電力現業の事務所を武装した10人組が襲い、銃で警備関係者を脅した上で事務所に火を放ち全焼させ、更にCCDカメラや事務所の車等を破壊した上で、路上にT字型の鋲を撒いたり燃えたタイヤを放置しながら逃走。

・ 24日16時前、ヤッハー郡内で寺院付近にある食堂兼雑貨店で携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物が爆発し5人が負傷(内2人が重傷との報道も)。店は当局関係者の利用も多いとの由。

・ 24日17:30過ぎ、バンナンサター郡内でバイクの二人乗りで路上を走行中だった30歳と28歳のイスラム系住民兄弟がバイクに乗った二人組に銃撃され二人とも死亡。

・ 24日18時頃、県都内で27歳の消防隊員の男性がバイクで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 24日20時頃、県都内で、人数不明の一味が鉄道駅の警戒作業にあたっている当局関係者に向け銃を乱射、約10分間に渡り銃撃戦を展開後逃走。人的被害は無し。

・  25日未明、ターントー郡内で仏教系住民の家屋二軒が放火。何れも一味側の襲撃を畏れた家人が家を空け親戚宅に身を寄せていたため人的な被害は無し。

・ 25日18時前、ヤッハー郡内の林の中で38歳と29歳と22歳の仏教系住民男性が何者かに撃たれ死亡。

・ 25日19時前、県都内の家屋内で職業訓練学校に通う17歳の男性二人(何れも仏教系)が何者かに撃たれ重傷。また、ほぼ同時刻に、バイク二台に分乗した4人組が、付近にいた仏教系住民数人に向け銃を乱射し、たまたま近くにいた70歳の女性が負傷。その際、自警組織関係者が四人組に向け銃を発砲し、相手側の何人かに負傷を負わせるが、身柄拘束には至らず。

・ 26日未明、県都内の寺院付近にある定期市場の商店の一部が放火。

・ 26日16時頃、ラーマン郡内中心部で、市場付近に潜んでいた二人組(報道によりバイク二台に分乗した四人組)が、食料買い出しの為に市場に現れた軍関係者二人を射殺した上で、所持していたライフル二丁を盗み逃走。また流れ弾により市場で商う商人2人が負傷。

posted by Jean T. at 00:07| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢(22日 - 26日) A

ナラーティワート県

・ 21日夜半、スンガイ・ゴーロック郡内でバイクで現れた男が茶店内でお茶を飲んでいた31歳の男性に向け銃を発砲し、男性が重傷。

・ 22日15:30頃、ランゲ郡内で小型トラックで行商をしていた女性二人組が、何者かに銃撃され運転していた女性が車内で死亡。更に林へ逃げた女性は追いかけられて射殺。一味は射殺後車に火を放ち逃走。

・ 23日未明、ランゲ郡内で学校内で爆発が発生し、食堂棟の一部が損壊。

・ 23日未明、ランゲ郡内で、人数不明の一味が78歳の仏教系住民宅に向け銃を乱射。人的な被害は無し。現場には、22日に発生した行商女性二人が殺害された事件の実行犯である事を仄めかす文言と共に、同郡内のイスラム教教師を逮捕した政府を非難する文がしたためられたビラが放置。

・ 23日6:30頃、スンガイ・パーディー郡内で、32歳の地元宗教指導者の息子がゴム農園に向かうためにバイクで路上を走行中に、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され死亡。

・ 23日22時頃、ヂャネ郡内でバイク三台に分乗した5-6人の一味が路上脇に爆発物を仕掛け携帯電話を使用して起爆させるが、人的な被害は無し。

・ 24日未明、ランゲ郡内で再度学校が放火されほぼ全焼。

・ 24日までにルゥーソ郡内在住の仏教系住民20人(大人12人、子供8人)が警察宿舎に避難。郡内では仏教系住民に対する脅迫ビラが撒かれていた。

・ 24日14時過ぎ、シーサコン郡内で路上脇に仕掛けられていた携帯電話による遠隔起爆式の爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・ 24日夜半、スンガイ・ゴーロック郡内で23歳の男性がバイクで自宅前についたところで、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日5時過ぎ、ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった24歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日7時過ぎ、ルゥーソ郡内でゴム農園に向かうためにバイクで路上を走行中だった27歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日10時前、県都内で市場に向かうためバイクの二人乗りで路上を走行中だった47歳と40歳の仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され夫が死亡し妻が重傷。


パッターニー県

・ 22日9時頃、ヤッラン郡内で、55歳のタムボン行政機構に所属する運転手の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 23日15時過ぎ、ノーンヂック郡内でバイクで路上を走行中だった学校教師がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 23日11時過ぎ、サーイブリー郡内で村長を助手席に乗せ小型トラックを運転中だった村自警組織に所属する29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。ほぼ同時刻に、同郡内で妻子を後部座席に乗せ路上を走行中だったミャンマー人労働者男性が何者かに撃たれ重傷。

・ 23日夕方過ぎ、ノーンヂック郡内でバイクで路上を走行中だった40歳の学校教師がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。更に流れ弾で付近にいた露天商の男性が負傷。

・ 23日未明、ノーンヂック郡内で学校が放火され、約200万バーツの被害。

・ 24日15時頃、サーイブリー郡内で、51歳の学校長が帰宅の為に車で校外にでたところでバイクに乗った二人組に銃撃された上で車に火を放たれ死亡。現場は学校から僅かに20mしか離れていない場所。事件発生当時は、警備関係者が郡庁内で行われていた会議に出席していた為に不在。尚、初期報道では車が爆破されたと報じるメディアもあった。

・ 26日4時前、コークポー郡内でゴム農園に向かうためバイクの二人乗りで路上を走行中だった55歳と49歳の夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が死亡し、妻が重傷。

・ 26日13時頃、ヤッラン郡内でバイクに乗った二人組が水道の配管工事に従事していた作業員に向け銃を乱射し3人が負傷。

posted by Jean T. at 00:05| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

チュワン元首相、南部三角経済圏構想を無視するべからず

 民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏は24日、南部国境地帯開発計画を推進させる上で、マレーシア及びインドネシアを包括した三角経済圏構想の存在を無視するべきではないと指摘しました。

 これは、先に政府が南部国境五県を特別開発区に指定する方針を決定した事を受けた発言で、チュワン氏は既にタイ政府とマレーシア及びインドネシア政府との間で三角経済圏構想を推進させる事で合意に至っていたにもかかわらず、タクシン政権によって合意が反故にされていた事を明らかにした上で、三角経済圏構想の存在を視野に入て経済開発を進めることが成功の鍵を握ると指摘していました。

 一方、民主党のアピシット党首は、開発特別区構想を原則支持した上で、効率的な職務施行及び地域住民の安全確保を確実にした上で、法律に則った対策及び開発の両面を住民参加のもとで推進させる事が構想成功の鍵を握るとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 23:04| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする