2008年04月08日

ナラーティワートで電柱や携帯用電波塔が連続して爆破

 7日5:00過ぎから6:00前にかけて、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、電柱脇2ヶ所及び携帯電話用の電波送受信塔脇1ヶ所に仕掛けられていた爆発物が連続して爆発し、更に同日昼過ぎには、新たに電柱脇2ヶ所に仕掛けられていた爆発物が連続して爆発したが、何れも人的な被害は無かった。

 早朝に発生した連続爆発と同時に、郡内の幹線上に鋲が撒かれたり、燃えたタイヤや切り倒された立木が放置されていたことから、実行グループ側は電柱及び電波送受信塔を爆破する事により郡内への送電及び電話通信を一時遮断させた上で、新たに大規模な破壊活動を実行する計画だったと見られるが、幸い、当局側の情勢掌握が早く、新たな破壊活動が発生するという事態には至らなかった。

 尚、この連続爆破に絡んで、当局側は、検査装置により爆発物を手に取った形跡が確認された男1人の身柄を拘束し、事情聴取を行っている。

 また、同県県都内では、7日0:00過ぎ、仕事を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中だった15歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。男性は、当局側の情報要員だった。

 一方、ヤッラー県タントー郡のスラチャイ郡長は、一部地域が事実上分離主義組織の支配下に置かれているとされる同県バンナンサター郡内で連日行われている集中摘発から逃れた組織関係者の多くが、郡内に潜伏し新たな破壊活動を計画している恐れがあるとして、仏教系住民が多く住むコミュニティーを始めとした主要箇所の警戒を強化した事を明らかにした。
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2008年04月07日

RKKとの銃撃戦でレンジャー部隊員1人が負傷、ヤッラーで

 6日午前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、RKK関係者と見られる人数不明の一味が、バイク3台に分乗し路上の警戒作業にあたっていた6人の軍関係者に向け銃を乱射し、約10分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生し、自警レンジャー部隊員1人が負傷を負った。

 パッターニー県マーヨー郡内の山間部では、6日早朝、RKKが潜伏しているとの情報に基づき行われた集中摘発により、RKKが軍事教練に使用していたと見られる拠点を発見し、軍服状の制服や自家製の銃、刃物等が押収した。一味側は既に拠点を捨て逃走した後だった。

 また、同県マイゲーン郡内では、6日未明、人数不明の一味が60歳の仏教系住民男性の家屋に向け銃を乱射した上で放火するという事件が発生したが、幸い当時家人は留守だったため、人的被害は無かった。また、ノーンヂック郡内では、6日朝、バイクで路上を走行中だった地元自治体の職員男性(45)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 更に、同県コークポー郡内では、5日朝、バイクで路上を走行中だった治水灌漑局の職員男性(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡し、4日17:30過ぎには、ヤッラン郡内で、軍用バスの通過に合わせ爆破が発生し、軍関係者2人(報道により1人)が負傷を負った。バスには、徴兵抽選会場での作業を終えた軍関係者が乗車していた。

 ナラーティワート県バーヂョ郡内では、3日夜半、小型トラックに乗った人数不明の一味が、警察の派出所に向け爆発物を投げつけると共に、付近に潜んでいた人数不明の一味が派出所に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。一味側が最初に投げつけた爆発物は、目標を外れた地点で爆発したという。
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脱走レンジャー隊員、道中で警察を射殺し自らも追っ手に撃たれ死亡

 6日午後、パッターニー県内で、ナラーティワート県ルゥーソ郡内にある駐屯地から、銃器を携行したままバイクで脱走した31歳の自警レンジャー部隊員が、行方を追っていた軍・警察の合同チームとの間で2回に渡って銃撃戦を展開し、追っ手側の警察官1人を死亡させると共に自らも追っ手の銃弾により死亡するという事件が発生した。

 調べによると、死亡した自警レンジャー部隊員は、駐屯地外にある銀行のATMに現金をおろしに行きたいとの申し出を上官に拒絶された後に、銃器を所持したままナラーティワート県ルゥーソ郡内にある駐屯地からバイクで脱出し、その後、パッターニー県内のヤッリン郡と県都を繋ぐ幹線上2ヶ所で、通報を受け緊急配備を敷いていた軍・警察の合同チームとの間で銃撃戦を展開し、最初の銃撃戦でヤッリン郡警察署に所属する警察官を射殺し、2回目の銃撃戦で、軍関係者が発砲した銃弾が命中し死亡した。

 死亡した自警レンジャー部隊員は、過去に殺人で逮捕されていた他、精神科の治療歴もある事が確認されているが、銃器を所持したまま駐屯地を脱走した理由についてはハッキリしていないという。
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2008年04月04日

銃撃戦の末分離主義組織関係者2人を射殺、ヤッラーで

 3日8:30前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、集中摘発作業中だった警察関係者と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生し、この銃撃戦により分離主義組織関係者と見られる49歳と44歳の男が死亡し、32歳の男の身柄が拘束され、銃器類や煽動ビラ等が押収された。警察側には人的な被害はなかった。

 今回行われた集中摘発は、分離主義組織関係者が同郡内の一部地域に活動拠点を置いているとの情報に基づき行われたもの。

 また、同県ターントー郡内では、2日16:30過ぎ、人数不明の一味が、分離主義組織関係者と思われる者が潜伏しているとの通報を受け、バイクで現場に向かう途上にあった村自警組織員2人に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走し、この銃撃戦により村自警組織員1人及び一味側1人が死亡し、村自警組織員1人が重傷を負った。

 ナラーティワート県ルゥーソ郡内では、3日午前、地元自治体庁舎内にある会議室前に仕掛けられていた時限発火式の爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無かった。

 爆発発生当時、庁舎内では徴兵の為の抽選会が行われていた。

 また、同県内では、3日未明に県内4郡内で行われた一斉摘発により、指名手配されていた、RKKの地元幹部クラスを含む9人の身柄が拘束された。

 ソンクラー県サバーヨーイ郡内では、3日9:00前、乗用車を運転中だった52歳の村長(イスラム教徒)が、人数不明の一味に銃撃され死亡した。
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2008年04月02日

スンガイ・ゴーロックで連続爆破、人的な被害は無し

 3月31日22:00過ぎから4月1日9:30過ぎにかけて、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡内4ヶ所で連続して爆発が発生したが、何れも人的な被害は確認されなかった。

 爆発物は、何れも学校付近にあった高圧鉄塔の下3ヶ所及びガソリンスタンド内のショップ付近1ヶ所に仕掛けられていた。

 更に、1日朝、郡内にある自動車ショールーム付近でC4を使用した2発の爆発物が発見され、回収処理された。

 また、3月31日昼過ぎには、同県ヂョアイローン郡内で、人数不明の一味が、道路脇に仕掛けた爆発物を爆破させ、当局関係者をおびき寄せた上で、別の爆発物を爆破させるという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 パッターニー県ヤッリン郡内では、1日8:00過ぎ、路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発し、初期報道段階で軍関係者3人(報道により4人)の重傷が確認された。

 一方、1日午前、分離主義組織関係者として一連の不穏な動きに関与した容疑で身柄を追われていた7人のイスラム系住民が、持たれている嫌疑を晴らすと共に、公正な捜査を要求する為にヤッラー県知事宛に出頭した。
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2008年04月01日

パッターニーで銃撃事件現場の検証作業中に爆発、9人が負傷

 31日8:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、早朝発生した21歳(報道により20)のイスラム系住民が銃撃され重傷を負った事件の現場検証作業中に爆発が発生し、同日昼過ぎまでに当局関係者及び住民9人が負傷を負った。住民を銃撃する事により当局側を現場におびき寄せた上で爆発物を起爆したものと見られる。また、報道により、検証の為に現場に向かっていた当局関係車両の通過に会わせ爆発が発生したとするものもある。

 同郡内では、30日夜半、人数不明の一味が、軍の駐留地に向け銃を乱射した上で、学校前等に偽爆弾を放置したり、路上に鋲を撒くなどしながら逃走し、更に29日昼過ぎには、路上の警戒作業中だった郡警察署関係車両の通過に会わせ爆発が発生し、警察官1人が負傷を負った。尚、30日夜半に発生した銃乱射による人的な被害は確認されていない。

 更に同郡内では、27日夜半、人数不明の一味が同県トゥンヤーンデーン郡の郡長が乗った乗用車に向け銃を乱射するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同県県都内では、28日朝、バイクで路上を走行中だった副村長が、バイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡した。また、銃撃された村長が応戦の為に発砲した銃弾により4人組の内の1人が重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。死亡した男は、分離主義組織の地元幹部と見られる元イスラム教教師で、1年位前に県都内の自宅から姿をくらましていた。

 更に、同県ノーンヂック郡内では、27日10:00前、路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に会わせ爆発が発生し、軍関係者4人が負傷を負った。 

 ヤッラー県県都内ラムマイ地区では、29日深夜、23歳のイスラム系住民男性が、自宅前で何者かに銃撃され死亡した。死亡した男性は、地元行政機構評議会議長の息子だという。尚、報道によってはバイクで路上を走行中に何者かに銃撃されたとするものもある。また、県都内ポセーン地区内では同日夜半、28歳のイスラム系住民男性が、路上で何者かに銃撃され死亡するという事件が発生している。

 また、同県ターントー郡内では、28日昼過ぎ、人数不明の一味が、路上の警戒作業中だった郡警察署関係車両の通過に会わせ爆発物を起爆すると共に銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件は発生し、この爆破・銃撃戦により警察官4人(報道により2人)が負傷を負った。

 ナラーティワート県シーサコン郡内では、28日早朝、集中摘発作業中の軍関係者と10人以上と見られる一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が発生した。この銃撃戦による人的被害は確認されていない。この集中摘発により、2人の身柄を拘束し、使用可能な10Kgの爆発物2発や、爆発物の製造に使用可能な部材等を押収した。

 また、同県ランゲ郡内では、27日午前、県行政機構評議会機構議員候補の男性(イスラム教徒)が、自宅に押し入った2人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。警察側は、地元政治絡みの線を含め捜査を開始した。

 一方、ナラーティワート県の警察当局は31日、県内5郡内で一斉集中摘発を行い9人の身柄を拘束した。また、ソンクラー県サバーヨーイ郡内では、同日未明、軍・警察の合同チームが行った集中摘発により、違法滞在していたマレーシア人及び指名手配中の男1人を含む2人の男の身柄を拘束した。
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2008年03月28日

内相、情勢激化の端緒になったJI容疑者拷問事件被害者を副大臣に据える方針

 チャルゥム内務大臣は27日、南部対策推進の為にプゥア・ペーンディン党所属ナラーティワート県選出下院議員のウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏を第三の内務副大臣に据える考えがある事を明らかにした上で、近々同党のスウィット党首に対して意向を打診する方針を明らかにした。

 尚、報道により、同大臣がプゥア・ペーンディン党枠で内務副大臣に就任したシッティチャイ・コースワット氏とウェーマーハーディー氏とを交替させると発言したとするものと、シッティチャイ氏を含む2人の副大臣を残したままで、ウェーマーハーディー氏に新たなポストに就いて貰うと発言したとするものがある。

 また、今回の動きと、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きを首謀していると目されるBRNコーディネート首領のマセー・ウセン容疑者がバンナンサター郡内に拠点を作り、自動車・バイク爆弾を使用した広域に渡る破壊活動を計画しているとの情報があることとの関係に関しては、明確なコメントを避けている。

 著名な地方医師だった事でも知られ、また南部対策前進の為に連立政権への参画に前向きな姿勢を示していたウェーマーハーディー氏は、タクシン政権時代に、JIが南部国境三県域内で行ったとされる謀議に関与した容疑で逮捕され、その後、同氏等に対する拷問まがいの取り調べが行われている実態を告発した、弁護士で、当時イスラム教法律家協会長だったソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪するという事件が発生し、それが南部国境三県域内に於ける情勢悪化の端緒の一つになったと指摘されていた。尚、ウェーマーハーディー氏は、裁判で無罪が確定している。
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2008年03月25日

パッターニーで爆破、軍関係者3人が負傷

 24日朝、パッターニー県県都内で、徒歩で路上の警戒作業にあたっていた軍関係者を狙った爆破が発生し、軍関係者3人(報道により2人)が負傷を負った。

 ヤッラー県内では24日7:30前、ヤッハー郡内で、バイクで路上を走行中だった50歳(報道により48歳)の村自警組織に所属するイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 ナラーティワート県内では24日夕方、ルゥーソ郡内で、小型トラックを運転中だった35歳の村自警組織に所属するイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡した。

 一方、パッターニー県パナーレ郡の警察当局は23日午後、郡内在住の22歳のイスラム教徒の男を昨年2月7日に発生した爆発物処理班を狙った爆破事件に関与した容疑で身柄を拘束した。

 これまでの調べで、男はRKKの地域幹部としてパナーレ郡内を始めとした複数の爆破事件に関与していた他、同県県都内で発生したCSパッターニー・ホテルの爆破にも関与した容疑が持たれている。
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2008年03月23日

南部国境三県域に投資する民間企業を軍が支援

 21日、南部問題対策会議を招集したサマック首相は、席上で南部問題対策の一環として、軍側が南部国境三県域内に投資する民間企業を支援する考えに原則合意し、軍と民間との間で今後の方策について詰めの協議が行われる事になった。

 この方針は、南部国境三県域開発のモデルケースとして、文化的にも共通点が多いサトゥーン県及びソンクラー県に於ける開発を推進させる計画の一環として取り組むもので、南部国境三県域へ投資する民間企業への安全面での支援だけでなく、軍の資本参加による域内に於ける軍・民共同での事業展開をも視野に入れているという。

 一方、サマック首相は、一部の分離主義組織側からの直接対話の呼びかけに応じる方針が無いことを再確認した。

 首相によると、南部問題を国際的な問題にまで引き上げたいとの思惑が、直接対話呼びかけの背景にあり、その様な濁った思惑を持った組織側の要求を受け入れる方針は政府側には無いという。
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2008年03月22日

住民200人が軍前で容疑者が留置場内で拷問され殺害されたと抗議、ナラーで

 21日午前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、主に女性・子供で構成された200人以上のイスラム系住民が、地元に展開する軍の司令部前に集まり、軍施設内に拘置されていた56歳の宗教指導者が、軍による拷問により殺害されたと訴えると共に、軍の域外への撤退を要求した。

 死亡したとされる宗教指導者は、一連の不穏な動きに関与した容疑で19日に軍により連行され、その後軍の留置施設内で死亡したとされており、住民側は、県イスラム教委員会関係者の立会のもとで死亡した宗教指導者の司法解剖を行い死因を特定するよう要求している。

 同じくルゥ−ソ郡内では、20日未明、学校が放火され、村自警組織関係者や住民総出で消火作業にあたりボヤ程度で消し止められた。その際、付近に潜んでいた人数不明の一味が、消火作業中だった村自警組織関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦が展開されたが、人的な被害は無かった。

 また、ナラーティワート県内では、21日未明に県内9ヶ所(報道により10ヶ所)で一斉集中摘発が行われ、スンガイ・パーディー郡内で3人、スンガイ・ゴーロック郡内で2人の身柄を拘束された。

 ヤッラー県ラーマン郡内では、21日10:30過ぎ、集中摘発作業中だった軍・警察の合同チームと人数不明の一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が発生し、警察官2人及び一味側1人が死亡し、一味側3人の身柄が当局側に拘束された。

 また、同県ヤッハー郡内では、20日2:00過ぎ、モスクでの礼拝を終え、帰宅の為に村道内を歩行中だった、何れも19歳のイスラム系住民男性2人組が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され2人とも重傷を負った。

 パッターニー県マイゲーン郡内では、20日夕方、バイクで路上を走行中だった住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。
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2008年03月21日

内相が南部初訪問、死を恐れ三県には足を踏み入れず

 サマック首相兼防衛大臣は20日、同日朝南部情勢対策の打ち合わせの為にソンクラー県を訪問したチャルゥム内務大臣が、命が惜しいとの理由で南部国境三県に足を踏み入れなかった事に関して、命が惜しいとの発言は一般人の発言としては普通のもので、また、内務大臣自身が己の立場・職責を認識するようになれば、頻繁に国境三県を訪問する事が予想されることから、今回の同大臣の言動が直接地域の住民や対策にあたっている当局関係者の志気に影響を与える事には為り得ないとの考えを示した。

 また、首相自身の南部訪問の可能性に関しては、地域で直接対策にあたっている当局関係者に混乱を来す恐れがあるとして、現状では訪問する考えはないとし、また、マスコミに対しては、分離主義組織側に情勢を激化させる機会を与えるような報道を控えるよう要請した。

 一方、民主党のアピシット党首は20日、南部問題は一つの組織だけで解決できず、また強硬手段を持ってしても解決できない、根が深い問題であるとの認識を示した上で、政府に対して、可及的速やかに民主党側の提案を受け入れ、域内に専門の政府機関を設置する法案を承認すると共に、サマック首相自らが南部を訪問し、不安に晒されている地域の住民を勇気づける事が重要であると指摘した。

 同党首によると、内外の要人も利用する、域内で最も安全な場所の一つとして認識されていたCSパッターニー・ホテルの爆破による住民への心の影響は計り知れないという。

 尚、20日朝、南部を始めと訪問したチャルゥム大臣は、ソンクラー県ハート・ヤイ郡内にある第九地区警察本部内で、南部国境四県の県知事や各当局責任者等を招集し、協議を行った。

 今回の訪問には、国家警察本部本部長代行やスラユット政権時代に内務大臣を務めたアーリー・ウォンアーラヤ氏等が同行した他、同大臣の末の息子で、殺人容疑で起訴され、その後無罪が確定したドゥワン・ユーバムルン氏の姿も同行者の中に見ることが出来た。

 また、同大臣がハート・ヤイ国際空港に到着した際には、同大臣が麻薬撲滅政策を推進させる事を決定した事に対して感謝の意を表明する文言が書かれたプラカードを持った100人前後の"住民"が出迎える場面も見られた。
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2008年03月20日

内相、自らの南部問題管掌は暫定的なもの

 サマック首相兼防衛大臣から南部対策を委ねられたチャルゥム内務大臣は19日、南部問題の対策責任者は防衛大臣を兼任する首相であるべきであるとの考えを示した上で、自らの役割はあくまで暫定的なものであるとの考えを示した。

 その上で同大臣は、自らの命が惜しいという気持ちはあるが、内務大臣として南部情勢解決に向けた方策を模索しなければいけない立場にあるとした上で、対策にあたっては武力を背景にした強硬な手段では無く、一致団結・和解推進を旨とした平穏的な手段を講じて進めていく考えであるとした。

 また、同大臣は、平穏的な手段として、一連の不穏な動きに関与している組織との間で対話を進めていく考えを示したが、時期や政府側の交渉担当者等の詳細に関しては明らかにしなかった。
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RKK幹部を含む2人組が追跡中の軍と銃撃戦の末死亡、ヤッラーで

 19日6:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、雑貨店の開店準備中だった70歳の仏教系住民男性を射殺しバイクで逃走中だった2人組の男が、付近で警戒作業中に事件発生の知らせを受け追跡中だった軍関係者と銃撃戦の末に2人とも死亡するという事件が発生した。尚、銃撃戦による軍側の人的な被害は確認されていない。

 その後の調べで、死亡した2人は、現場周辺に住む28歳(報道により27)と20歳のイスラム系の男で、RKKの地域幹部と見られる28歳の男は、50万バーツの懸賞金が掛けられ当局側に身柄を追われていた事が明らかになっている。

 内、報道により4人組との間で銃撃戦になり、内RKK幹部を含む2人を射殺し、残りの2人は逃走したと報じるものもある。

 一方、パッターニー県コークポー郡内では、19日8:30過ぎ、集中摘発作業中だった軍・警察の合同チームと人数不明の一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側1人が死亡し、軍関係者3人が負傷を負った。また、一部報道は、一味側1人の身柄を拘束したと伝えている。

 また、ナラーティワート県ランゲ郡内では、18日15:00前、41歳のイスラム系住民男性が何者かに射殺された。
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2008年03月19日

サマック首相、仏教・回教系とは無関係の6つのグループが南部情勢に関与

 サマック首相兼防衛大臣は18日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な情勢に関与しているグループの正体を既に把握している事を明らかにした上で、チャルゥム内務大臣に対して現地に入り問題解決に向けた情報収集を急ぐよう指示した事を明らかにした。

 尚、6つのグループの詳細に関しては、宗教とは無縁な仏教系やイスラム系のタイ人ではないグループであると語るに留め、詳細は明らかにされなかったが、内2つのグループは、スイス国内に移動し、タイ政府に対して直接協議の席に着くよう要求している事を明らかにした。
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ヤッラーでモスクに向け手榴弾、礼拝中の住民2人が負傷

 18日5:30過ぎ、ヤッラー県県都内ユポー地区内で、小型トラックに乗った人数不明の一味がモスクに向け手榴弾と見られる爆発物を投げ入れ、モスク内で礼拝中だった73歳と53歳のイスラム系住民男性が負傷を負うという事件が発生した。

 爆発物が投げ込まれと当時、約15人の住民がモスク内で礼拝中だった。

 一方、ナラーティワート県ルゥーソ郡内では、18日早朝、集中摘発作業中だった軍と警察の合同チームと、RKK関係者と見られる3人組の男との間で、約5分間に渡る銃撃戦が発生し、3人組の内の1人が銃撃戦により死亡し、1人の身柄が拘束された。

 また、18日昼前には、同県ランゲ郡内のモスク前の路上で住民2人が何者かに銃撃され死亡するという事件が発生しているが、同日昼過ぎまでに確認できた報道では、被害者の氏名や性別、事件の発生状況等に関しては報じられていない。
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2008年03月18日

ヤッラーで爆破、子供7人を含む8人が負傷

 17日昼前、ヤッラー県バンナンサター郡タリンチャン地区内の路上で、警戒作業中だった軍関係車両の通過に会わせ、路上脇に駐車してあったバイクに仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者1人及びバイクが駐車してあった地点に隣接した民家内でテレビを視聴中だった子供7人が負傷を負った。

 また、先立つ同日早朝、ヤッハー郡内で、店舗内で商い中だった55歳の雑貨店オーナーの男性(イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負い、同日9:00前には、同県ラーマン郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が、タムボン行政機構評議会議長の男性(40)が運転する車に向け銃を乱射し、何れもイスラム教徒の議長及び同乗していた郡庁所属の建築技術者の男性(28)が死亡した。
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2008年03月17日

ナラーティワートのライブハウスで爆破、3人が重傷

 16日夜半、ナラーティワート県県都内にある、プゥア・チーウィット(Song for Life)系のライブハウス店内にある植木の下付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、店のオーナーや客5人が重傷を負った。時限発火式の爆発物が使用されたと見られる。

 先立つ18:30過ぎには、同県インゴー郡内で、武装した不審な集団を目撃したとの通報を受け現場に急行中だったレンジャー部隊関係者と人数不明の一味との間で、約15分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側と見られる不審な男の身柄が拘束された。この銃撃戦によるレンジャー部隊側の人的な被害は無かった。

 また、同県ヂョアイローン郡内では、16日12:00前、バイクの2人乗りで路上を走行中だった、25歳と27歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され、2人とも重傷を負った。

 ヤッラー県県都内では、16日18:00過ぎ、ゴム農園内での作業を終え帰宅の為にバイクの2人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され、夫(50、報道により53)が重傷を負い、妻は難を逃れた。

 また、前日昼過ぎ、同県県都内中心部で、破壊活動目的で搬送中だった爆発物が爆発し、車を運転中だった20歳の男が死亡した事件に絡んで、これまでの調べで、搬送中だった15Kg重量の爆発物2発の内、1発が搬送中に爆発した事が確認された。

 死亡した男は、現在当局から指名手配されている、同県ターントー郡内に拠点を置く分離主義組織の爆発物担当幹部の弟で、搬送中だった爆発物は、中心部にある有名ホテルをターゲットにした破壊活動実行の為に搬送中だったと見られる。

 一方、パッターニー県サーイブリー郡内では、16日未明、学校が放火され、消火作業にあたっていた消防隊員や自警組織員7人が風に煽られた火により負傷を負い、内消防隊員1人が搬送先の病院で死亡した。

 同郡内では16日未明から早朝にかけて、公衆電話が放火されたり、燃えたタイヤが路上に放置された他、複数の幹線上で切り倒された立木の放置や鋲の撒布が行われたり、爆発物に見せかけた不審物が路上に放置されるなどした。

 また、同県コークポー郡内では、16日夕方過ぎ バイクの2人乗りで路上を走行中だったと見られる住民が、何者かに銃撃され2人とも重傷を負うという事件が発生しているが、被害にあった住民の氏名や性別等に関しては報じられていない。
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2008年03月16日

パッターニーのホテル内外3ヶ所で連続爆破が発生し2人が死亡、負傷者多数

 15日20:00前(報道により18:30頃とするものもある)、パッターニー県県都内中心部にあるCSパッターニー・ホテル内・外3ヶ所で連続して爆発が発生し、初期報道段階で2人が死亡し、15人前後が負傷を負った。負傷者には2人前後の子供も含まれている模様で、また、死亡者1人とする報道もある。

 CSパッターニー・ホテルは、現任命制選出上院議員のアヌサート・スワンナモンコン氏と県行政機構評議会議員でネーション社、デイリーニュース社及びTPBSの特約レポーターでもあるムハンマド・パーレース・ローハサン氏がオーナーの、地域有数の名門ホテルと知られ、この爆発により、両名のオーナーも負傷を負った模様。但し、報道によりアヌサート氏のみが軽傷を負ったとするものと、両名のオーナーとも重傷を負ったとするものがある。

 タイ時間15日22:00迄に確認できた報道によると、爆発はホテル内にある2ヶ所のトイレ内で小爆発が発生した後に、駐車場に駐車してあった国境警備警察隊関係者の車両に仕掛けられていた爆発物が爆発したと見られるが、報道によりホテル内で大規模な爆発が発生した後に、トイレ2ヶ所で小爆発が発生したとするものと、ホテル内のトイレで小爆発が発生した後に、駐車場に止めてあった国境警備警察隊関係者の車両等、ホテル外2ヶ所で大規模な爆発が発生したとするものもある。
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走行中の車が爆発、搬送途上だった爆発物が誤って起爆か?

 15日15:00前、ヤッラー県県都内中心部で、学校の正面付近を走行中だった車から爆発が発生し、運転していた20歳のイスラム系の男性が死亡した。

 警察側は、破壊活動目的で男性が搬送中だった爆発物が、何らかの拍子で爆発した可能性が高いと見て捜査を開始した。

 また、県都内中心部では、13日朝、郡長公邸に隣接する税務所長公邸前で、バイクに乗った2人組が投げ込んだ爆発物が爆発するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 更に、同日1:00過ぎには、同じく県都内中心部で、軍関係者同士の撃ち合いで、22歳の技工兵が負傷を負うという事件が発生したが、パブ内で発生した酒の上での喧嘩が原因と見られ、南部情勢とは無関係と見られる。

 一方、ナラーティワート県スンガイパーディー郡内では、13日夕方過ぎ、5歳の息子を乗せバイクで路上を走行中だった32歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され、男性が死亡し、息子が重傷を負うという事件が、また、12日深夜には、同県バーヂョ郡内で、43歳のイスラム系住民男性が、家に押し入った何者かに銃撃され死亡した。男性は、事件発生前に、11日に発生した襲撃事件で重傷を負い、その後搬送先の病院で死亡した副村長の葬儀に出席していた。
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2008年03月13日

職員送迎車両に向け銃乱射、5人が死傷 パッターニーで

 12日夕方過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡内で、人数不明の一味が工場職員の送迎用車両に向け銃を乱射し、車内にいた 54歳の男性が死亡し、運転手の男性1人及び女性3人が負傷を負った。死亡した男性に銃弾を受けた跡が無いことから、ショック死と見られる。

 また、同県内では、同日夕方過ぎ、サーイブリー郡とガポー郡との間にかけられた橋の袂付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は確認されなかった。

 一方、ヤッラー県ベートン郡の警察当局は、12日昼前、幹線を通行中だったバンコク・ナンバーの乗用車の中からライフル銃1丁及び銃弾約100発を発見、押収し、車内にいた2人のイスラム系住民の男の身柄を拘束した。

 警察側は、非公然分離主義組織BRNの設立記念日とされる13日を中心とした破壊活動の実行の為に、銃器類を搬送している途上だったと見て捜査を開始した。
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